なぜかラストシーンが好きな映画

こんばんは。 今年の大河ドラマは、クドカンこと宮藤官九郎の作品ですね。 彼の作品ではIWGP(池袋ウエストゲートパーク)は、大好きな作品の一つです。俳優も豪華で、テンポも良く、転換が絶妙であっという間に時間が過ぎてしまいます。 「いだてん」も、好きなのですが、時間軸が空回りで見ていて少し疲れます。 彼の作品では、朝の連ドラの「あまちゃん」という作品があり、このドラマの最終回は、目に焼き付いています。 成長してきた2人の女の子が、トンネルの中を光の指す方に走る後ろ姿で終わるのですが 過去から未来に向かって2人が幸せでありますように、と強く願ったラストでした。ここでは、8年目を迎えた東日本大震災も扱っていました。 ラストといえば、 ラストが強烈だったのは、タルコフスキー監督の「サクリファイス」です。 日本の着物など日本を意識させたり、核戦争の恐怖の中、 マタイ受難曲の「憐みたまえ、わが神よ」が流れます。一本の松の木の下で これまで声が出なかった少年が 「初めにことばありき、なぜなのパパ?」と、ひとことつぶやきます。 以前、ニュースで、東日本震災で松の木が一本奇跡的に残ったところがある。と流れた時、 この映画のタイトル「サクリファイス」を思い出し この符牒ともとれる出来事に驚きました。始まって失くしてまた始まって亡くなって、ぐるぐる回る循環。人類の、宇宙の円環の中にいて今考える自分。何と表現したらいいのかわからないのですが、ショーシャンクさんだったらきっとわかって下さると思っています。 長くなってしまいました。震災を思い出し少しナーバスになっていますね。 ところで、映画やドラマで、ショーシャンクさんが好きなラストの作品は何ですか?教えていただけるとうれしいです。 ひと雨ごと春が顔を出しますね。明日もどうぞ「好日」でありますように。

 

owlさん、おはようございます。

ラストシーンが大好きな映画といいますと、かなりあるような気がします。

もちろん、『ショーシャンクの空に』もそうですが、名作はラストシーンも最高ですね。

面白いテーマなので、思い出したたびにここに追加で書いていきますね。

今日はちょっとひねくれた視点で、

『それほど名作ではないけどラストシーンが凄く好きな映画』ということで思い出すものを挙げてみますと、

 

『ジョー・ブラックをよろしく』最後の花火のシーンが最高です。花火が人生を象徴していてとても感慨深いシーンです。

 

『勝利への脱出』ナチス占領下のパリでのサッカーのドイツ対連合国捕虜という試合の映画です。最後、フランス国歌を観客が歌い出しグランドになだれこむシーンがなぜか、泣けて泣けて仕方ないです。

 

パイレーツ・オブ・カリビアン  ワールドエンド』ジャック・スパロウが小舟で大海を漂って鼻歌を歌いながらラム酒をぐびりと飲むシーン、このシーンだけ取り出して何十回となく観ました。荘子な感じで、気が楽になっていいのです。

 

『エリン・ブロコヴィッチ』最後、ボス弁護士がボーナスの小切手をおどけて渡すシーン、泣く場面ではないのになぜか泣けます。

 

『愛と青春の旅立ち』あまりにもベタすぎますが、ラストシーンで有名になった作品ですね。ただ、ラストシーンばかりが強調されて浅いシンデレラストーリーと思われがちですが、黒人教官との確執葛藤や、親友の死など意外と深い作品です。デブラ・ウィンガーの女友達の『Way  to  go! way to go.』にすべてが込められています。 

 

フラッシュダンスこれもベタですが、しかし、最後の歌と踊りは感動的です。歌詞が特によくて訳し方にもよりますが『何もないところからゆっくりと夢が芽生えてきて怖れが姿を消す。』というように訳すとすごく感動できました。