映画についてのひとりごと 25

ひなさん、こんにちは。

クリント・イーストウッド監督の『ミリオンダラー・ベイビー』ですね。傑作です。
ところで、面白いもので、私には、「名作だけど嫌い」あるいは「駄作だけど好き」という作品が存在します。
名作だけど嫌いな作品の代表は『ミスティック・リバー』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』です。
駄作あるいはB級だけど好きな作品は『勝利への脱出』で、実は今まで最も泣いたのはこの映画かもしれません。
最後、群集がフランス国歌を合唱するシーン、そして競技場になだれ込むシーンでなぜか泣けます。大勢の人が歓喜に至るというのが私のツボなのだと思います。なかなかそういう映画がないのですが。

 

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旧約聖書はなかなか馴染めませんが、いまはディスクで『天地創造』や『十戒』などの旧約ものも出ていますので、結構楽しんで観ます。

イエス・キリストは歴史の紀元となる凄い人ですが、どうも納得がいかない箇所も時々あります。
キリストが外を歩いていたとき、喉が渇いたのですが、周りに水はなく、遠くに果物のなる木がありました。(確かイチジクの木でしたか。)果物を食べて喉を潤そうとその木まで行くのですが、その果物のなる季節でなかったため果物はありませんでした。キリストは怒ってその木を枯らせてしまします。
このエピソードはどう解釈すればいいのかわかりません(笑)

 

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>>個人的には、旧弊たるユダヤ教徒らは何ら実りをうまず(イエスを殺害させ)、そのために亡国の民となることを暗示するために挿入されたエピソードかとおもってます>>

おお、これは凄い解釈ですね。
私にはどう考えても解釈できませんでした。
果実のなる季節でもないのに果実をつけてなかったと言って枯らすなんて・・
それなら実がなる季節でない木はすべて枯らさなければいけなくなります。
なるほど、寓話として捉える解釈がありましたか。
凄い深読みですね。

 

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釈迦族の人たちの前世は、大きな池のある村人だったという前世譚でしたか。
釈尊の前世であるその村の少年は池の魚を食べなかったけど
魚の頭を叩いたので、釈迦族が滅びるときに頭痛がしたんでしたっけ。

インドに行かれたことがあるのですね。
私は仏教に興味あるので、インドには惹かれます。
まだ一度も行ったことがないのでいつか行きたいのですが。

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ガンジー』はディスク持っていますが
ガンジーヒンドゥー教イスラム教の融和を推し進めたのですが
同じヒンドゥー教原理主義者に暗殺されてしまいました。
宗教は恐ろしいですね。
ひょっとすると宗教はないほうが世界は平和だったのかもしれませんね。

大川なんとかさんの映画は観たことがありません(笑)

 

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ひなさん、こんにちは。

グラン・トリノ』私も大好きな映画ですが
エンディングロールというと、グラントリノで街を走っているシーンですか?
あの映画ではグラントリノは古き良きアメリカの象徴だと思います。
もっとあからさまに言えば、日本や中国などのアジア系とは力の差が格段にあったときのアメリカの象徴なのだと思います。
息子は確かトヨタの販売店に勤めているのですよね。
また、隣に中国系の住民が引っ越してきたときの嫌な表情。
イーストウッドが玄関先で愛犬を撫でていた時に
新しく引っ越してきたアジア系の女性が
「何かできることがあったら言ってくださいね。」というと
「ひとつある。この犬を食べないでほしい。」と言ったのには笑いました。
最後は身を捨てて守るんですが。
いい映画です。

 

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『セブンイヤーズ・イン・チベット』は
私は好きな作品です。
ブラピも若いですし
幼少のときのダライラマとの交流はほのぼのしてました。
中国のチベット侵攻ありさまがこの映画でわかりましたし。

 

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ロバート・レッドフォード監督の作品では
『リバー・ランズ・スルー・イット』がよかったですよ。

本当に若いブラピが出演してます。
その大自然を眺めるだけで癒されます。

 

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天皇の料理番』は最近では一番よかったテレビドラマですね。
特に、終わりの3話、関東大震災、奥さんが亡くなる回、最終回は
涙腺が崩壊するような話です。
期待してなかったドラマなので、パリ修業時代とか見逃しています。
11月にBOXが出るようなので買います。

王様のレストラン』はテレビドラマでは一番好きです。
しかし、もう一つ上の別格なドラマがあって
それは『坂の上の雲』ですね。
特に1年目の第1部は、正岡子規の家族のシーンなど泣けました。
明治を楽天家の時代、夢を持つ少年の時代と捉えています。
音楽も最高でした。

 

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ネタバレを恐れずに言いますと(笑)、後半の回で
パリ時代の回想シーンがあります。
名シェフが『料理は音楽だ』というシーン。
私はこれをどうしても見たいので、BOXは高いのですが
買おうとは思っているんです。

黒木華の演技はこのドラマ、凄いですよ。
ベルリン国際映画祭銀熊賞取った『小さいおうち』の演技より
遥かに神がかっていました。

 

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coohさん、こんにちは。

チェンジリング』いいですね。ディスク持っています。
実話ですよね。
母親が、「犯人から逃げることができた」というかすかな望みに人生をかける姿は心打ちます。

天皇の料理番』、おっしゃるように最終話は長い日時を1話に詰め込んでいます。
これについては、私はある仮説を持っています。
このドラマの真の主役、控えめに言うと陰の主役は奥さんだったのではないかと。
最終話は、奥さんが天国から夫を見守り、鈴の音によって夫を救っている姿を描きたかったのではないかと。
ですから、陰の主役がいない話は1話に凝縮したのかなと思っています。
私の仮説に過ぎませんが、このドラマのテーマは夫婦愛や人間の優しさでしょうから。

 

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『過ぎし日のセレナーデ』というドラマは
観たことがありませんでした。
一人の人の人生を変えるほどの作品であれば、
ぜひとも観たいものです。
2クールにわたって放映されたドラマのようで
その点でも相当な力作のようですね。
ありがとうございます。