映画についてのひとりごと 過去投稿2

最近、『戦場のピアニスト』のブルーレイを購入しました。
この映画は、10年以上前、映画館で観たときには
全くいい映画とは思えませんでした。
そのとき、ネット上で酷評したことを覚えています。

しかし、時を経て観てみると、やはりいい映画ですね。
ただ、『ライフ イズ ビューティフル』のような感動を期待していた私には
主人公に『意志』がなくただ逃げ回っているだけのようにしか思えず
その点では物足りない感はまだ否めませんが。

 

アカデミー賞作品賞に輝いた『それでも夜は明ける』にしても
どうしても題材から『ショーシャンクの空に』と比較してしまいます。

それでも夜は明ける』に感動が薄いのは
やはり主人公に明確な『意志』を感じることが出来ないからと思えます。

もっと極論を言えば
2000年以降、映画は不毛の時代を迎えたのではないかと思えるほどです。
ひょっとすると1990年代が映画の一つのピークだったのではないでしょうか。

 

先週に放送された『天皇の料理番』で
黒木華という女優さんの演技がとんでもなく素晴らしかったので
早速、映画『小さいおうち』を購入しました。
今日観るつもりです。
この人は、宮崎あおい蒼井優をはるかに超える逸材となるでしょうね。
誰かが『文学的な香りがする』と言ったそうですが、
確かにそうですね。