映画についてのひとりごと 104

以前観て感動した映画『デッドマン・ウォーキング』のディスクを買って
何年かぶりにじっくり観ました。
素晴らしい映画です。やはりいい映画は繰り返し何度も観ないと深く理解できないですね。
前に観たときも『いい映画だ』とか『感動した』はありましたが、本当に何を見ていたか、という感じです。

死刑囚とその精神アドバイザーを務めたシスター(修道女)の話です。生と死、キリスト教、贖罪、死刑制度、とても重いテーマです。
修道女ヘレン役のスーザン・サランドンの演技が圧倒的で、ここまでの演技がよくできるものだと驚きますが、これはシスター ヘレンの著書を読んで映画化を熱望したのがスーザン・サランドン、そして監督・脚本をしたのがスーザンの夫で『ショーシャンクの空に』のアンディ役のティム・ロビンスですから、この役への思い入れが半端なものでなかったのでしょう。

極めて重いテーマですが、死刑囚の犯罪の残虐さも直視していますし、殺された被害者遺族の悲惨な状況、悲しみ、怒りも真正面から向き合っていて、死刑存続賛成派の私が観ても理解できる作品です。
そして、こういう映画を観ると、キリスト教のよさが本当にわかりますね。
この作品は実話ですが、ここまで自分自身が悩み苦しみ祈り、被害者遺族の家に行ってその現実を直視しまたいっしょに苦しんでくれる、このような人をうみだしたキリスト教はやはり偉大だと思います。
仏教では、悟りすましたような説教をする人は大勢いますが、シスター ヘレンのような人はうみだしてはこなかったですね。
本当に素晴らしい映画です。

オリンピック、羽生結弦選手圧巻の金メダルですね。
私は書きましたように、採点の公正さが期待できないのではないかと思ってリアルでは見る勇気がなかったのですが、金メダルを取ったと聞いて録画を見ました。
羽生結弦選手は神々しかったですね。本当に陰陽師が舞っているように感じました。
おめでとうございます。

 

 

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マグノリアさん
こんばんは。

奇跡のシンフォニー』、観ていただいたのですね。
オーガストがパイプオルガンを弾くシーンはいいですね。パイプオルガンの音色は神の荘厳さを感じて大好きです。

ウィザードは、「堕ちた天使」かもしれませんが、しかし、この世で一番オーガストの才能を見抜いていたのでしょう。
確かに、地下鉄の駅で地上を見上げて哀しげに奏でているウィザードの姿で悪人ではないことがわかりますね。
ただ、オーガストにあれほど『お前の両親はお前を捨てたんだ』『お前の両親はもう死んでいるさ』と言っていたウィザードが、本当は両親もオーガストと同じように宇宙に充ち満ちている音楽を聴くことができてオーガストの波動も感じていて探し求めていることをすべてわかってたんだ、ということが、
オーガスト『何も聴こえないんだ。僕の両親もそうだ。』
ウィザード『彼らは聴こえている。わかってるだろ!行け!』
のカットされたシーンで明らかになるので、残念に思いました。
でも、本当にいい映画ですよね。

デッドマン・ウォーキング』は、私もずいぶん前に観たのですが、やはりいい映画は時を経て見返すと深みが違って見えます。今回、ずいぶん様々なことを深く考えることが出来ました。

ずいぶん前に観て、どうしてもディスクがほしかった映画『ウォルター少年と、夏の休日』のディスクも今日手に入りましたので、週末見返したいと思います。

 

 

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まりさん
おはようございます。

奇跡のシンフォニー』、観ていただいたのですね。
ウィザードは引き立て役というより隠れたマスターだと思います。
カットされたシーンには、星空を見ながらオーガストに宇宙や音楽のことを教える場面があったりします。
ウィザードはストリートチルドレンを働かせてお金を巻き上げている悪党なのですが
誰よりもオーガストの才能を見抜いている人です。
ロビン・ウィリアムズにはそういうマスターの役が多いですね。

マスターといえば、『ショーシャンクの空に』のアンディもマスターだと思っています。
ショーシャンクの空に』は他の映画とは次元が違う作品でマスターの教えだと思っています。

いい映画に出会うとうれしいですよね。駄作があまりにも多くてなかなかないことですが。

 

 

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確かに、映画のイントロムービーが複数あるのは、日本人にはなかなか理解しづらいですね。
日本の映画界は、東映なら東映が制作して東映系列の映画館に配給するというシンプルな形で来ましたからわかりやすいですね。
月に空飛ぶ自転車は『E・T』から取ったもので、これはスティーヴン・スピルバーグ監督が自ら設立したアンブリン・エンターテインメントという映画製作会社のロゴです。
これにメインスタジオを貸した会社、例えばワーナーやユニバーサルや20世紀フォックスなどのメジャーどころのイントロムービーが出てきます。
それにまた共同制作で例えばルーカスフィルムと組んだ場合はそのロゴが出るでしょうし、どんどん増えていきますね。
つまり、制作会社のすべてと配給会社のロゴが出るということでしょう。
このイントロムービーにも楽しみ方があって、例えばライオンがガオのロゴは昔はよくありましたが最近はあまり見ないですね。映画会社の栄枯盛衰も感じられたりします。
私が何十回となく見た『ショーシャンクの空に』はワーナーの古い建物のイントロムービーから始まりますが、あまりにも繰り返し観たので、どうしてもあの古い建物のムービーを見ると『ショーシャンク』を思い出します。

 

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リッチポンタさん
おはようございます。

西郷どん』いいですね。私は他にcatvで『翔ぶが如く』を録画して描き方の違いなどを楽しんだりしてます。catvで『義経』も見ましたが、やはり最後の3話、安宅の関から平泉、そして滅亡までは本当に泣けますね。
義経は日本史上最大の軍事的天才だっただけに、秀衡が生きているときに義経を大将軍として頼朝軍と決戦をしたらどちらが勝っただろうと想像したりします。

やはり、トランプはアメリカ大使館のエルサレム移転だけは本当にしますね。予想通りです。
これにより中東はかなり危険な状態になりますね。
予想はできましたが困ったものです。

日本と近いだけに北朝鮮問題はもっと深刻で
文大統領は韓国の鳩山由紀夫ですからいかにアメリカをなだめすかしだましだまししながら北朝鮮になることしか考えていません。日本にとっては脅威が南下することになります。
北朝鮮も、最愛の妹を特使としたのですから失敗は許されません。
他の高官が使者であれば南北決裂ならその高官を処刑して終わりですが、最愛の妹が特使だけに決裂となったら今度は本気で南に攻めてくるでしょうから統一に向けて本気モードでしょう。
トランプがどこまで決断するか、鼻血作戦を本当にするのかどうか、ですね。

 

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owlさん
こんばんは。

スペースウォーカー』、Amazonで注文しようと思いましたが
見当たりませんでした。
とてもよい映画と言うことで、是非観たいと思ったのですが。
探して、観ることができたら感想を書かせていただきます。

私は、やっとディスクが手に入った『ウォルター少年と、夏の休日』を観ました。
以前に観ていい作品だと思ったもののディスクが廃番になっていて入手できませんでした。
改めて観ると、やはり前に観たときよりずっといい映画でした。
途中までは『ビッグ・フィッシュ』のような趣がありますが、全然違って
ハブ大叔父さんがこの映画ではマスターです。
それほど有名な作品ではないものの、私は傑作だと思います。
是非、観て感想を聞かせていただけたらうれしいです。

今日は本当に春本番の陽気でしたね。

 

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