映画についてのひとりごと 32

『死活の書』
すべてうまくいって有頂天になった人が、坂道を転がり落ちるように転落していくことを見たことはありませんか。
やることなすことうまくいかずどん底まで落ちた人が奇跡の復活を果たしたのを見たことはありませんか。

世の中にもてはやされている言葉に『プラス思考』があります。
しかし、『プラス思考』ではどうしても説明がつかないことがあります。
プラス思考の考え方では、うまくいっている人は『うまくいく』と考え続けますから
ずっとうまくいくはずです。

しかし、実際はそうではないです。
日本の現代史を見ても
数々の戦争にすべて勝ってきて有頂天だった日本は太平洋戦争で惨敗
無条件降伏というどん底を味わいます。
しかし、そのどん底から奇跡の復活を遂げ、高度成長を経て
ジャパン・アズ・ナンバーワンと有頂天になりバブルへ。
しかしそのバブルははじけ、平成大不況、失われた20年というどん底に落ちます。

有頂天になった者はどん底に落ちる、、、
この事例はごまんとあります。

 

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有頂天になった者がどん底に落ちるという事例は
周囲でも多く見ますし、世界を見渡しても多く見られます。

例えば2012年の韓国。
日本は長期不況に苦しんでいた上に2011年の東日本大震災に見舞われました。
韓国はサムスンなどを筆頭に世界で日本企業を圧倒していっていました。
韓流ブームに日本もアジアも沸いていました。
大統領は竹島上陸しました。
まさに有頂天の極みでした。
そして今の状況。
やることなすことすべてうまくいっていたときから、
やることなすことすべてうまくいかない状況に一変しました。

『死活の書』の言う通り
個人を見ても、世界を見ても、歴史を見ても
当てはまります。

しかし、実は、ずっとうまくいく人もいます。
実際、引き寄せの法則によって、どんどんいいことばかりを引き寄せる人もいます。
その違いは何でしょうか。
『死活の書』と『引き寄せの法則』は全く真逆のように見えます。
しかし、私の中では矛盾なく統一されています。

 

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仏陀が言いたかったことは世界のどこにも伝わっていないのではないかと、あまりにも大それたことを書きました。
世界の、というのは、上座部仏教大乗仏教、新興仏教、すべて、ということです。

上座部仏教も、テーラワーダ仏教協会などの著作など読みましたし
原始仏教を研究している学者の著作も読みました。

しかし、どの本を見ても、四諦も十二縁起も解読できていないのです。
特に十二縁起を解読できた本を私は知りません。
ただ、十二の言葉をバラバラに逐語訳しているだけです。

ひょっとすると、人類は2500年間、仏陀の真意をわからないまま来たのではないかと
それこそあまりにも大それたことを考えているのですが
とりあえず聞き逃しておいてください。

 

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うまくいっている人でも
引き寄せの法則によりますますいいことだけを引き寄せる人もいれば
『死活の書』のように、有頂天になった途端坂道を転げ落ちる人もいます。

どん底の人でも、ますます悪いことだけを引き寄せる人もいますし
『死活の書』のように、死ぬものと覚悟した途端、奇跡の復活を遂げる人もいます。

大変興味深い現象ですね。
どう違うのでしょうか。

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小さな新書版の中古本に7000円ものお金を払うというのは
凄いことです。
是非、読んだ後の感想を聞かせてください。

アマゾンの書評にも書いてありましたが、あまり評判のよくない五島勉ですが
この本は読んで損はないと思います。
できれば定価で買えればいいのですが。

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平家、織田、豊臣、どれも一代で露のように消えました。
この人たちと徳川はどう違うのでしょうか。

何か明らかな違いがあるような気がします。

また、人生のどん底にあるとき、『死活の書』に書かれてあることは
大きな希望をもたらすと思います。

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『死活の書』、いまアマゾンを見ましたら
中古本8冊にまで減っています。
昨日、今日で注文した方が多いということでしょうか。
たしか今日の昼には残数2ケタだったような気がしましたが。

定価であればいいんですが、たぶん定価の10倍くらいでしょうから
ちょっと薦めたことに責任感じます。

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その本との出会いがいい出会いであればいいですね。
本とか映画とか音楽などとの出会いは貴重なものと思っています。

いま、いろいろな作曲家の全集CDを車に置いて
運転のときにどんどん聴いています。
世間で人気のない曲でも、自分にとって素晴らしい名曲があるかもしれないので。
実際、マーラーの中で最も人気がなく評価も低い曲は交響曲第7番で
そういう先入観で敬遠していましたが
聴いた途端感動して、いまでは古今東西の音楽の中で最も好きな曲は
マーラー交響曲第7番第5楽章です。
あのまま先入観で聴かなかったら、人生、大損をしてました。
ですから、自分に合う、隠れた名曲があるかもしれないと思って
いろいろな全集を聴いています。

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いえいえ、私などより知識も能力もある人はごまんといます。
しかし、どうであれ、自分を受け入れるだけです。

『すいか』にこういうセリフがあります。
教授「あなた、この世にそんな女がいるなんて信じられないって思いましたね今」
基子「はい」
教授「それは違います。いろいろいていいんです」
基子「私みたいなもんも、いていいんですかね?」
教授「いてよし」

これから先、どうなろうと『いてよし』ですね。

 

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そうですね。
現実問題としては、家康の健康に対する執念、そして長寿は外せない要因でしょうね。

ただ、『死活の書』から見た場合
次のような家康のエピソードに注目します。

家康は三方が原で武田信玄と対戦しますが惨敗、命からがら城に逃げ帰ります。
そこで絵師に依頼し、その無様な姿を描かせます。
そして、その後、その絵を見返しては、自らの戒めにしたということです。

 

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まりさん、こんばんは。

ユダヤの商法』昔読みました。いい本でした。
78対22の法則は、良く会議で話したりします。

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まりさん
78対22、あるいは80対20の法則は
本当に人生に役立つ法則ですね。
すべてにおいて、上位20%が全体の80%を占めるんですね。
ですから、上位の20%に80%の力を投入する、
残りの80%に対しては20%の力を投入するようにすれば
効果は最大になります。
仕事にしても、全商品の上位20%が売上の80%を占めます。
ですから、上位の20%の品目に80%の労力を注ぎ込むと最大の効果です。

ある人が、家を建てる時に、この法則を応用して
家族がいる場所について調べたところ、
80%の時間を過ごす20%の面積の部分(リビングなど)に多くの費用を割り当て
ほとんど使わない応接間などを大幅に削減して、とても快適だとか。

応用すれば、いろいろ使えそうな法則ですね。

まりさんも、マーラーお好きでしたか。
それはうれしい限りです。

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仏陀の直説に最も近いのはスッタニパータですが
それ以外の仏典には既に変形が見られます。
阿含経などの原始仏典だからといって
仏陀の教説そのままというものは少ないでしょう。

東南アジアの上座部仏教においても、
僧侶は戒律をひたすら守り、在家は僧侶にお布施することで功徳を得るという形です。
しかし、仏陀はスッタニパータにおいて『私は戒律によって清らかになるとは説かない』と言っています。

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そうですね。
今手元に『死活の書』がないので確かではないのですが
『柔』という歌の歌詞のことが出ていたと思います。

『勝つと思うな 思えば負けよ 負けてもともと』という歌詞です。
負けてもともと、というのは、つまり自分をゼロにするということです。
ここに最大の秘訣があるのかもしれません。

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引き寄せの法則』は全巻読んでいますし
エスターの講演DVDも全部持っていますよ。
引き寄せの法則は非常に強力な法則です。
私はこの法則によって目標達成することができたと思っています。

ぜひ、この法則を体得してください。
人生が変わると思います。

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ディスクの表裏に収録されてるのって間違うことありますね。
私は『ベン・ハー』を間違って裏から見てて
『筋のわかりにくい映画だ』と思ったことがあります(笑)

『スティーブンキングは何故キューブリック版シャイニングに激怒したのか?』
これがお題でしたが、テレビ版見ると、『これは激怒しても仕方ないな』と
わかりますよね。
ティーブンキングの一番の主題を全くないがしろにしてますから。

昨日も『すいか』見ました。
最終回、泣けました。
前に見たよりより一層感慨深いものがあります。
ひょっとすると、私の中のテレビドラマ1位は『王様のレストラン』ではなく
『すいか』かもしれません。

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お疲れ様です。

『すいか』ばかり見たくなる相場が連日続きますね(笑)

そろそろ買ってある新しいディスクも見なくてはいけないので
相場の雰囲気も変わってほしいところです。

夏が過ぎるときには、いつも『少年時代』のDVDを観るのですが
半年前に人に貸したまま返ってきてないので
今年は観てないです(笑)

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『シャイニング』観ていただいてありがとうございます。
キューブリック版は、映画としては本当に名作です。
さすが天才ですね。
私もオープニングのところが好きです。
雄大な山を車が走っているだけなのに、怖いです(笑)
ホラー映画でこれほど何度も観た作品は他にはありません。

しかし、おっしゃるように、スティーブンキングは
シャイニング=輝き=超能力、霊感をテーマに描きたかったのですから
キューブリックの、狂気をテーマとした作品には激怒するのも当たり前ですね。
父親は、最後、自分を犠牲にして家族を守ります。
そしてずっと家族を見守っています。

これはもう全く別の作品として、どちらも楽しむものですね。
どちらもとても面白いです。

 

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株における私の目標は
自分の会社を株によって無借金経営にすることでした。
それは去年末に達成しましたので、いつ株をやめてもいいのです。
株は知的なゲームなので、面白くて仕方ないのですが
しかし、自分には研究したものを自費出版するという夢があり
それをライフワークと考えていますので
株ばかりに夢中になると遅々として進まなくなるのです。

自分のやり方が他の人に役立つかどうかはわかりませんが
希望者が一人でもいれば、パスワード付の掲示板を作って
それを伝えてからやめようとは思っています。

 

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そうですね。『シックスセンス』や『アザーズ』とかぶるようなどんでん返しですね。

私としては、朝が来たと思って戸を開けたら真夜中だったという『牡丹灯籠』の怖さが思い出されます(笑)
隙間から光が差し込んできて鳥たちがチュンチュン鳴き出して、てっきり朝と思い込んだ主人公の気持ちがよくわかりました(笑)

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『サイコ』ファンであれば
映画『ヒッチコック』(2013年公開)は面白く観ることができるかもしれません。
まさに『サイコ』ができる舞台裏を描いた作品です。

周囲の大反対を押し切って『サイコ』を作ろうとしたヒッチコックですが
散々な悪評などに見舞われます。
私はヒッチコックファンではないのでまあまあな作品ですが。

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上杉謙信が女性だったという説は唱えられたことがありますね。

濃姫は、小説で有名人になりましたが、全く謎の人物らしいです。
ほとんど文献がないとか。
最近の大河ドラマで、本能寺で濃姫と信長が亡くなったシーンがありましたが
濃姫はどこで亡くなったのかもわかっていません。
ですからふつうは本能寺には濃姫は出てきませんね。

 

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そうなんです。
正室かどうかさえ怪しいんです。
正室であれば、天下人の正室ですから
文献があって当然なんですが、全くないらしいです。
というか、実は名前さえわかっていないらしいです。
濃姫というのは美濃から来た姫というニックネームみたいなもので
本名もわからないらしいです。
不思議ですね。

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奈良市も好きですが
奈良時代のあの茫洋とした春のような雰囲気が好きですね。
(雰囲気は自分が勝手に想像しているだけですが)

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斎藤道三、面白い人物ですね。
あれだけの才能はひょっとすると日本の歴史上でも
ほとんどないように思います。
楽市楽座織田信長の考案ではなく、斎藤道三の真似ですね。

斎藤道三が小大名の家にでも生まれていれば
確実に天下を取ったでしょう。

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面白そうな銘柄ですね。
私が買うときの条件の一つに
『オンリーワンであること』があります。
オンリーワン技術は持っていますか?
『参入障壁が高いこと』も条件の一つです

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びっくりするでしょう?
死活の書と引き寄せの法則、真逆ですよね。
これはなかなか本質的な部分があり、できればキーワード付掲示板で説明したい気がします。
ここで説明できる範囲であれば、明日以降に書きたいと思います。
祝詞についても同様です。

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そうですね。
高杉晋作は、自らの内でたぎっていたものを持て余していました。
吉田松陰に出会って方向性を与えられなかったら
放蕩児でこの世を終えたでしょう。
あるいは詩人になったかもしれません。

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その映画テレビか何かで観たことがあります。。
たしか、『RONIN』とかいう映画ですよね。
高杉晋作が悪役になっていたような気がします。
長州藩に金をせびっては遊びまくってるように描かれていました。

龍馬伝』の武田鉄矢勝海舟はよくなかったですね。
全くあんな野暮ったい人じゃなかったので。

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映画は短い4,5行くらいのあらすじを読むだけでフィーリングで決めますよ。
私は、俳優、女優や監督あたりでは選ばないです。
ジャンルというか、感動もの中心です。
泣けた、というような言葉に弱いです。
全米が泣いたりすると特に(笑)

アクションやSFは少ないような気がします。
ごまちゃんは好きな俳優は誰ですか?

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全米が泣いた、、で選ぶというのは冗談です。
そのコピーの映画は観たことがない気がします(笑)
でも、感動した映画ベスト100とかの特集はよく読みます。
感動したいんです(笑)
絶対感動するという映画があれば教えてくださいね。

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前にも書きましたが、私の投資基準は次のようなものです。

①相場の大テーマであること、または今後相場の中心になるであろうテーマであること。
②そのテーマの中核銘柄であること。
③国策であること。
④オンリーワンであること。
⑤参入障壁が高いこと。
時価総額が小さいこと。
⑦今後、業績が飛躍的に伸びる可能性があること。

もし、皆さんの選ばれた銘柄がとてもよい銘柄であっても
ずっと株価が低迷したままという場合は
上記の①②③を満たしているかを考えてください。
株式市場はテーマで動きます。
ですから、私は、来ているテーマまたは近く来るテーマであることを最重要に考えます。

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新しくスレッドに来られる方、
全く初めて掲示板に書き込みするという方であれば仕方ないですが
もしそういう方であれば『ネットの掲示板に書き込むのは今日が初めてです』と
言ってください。
でないと、全く投稿履歴のないアカウントで書き込みされるのは何故か考えてしまいます。
投稿履歴を削除される人を私は信用しません。

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皆さん、おはようございます。

訪れる方が多くなってます。
私も本業を持っていますので、できるときにはまとめてレスしますが
遅れるときもあることはご了承ください。
ただ、初めての方は基本的に投稿履歴のあるアカウントでお越しください。
履歴は将棋の棋譜のようなもので、その人の考え方を知る目安となりますから。
ここが初めての方で昨日以前に投稿履歴のない方へは、レスが後回しになることがあるかもしれません。

 

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プラトーンさん、こんにちは。

オリバーストーン監督と言えば
よくアメリカ大統領の映画、例えばニクソンとかも撮ってる人ですね。

私は『JFK』が大好きです。
ケビン・コスナーが最もかっこよかった時ですね。

年300作観るとは、相当な映画好きですね。
フルメタルジャケットはディスク持っていますが
私もあまり好きな作品ではありません。
ただ、一部にはこれが代表作だと主張する人もいてびっくりですが。

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私はいつも思うのですが
日常生活でのお金の単位からすると
株式投資で動かすお金はとんでもなく大きいものです。
それなのに、皆さん、あまりにも安易に株を買っているのです。

誰か当たっていそうな人をお気に入りに入れて
その人が買う銘柄を調べもせずに買う人がいかに多いか。
それで勝てるほど株は甘くはありません。
私は、人生を変えてくれた株式市場には本当に感謝しています。
ですから、私に伝えられるものがあるとすれば
全部伝えていきたいと思っています。
このスレッドから、人生の目標を達成できる人がたくさん出ればいいなと
思っています。

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ショーシャンクの空に』では、『Get busy living, or get busy dying.』が一つのキーワードになっています。
字幕では、『必死に生きるか、必死に死ぬか』となっています。
しかし、この訳語はどうも適切でないと思います。
必死に生きる、というのはよくわかりますが
必死に死ぬ、という言葉は日本語として成り立たない。
うろ覚えですが原作か何かの訳は『生きるのにとりかかるか、死ぬのにとりかかるか』だったかと思います。
このほうがまだわかりやすいですが、どうもピンと来ません。

私は勝手に『生に向かうか、死に向かうか』と訳しています。
人間は気づかないうちに、毎瞬毎瞬、生に向かうか死に向かうかの選択をしています。
いまの環境は毎瞬の選択の結果そのものです。
出所後のレッドは完全に死に向かう想念の流れに流されていました。
約束、希望、により、生に向かいます。

ここに集まる皆さんは本当に素晴らしいです。皆さん、深く掘り下げる才能に溢れています。感謝です。

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株式市場のテーマを予測する上で
最も大事なのは、国策かどうかです。
国がどれほど力を入れているか、本気か、です。

これによってテーマの大きさを測ります。

いっしょに頑張ってカリナン原石を見つけましょう。

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3年寝太郎は、3年間寝てばかりいましたが
ある時ふと起き上がって、わらじを編みはじめ
佐渡に渡って大金を手にします。
そして郷里に帰って灌漑事業をし村人を救います。
寝太郎は怠け者とバカにされていましたが
実はずっと世の中を救おうと考えていたというお話です。

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映画愛好者にとって困った問題が
字幕の誤訳、変てこ訳です。
最初見た時には
『必死に生きるか、必死に死ぬか』という言葉が
全く心に響きませんでした。
原作の訳もピンと来ませんでした。
しかし、自分なりに、『Get busy living, or get busy dying.』を
『生に向かうか、死に向かうか』と訳したときにすべてしっくりとしました。

絶望のどん底でアンディが、『Get busy living, or get busy dying.』と言います。
この意味は『人生はすべて生に向かうか死に向かうか、だ。私は生に向かっていく。』という決意表明ですね。
レッドもブルックスと同じあの部屋で、『Get busy living, or get busy dying.』と言います。同じく『私は生に向かっていく』という決意表明です。
死に向かったブルックス、生に向かったレッド、同じ部屋にすることで2つを対比しています。

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一つだけアドバイスできるとすれば
他人が勧める株など絶対に買うな、ということです。
顔も名前も知らない者が勧めた銘柄を買えば大損します。
これは保証します。

どのような釣り人でも釣った魚は既に死んでいます。
もし、成功したければ、釣った魚を取ろうとするのではなく
どうすれば釣るのがうまくなるかを考えるべきです。

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銘柄を決める場合に何より大事なのは
自分の感覚ですね。
ワクワクする銘柄を選びたいものです。

しかし、『自分の感覚で選べ』となると
これはまた失敗します。
なぜなら、人間の感覚ほどぐじゃぐじゃなものはないからです。
その気分、感覚がどこから来ているのか、
ただの、世に氾濫する情報や煽りに押し流されていることが圧倒的に多いのです。

ですから、頭脳でいろいろ分析することは非常に重要です。
分析しつくしたときに、ワクワクできたらそれは本物でしょう。

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『死活の書』7000円もする中古本を買われるとは
熱心な方のようですね。

『死活の書』の説明として、禅の本に役立つエピソードがあるので紹介しましょう。
紀野一義『禅 現代に生きるもの』という本の中に書かれています。

A氏とB氏の俳句を通じた交遊は二十年に及んでいた。
そのB氏が事業に失敗し、万事休してA氏に金策を頼んだ。
「大金です。私の手もとにそれだけの金は遊んでいません。困りましたね」
と言ったきり、A氏は沈黙した。そしてしばらくして、
「明日九時にご足労願います。そのときご返事させていただきます」
と言った。
 翌日、B氏が通されたのは茶室で、床の間に一軸が掛けられている。
それが白隠の「南無地獄大菩薩」であった。
 心の底に毒気を浴びせかけるかのようで、うす気味が悪く、見たくない。
それでいてひきつけられる。
 B氏の心を占めている「破産」、「自殺」、それが「南無地獄大菩薩」と重なって、耐えがたい苦汁となって胃の腑を突き上げた。
 B氏はいつの間にか、「南無地獄大菩薩 南無地獄大菩薩」 と唱えていた。
「地獄を嫌うのは人間の情である。しかし、地獄を厭い避けようとすればするほど、地獄は盛大となり、頭のうえから覆いかぶさってくる。この厭わしい地獄に対してそのまま南無と帰命し、大菩薩と合掌礼拝したら一体どういうことになるのか」
 B氏はそのとき、今まで経験したことのないような一条の光を見出した。
 「逃げられるような地獄ならそれは地獄ではない。地獄というものは絶体に逃げられないのだ。逃げられないのなら、どこまでもその地獄を背負っていくほかはない。背負うのなら、南無地獄大菩薩、ありがたいご縁だ、とことんまで一緒に参りましょうと腹を据えるほかはない。そうだ、地獄の中で、自分の能力の限りを尽くして死ぬまでやるのだ」
 白隠の太い文字が、そう語りかけているように思われた。人の好意にすがって地獄を逃れようとしたおのれの甘さ、卑劣さにむしろ悲しみを覚えて、やっとB氏は落ちつきをとりもどした。
 地獄に体当たりをしようと決意したB氏は、金子(きんす)融通の件を改めて願い下げにしてA氏邸を辞去したのである。
 一幅の書の中に、これほどまで起死回生の力を打ち込んだ白隠禅師の禅定力に、わたしは怖れさえ覚えるのである。

以上です。

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『死活の書』の感想ありがとうございます。
もし、引き寄せの法則やプラス思考になじんでいたら
真逆な考えなので、驚くと思います。
この世を見渡しても
どん底に落ちた人が奇跡的に復活することもあれば
もっと悪いほうへ行ってしまう人もいます。
幸せの絶頂から転落する人もいますし
どんどんいいことばかり引き寄せる人もいます。
それでは、引き寄せの法則と死活の書はどちらが本当なのでしょうか。
これは非常に面白い課題です。

引き寄せの法則の本は5冊ありますが
1、引き寄せの法則の本質
2、お金と引き寄せの法則
の2冊が特にお勧めです。

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78対22の法則も人生を賢く生きる法則の一つで
必ず知っておいたほうがいいでしょう。
例えば、あなたのスマホに1000件の電話番号が登録されてたとして
その電話番号にかけたりかかったりする回数を調べてみてください。
上位220件の電話番号からかかったりかけたりする回数は
全体の78%となる、ということです。

カーペットの汚れの78%は22%の面積に集中します。

宇宙はなぜかこの比率で集中するみたいです。
これを会得すれば、お金の使い方も上手になるでしょう。

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こんばんは。
株で損したり儲けたりする金額を冷静に眺めてください。
1日に損したお金、儲けたお金を仕事で稼ごうとすれば
どれだけ働かなくてはいけないでしょうか。
ところが、人はあまりにも安易にいろいろな銘柄にお金を投入します。
買った理由とすれば、お気に入りに入れてる人が銘柄掲示板に投稿したとか
掲示板で知らない人が『1万円になる、3万円になる』と連呼してたとか
そのくらいのふわふわした理由で投資します。
これは必ず負けます。
なぜなら弱いお金だからです。
ふわふわとして投入したお金は弱く
命がけで投入したお金は強いものです。
額は関係ありません。
お金には意志を宿らせなければならないのに、みんなふわふわしている。
ですから、上位22%の人が市場の78%のお金をかっさらっていくのです。
22%の人だけが『意志』があるからです。