映画についてのひとりごと 56

輝かしい人生なんてとんでもなく、失敗だらけの人生ですよ。
しかし、思いのパターンを変えただけで状況が一変したということです。
才能でも経験でも知識でも努力でもなく、それだけですね。
人にはその人その人の思考パターンがあって習慣になっておりなかなか抜け出せないので
占いや予言が当たってしまうのですが、パターンを壊せば占いも外れるものです。

 

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確かに、真田丸、今のところ面白いですね。
ただ、ひとつだけ気になるのが、すべての登場人物が笑い担当になるのではないかという布陣です。
父も母も兄も姉も北条も上杉も徳川もすべてがボケ役になってしまうような気がして
やはり重鎮や真面目担当が要所要所に配置されなければ、とりとめのないドラマになってしまうかもと若干だけ心配です。
杞憂でしょうけど。
久しぶりに楽しい大河ドラマではありますね。
期待しましょう。

 

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思いのパターンを変えるのは確かに大変です。
長年、慣れ親しんできた想念の流れは激流みたいなものですから
その流れを変えるには、それ以上の激流を起こさなければならないので
しんどいものではありますね。
本や音楽や映画は、その点、日常生活の思考パターンからかけ離れていますから
それで埋めるのは有効でしょう。
日常に密着した本や音楽ではだめですけど

 

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武田勝頼は戦国最強の武田家を滅ぼしたとあって、無能な二代目みたいに描かれることが多かったのですが、『真田丸』で徳川家康本多正信が話していたように、武勇に秀でた武将でした。決して無能ではなく、平均以上だったと思います。
有能であった勝頼がなぜ戦国最強軍団を滅亡させてしまったのか、これは引き寄せの法則からすると大変示唆に富んだ問いかけのように思えます。
そういう視点で見ると歴史は面白いですね。
ただ、三谷幸喜が『真田丸』で描いた武田勝頼像は違いますね。
もし、あのような人物であったのなら、武田家を滅亡はさせてないでしょうね。

 

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大相撲、最近全く見てないですね。
やはり、日本人力士が活躍しなくなってからでしょうか、
興味がなくなりました。
日本の凄さは何でも『道』の哲学にまで高めることで
お花やお茶も道になっています。
相撲も相撲道と捉えず
強ければいい勝てばいいと捉える人が増えたことで
全く面白くなくなりました。
また、興味が湧くようにしてほしいものです。

 

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大河ドラマはほとんど見てますね。
というか、ほとんどテレビを見ないのですが
唯一大河ドラマだけは見るようにしてます。
他のテレビドラマは終わった後評判がいいものをレンタルで見ることが多いです。

真田丸』は真田幸村が主人公ですが、むしろ、真田一家を船または航海に見立てて描くとのことです。
それであれば、武田家の滅亡の瞬間から始めるのではなく、武田信玄が亡くなって勝頼が正式に跡目を相続したところから描いてほしかったですね。
勝頼は、跡目を相続してから連戦連勝で、織田や徳川軍を蹴散らかしたほどです。
そのとき、真田昌幸が大活躍するのですが、そこを描いてほしかったですね。
勝頼は無能に思われていますが、これを見ても非常に優れた武将でした。
優れた武将に戦国最強の軍団があって、なぜ滅びなければならなかったのか、非常に面白い題材です。
もう武田家は滅びてしまったので、これからは境遇が転々とするところですかね。
楽しみではありますね。

 

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そういえば、名優モーガン・フリーマンも主演男優賞は取ってませんでしたね。
ウーピー・ゴールドバーグ助演女優賞でしたね。
まだまだ、人種差別があるのでしょうか。
しかし、ハル・ベリーの『チョコレート』観ましたが
「この演技でアカデミー賞主演女優賞?」というのが正直な気持ちでした。

人種差別は絶対に悪いことですが、逆に黒人をある一定比率入れなければならないとするのも結局同じ目線ですから困ったものです。
オバマが大統領になった時には相当期待したのですが、そしてノーベル平和賞まで授与されたのですが、結局は、世界を大混乱に陥れてしまいました。
人種関係なく、才能のある人、実績のある人が授与されてほしいものです。

 

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今日は私は『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を観ました。
この映画は、私の言う2001年以降の映画不毛時代を代表するような作品でした。
世間の評価は高いようですが、私にとっては非常に後味の悪いものです。
自分が繰り出す言葉に酔ってるだけとしか見えない脚本で
好きな人はいるのでしょうが、私にとっては時間の無駄でした。

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ディカプリオは無冠の帝王ですね。
タイタニック』の時の役は非常に魅力的でしたね。
『人生はポーカーみたいなもの。配られたカードを楽しむ。』みたいなセリフがあったと思います(うろ覚えですが)。
ただ、最近は、癖のある役、詐欺師みたいな役が多く、それはそれで本当にはまっているのですが
人間愛を前面に押し出すような役になかなか恵まれないですね。
私も、この人の作品はよく観ているので、ぜひ取ってほしいところですが。

 

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この大寒波で台湾の方が多く亡くなられたというのはびっくりです。
たぶん、氷点下にはなっていないんじゃないかと思うのですが。
やはり、日ごろ暖かい地方は、それだけ寒さに対する免疫がないということでしょうね。

実は私は、相当前から『地球温暖化のどこが悪いんだろう。生物には温暖化は好ましいことなのに。』と考えていて
むしろ生物には氷河期の突入のほうが怖いことだと思っているのです。
あまり相手にはされませんが(笑)

 

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大河ドラマにせよ、歴史ドラマはほとんどファンタジーだと思っています。
歴史ドキュメントではないのですから、当然ですね。
そもそも歴史上のどの人物も評価が定まってなく、謎の部分が多いので
やはり脚本家がどういうキャラにしたいかにかかっていますね。
幸村が主人公である以上、その兄弟がより優秀という設定はできず
どうしても対照的に描かれることは仕方ないでしょう。
ただ『花燃ゆ』のように、ある程度知っている時代背景であれば
そのあまりにも安易なキャラ設定(久坂玄瑞高杉晋作がいつも喧嘩している設定など)は
我慢できないものでしたが
真田丸』の勝頼は、敗者の美学ともいうべき描写となっており感動できるものでした。
史実とは違うにしても、ドラマとしてはいい出来だったと思います。
このまま、中だるみせずに行ってほしいものです。

 

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ファンタジーの度合いをどこまで許せるか、ですね。
歴史に詳しい人ほど、ファンタジー部分を許せないところがあります。
特に想い入れが多い人物であればなおさらです。
『江』のように、全く史実や時代背景無視のファンタジーであれば
もう架空の物語としてしまうことも可能ですが
司馬遼太郎原作の作品などで、それなりの時代考証がされているドラマは
やはり見る目が厳しくなりますね。

私もリッチポンタさんと同じく、史実と違う部分には批判的な目で見てしまうことが多いのですが、そうするとドラマとして楽しめないので、ファンタジーとして楽しむようにはしています。
でないと、この10年間くらいの大河ドラマは楽しめないですから。

 

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ディカプリオは、最近は『華麗なるギャツビー』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などの癖のある主人公、はっきり言うといかがわしい人物の役が多いですね。
なかなかアカデミー賞からは遠くなりつつありますね。
取るのであれば、『アビエイター』『ディパーテッド』『ブラッド・ダイヤモンド』の頃に取るべきでしたね。

これから演技が円熟してくれば可能性が高まるとは思いますが
休業宣言したということは本人も少し行き詰まっているのかもしれませんね。

 

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日本沈没』で沈まないところがあったんですね。
それがなぜ水戸市なのでしょう。不思議ですね。
長野県あたりの標高が高いところのような気がしますが。
そして、なぜ、アイヌ語の地名が水戸市にあるのかも不思議ですね。
日本が沈没するときには水戸に引っ越します(笑)

話は変わりますが、私は『日本以外全部沈没』というパロディ小説が好きでした。
筒井康隆だったと思います。
この人の小説は爆笑できるものが多いですね。
私の最もツボは『経理課長の放送』ですが。

 

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そういえば、焼肉店ではよく29日肉の日とかやってるところが多いですね。
肉の日半額という店は、普段はお客さん全くいないのに29日は入れないほど混雑するらしいです。
沖縄はやはりオリオンビールですか。
いまは全国でオリオンビールを販売しているところが増えたので
見かけたら時々買います。
少し南国気分を味わえますね。

 

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ゴーン・ガール』は、『セブン』『ドラゴン・タトゥーの女』『パニックルーム』『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の監督でしたか。
ドラゴン・タトゥーの女』以外は観てますが、ずいぶん有名な作品を撮っていたのですね。
サスペンスの分野だけは、どんどん脚本が進化しているように思えますが
この分野はどうあっても面白い時間つぶし以上ではないとは思っています。
意外な展開、筋を読ませない展開、どんでん返しの意外さを競っている分野ですね。
刺激を求めすぎて、エグい描写が多くなりがちなのは勘弁してほしいところです。