映画についてのひとりごと 過去投稿5

Masaさん、こんばんは。

テレビドラマでは『王様のレストラン』は最高峰だと思っています。
感動するツボも音楽も笑いの感性も、すべてが完璧ですね。


そしてこのドラマには、事業経営や商売に必要なものがてんこもりに盛り込まれています。
三谷幸喜は、初期の作品になればなるほどいいですね。
最近の三谷映画は『ステキな金縛り』や『清州会議』を映画館で観ましたが
全然ダメですね。お金をかけているのは初期作品の比ではないのですが。

 

映画では何故か、初期作品または処女作品が最高峰で
それからどんどんレベルが落ちる例が多いです。
シャマラン監督も『シックスセンス』は本当に名作でしたが
それから出す作品出す作品、レベルがどんどん落ちています。
ダラボン監督も『ショーシャンクの空に』の後は、『マジェスティック
グリーンマイル』まではまだよかったのですが
最近の作品はがっかりするレベルです。
天才キューブリックも最後の作品は駄作でした。

 

なぜでしょうか。音楽家は晩年になればなるほど名作を生んでるのに
また小説家も晩年に代表作を書くことが多いのに
映画監督だけは、その逆ですね。
ただ、クリント・イーストウッド監督は出す作品すべて傑作です。
これは凄いことです。

 

しかし、私は、2001年を境に映画は不毛の時代になったのではないか、そしてその原因は911にあるのではないかという仮説を持っています。
1990年代の作品群と2001年以降の作品群には
明らかに大きな差があるような気がするのです。