前に、『それほど名作ではないけどラストシーンが凄く好きな映画』として、
『ジョー・ブラックをよろしく』
『勝利への脱出』
『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド』
『エリン・ブロコヴィッチ』
『愛と青春の旅立ち』
『フラッシュダンス』
を挙げましたが、今度は直球で、名作でラストシーンも素晴らしい映画を思い出すままにつらつら上げていきますね。随時、追加していきたいと思います。
そうは言っても、名作でラストシーンが感動できる映画はけっこう限られます。
名作には静かに穏やかに終わるものも多く、ラストシーンに最大の感動を凝縮させる手法でないものも数多いからです。
さて、私が考える『ラストシーンが感動的な名作』ですが、
これはもう言わずもがなですね。映画史上でもラストシーンの感動は最大級の作品です。
このラストシーンはもう鉄板中の鉄板ですね。ラストシーンに万感の思いを凝縮させたという意味ではこれ以上の作品は出てこないでしょう。
『聖なる嘘つき』
この2作品のラストシーンは共通してます。過酷な環境の中愛する人を勇気づけるために嘘をつき続けて最後にその嘘が本当になるという筋で、どちらも泣けて泣けて仕方ないですね。
『イル・ポスティーノ』
主人公の役者が心臓病をおして演技していて、撮影終了後の数時間後に亡くなっています。まさに渾身の演技で、ラストで詩人が主人公が亡くなったことを知る場面とかぶります。
『少年時代』
ラストシーンが下手なものが多い日本映画では飛び抜けて素晴らしいラストシーンです。遠ざかる親友の姿。汽車がトンネルに入り光の部分が少なくなって全画面真っ暗になりやがて写真立てが浮かび上がる・・・余韻が半端ないですね。
日本映画では『手紙』の、お兄さんが手を合わせて謝るシーンも涙なくしては見れませんが、厳密にはラストシーンではないので入れませんでした。
最後、ホラ話の登場人物たちを見る場面からラストのビッグ・フィッシュが泳ぐ場面まで暖かさが溢れていてほのぼのした気分になれます。
主人公のテーブルに皆が万年筆を置く場面からノーベル賞授賞式までのラストはその壮絶な半生があるだけに感動ものです。
『シックス・センス』
大どんでん返しに目を奪われますが、母親に母親の母つまりお婆さんのメッセージを伝える場面からラストまでは、やはり映画史に残る感動的な場面だと思います。これが『アザーズ』だと感動よりも純粋に面白いどんでん返しで終わるのですが。
やはり、夢の実現を描かせたらアメリカ映画は本当にうまいですね。
ラストシーンはローマ法王の前で聖歌隊が歌うのですが、こういう最高に盛り上がった終わり方が好きで、ラストシーンを何度も何度も繰り返し観て泣きましたね。コメディなので泣く映画でもないのですが。
ラストシーンに向けて音楽や想いがどんどん引き寄せていくことに感動します。
『ウォルター少年と、夏の休日』
ヘリコプターが現れるラスト、そして少年の夏の日のシーン、しみじみいい話です。
回想シーンが終わり現在の日常に戻った場面で『Stand by Me』の曲がかかります。やはりラストで音楽の力は大きいですね。
また、時間がある時に思いついたまま追加していきます。