『カリナン原石を探せ!』でも少し書きましたが、私は今年の世界情勢を息をのんで見守っています。
今年の状況はちょうど2007年、つまりリーマンショックの前年に似ています。
2007年、『サブプライム』という言葉はちらほら出ていましたが、しょせんアメリカの住宅バブルがはじけて不動産価格が下落しているという程度にしか認識されていなかったころ、いろいろ調べていましたら、これはとんでもないことが起きると確信して慌てて、それまでしたことがなかった為替を始めることにしました。
ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円などどんどんショートしていきました。
その前年には、三菱東京UFJ銀行の大阪支店からドル円連動の商品を売り込みに来た人がいて、『いまドル円は120円くらいだが、これからドル円が100円を切るなんてあると思いますか?金利差からしてドル円は騰がることはあっても下がること、特に100円を割るような暴落はあり得ない。』という自説を滔滔と述べていました。その金融商品は、1年以内にドル円が100円を割らなければ年利10%がつくというものでした。どう考えても美味しい話でしたが断りました。
そのころは、藤巻という人の『5年後ドル円は200円になる』という本もよく売れていて、誰がどう見てもドル高の方向は間違いないように思えていた時期でした。
しかし、次の年、2008年にはリーマンショックが起こり、ドル円は70円台に暴落していきました。
今年は、その時の状況によく似ているような気がします。
ですから、『株についてのひとりごと』にも書きましたが、今年は慎重姿勢そのものです。
今日イギリス議会で採択があると思います。私は、4月12日に合意なき離脱をするのが結果的にはイギリスにとっては最善だと思っていますが、EU初めての経験でイギリスも大荒れに荒れてます。
いま、世界は、このブレグジットだけではなく、ドイツ銀行破たん懸念、イタリア金融危機、中国経済減速懸念、北朝鮮暴発懸念、韓国経済崩壊懸念、など超ド級の爆弾がいたるところにあり、どこが爆発してもおかしくない状況です。
とりあえず、今夜のイギリス議会は要注目です。
ショーシャンク 3月30日 01:44
イギリス議会、メイとEUの離脱合意案を否決しましたね。3度目です。
これで4月12日の合意なき離脱の可能性が極度に高まりましたが
ポンド円は売られたものも暴落ということにはなっていませんね。
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今日で3月も終わりです。明日から4月です。
『カリナン原石』でも何度か書いていますが、4月は株価は高くなると思います。
かりに、4月12日にイギリスが合意なき離脱をしたとしても一時的な混乱はあったとしてもそれほど長くは続かないでしょう。
むしろ、安倍首相はすでに今年の消費税増税を見送るつもりだと思っています。それには海外での混乱を理由にする必要がありますから、すぐに、消費税増税中止とその信を問うために衆参同時選挙を宣言すると見ています。
そのため、7月末までは日経平均は高くなるのではないでしょうか。
今年、株価の暴落があるとしたら、8月以降だと思います。
もちろん、時期についての予想は外れることが多いものなので、あくまでも、私個人はそう見ているというだけのことです。
いずれにせよ、今年と来年は最大限の警戒をしていきます。