パンとサーカス

マグノリア (219.62.234.179)  

ショーシャンクさん、みなさん こんばんは。 今日22日は暦に「小雪」と記されていますね。旧暦の農耕に添った時節感どんどん遠のいて、街も人もいつもセカセカトゲトゲした苛立った空気が蔓延してるようで、悲しくなります。 クリスマスシーズンの華やかなイルミネーションでも闇の気配が隠しきれない、、、 香港の酷い状態、日米FTA、日本政府の底なしの浅ましさ、、、このひと月ほどで思うのは、何もかも悪い方へと流されて行くような無力感です。 令和の時代は歴史からどんな審判を受けるでしょうか。それは、令和を生きている自分たち世代の責任ですが・・ パンとサーカスさえあれば満足しているような民族は自滅するのが自然なのかもしれません。 ネガティヴな思いにとらわれそうになる時と、それじゃダメだといういう思いとが反復運動する日々です。 SNSを視てると、今なんとかしなくては、という気持ちある人も多いことにも気づきます、諦めて無関心になってしまうことは人間ではなくなってしまうことですね。 久しぶりの投稿なのに、暗い内容ばかりですね。。お許しください。
 
 
マグノリアさん、おはようございます。
私も全く同じ気持ちです。
日本人はこの70年あまり、パンとサーカスに興味を集中していくように飼いならされてきました。
サーカスの中身は、3Sと呼ばれる、Screen、Sex、Sport を中心とした娯楽ですね。
そして、見事に、世界第一位のグルメ大国、娯楽大国になりました。
その時々で作られたブームに殺到していき没頭してしまうありさまをみて、ちょっと虚無感しかないですね。最近では、タピオカブームやラグビーへの国民あげての熱中、来年は東京オリンピック一色でしょうし、そうやって、その時々のブームに熱中しては捨て去りまた新しいブームに熱中することが延々と繰り返されることでしょう。
 
米国は、香港人権法案を超党派で推し進め、共和党民主党すべての全会一致で可決しました。このように党を超えて実現しなければいけない理念というものがあるのが米国で、ないのが日本です。法案をはじめすべてのことが政局、足の引っ張り合いの道具とされます。理念がない国の悲哀で、結局、日本には(アジアにはといった方がいいでしょうけど)本当の民主主義の理念は根付かなかったということです。
 
ラグビーやタピオカが過ぎ去ったこれからも、新しい熱中できる対象がどんどん作り出されて行き、人々は我を忘れて殺到するでしょう。そして、政治の世界での最大のテーマは相変わらず『桜を見る会』です。情けないですね。
 
私はニュースも含めテレビを全く見なくなってから久しいです。テレビ番組のほとんどは、とりあえずお笑い芸人をたくさん出しておいてワイワイ言わせておけば1時間くらいはもつだろうという安易な企画ばかりです。
 
日本の将来の現象は、いま日本人が出している想念の総和によって創り出されますから、どうなりそうかわかるような気がします。
 
 
 
マグノリア (219.62.234.179)  
ショーシャンクさん、こんばんは、 お返事、ありがとうございます。 >理念がない国の悲哀 >本当の民主主義の理念は根付かなかった そうかも知れません・・ただ個人的な考えですが、 「民主主義」は選択肢のひとつではあってもベストの制度とは言い切れないとも思えるのです。 歴史をみれば、ヒトラーだって民主的な選挙で選ばれたのですし、ポピュリズムの危険が常に内包していますよね。 日本は過去には上杉 鷹山のような英明な指導者も存在していましたし、無名の市民にも高邁な精神の人々がいました。 明治以後にひたすら西洋化をめざし、捨て去ってきたアイデンティティを取り戻す時期が巡ってきたのではないでしょうか。。。
 
 
マグノリアさん、おはようございます。
おっしゃるように、民主主義は完全なものではありません。
その国の民衆のレベルになりますから、衆愚政治となることも数多いです。
 
ただ、民主と言う言葉は、民が主権を持つということで、その反対は
君主です。
君主政治の場合、君主が賢君であればいいのですが、自分勝手に国民を虐殺していく君主であれば最悪です。
民主主義であれば選挙によって替えることができますが、君主政治の場合、民衆が状況を変える手段がありません。
 
確かに、ヒトラーも民主的な選挙によって選ばれました。
民主主義が完璧でない証拠です。
しかし、今の香港を見てください。何の権限もない区議会議員の選挙でも、香港唯一の民主的な選挙なので、香港の民衆には大きな希望となったのです。
やはり、民主主義はこの世の仕組みでは必要なものと思われます。