[ロンドン 13日 ロイター] - メイ英首相の後任を決める与党・保守党の党首選は13日、第1回投票が行われ、最有力候補のジョンソン前外相が最大得票を集めた。
投票は与党議員313人によって行われ、ジョンソン氏は114票を獲得した。ハント外相(43票)、ゴーブ環境相(37票)、ラーブ前EU離脱担当相(27票)なども第2回投票に進んだ。
ジョンソン氏は投票後、「支持に感謝する。第1回投票で勝利したことはうれしいが、道はまだ長い」と語った。
賭け業者によると、ジョンソン氏が勝利する確率は70%と予想されている。
18日に実施される第2回投票では得票数32票以下の候補が落とされる。3回目以降の投票は18、19、20日に予定され、その後も候補者が2人に絞られるまで続く。
勝ち残った候補者2人は保守党党員による投票にかけられ、勝者が党首になる。新首相は7月末に選出される見込み。
やはり大方の予想通り、第1回目の投票では、ボリス・ジョンソンが圧倒的に強かったですね。
与党保守党は、支持率で5位にまで転落していますから、党首には国民に圧倒的な人気を誇るボリス・ジョンソンにしないといけない事情があります。
2位のハント外相は、日本語も話せる日本通です。今回の香港の『引き渡し条例』にもきちんと抗議していますし、ハントでもいいのですが、しかし、合意なき離脱を否定してます。EUとの新たな合意をと言っています。しかしEUが新たな条件には応じないと言っているのですから、結局口だけになる可能性が高いです。
となると、やはり、ボリス・ジョンソンが保守党党首となって、解散総選挙に打って出て、勝てば合意なき離脱へと進むシナリオが最善でしょうか。