経験したことのない不況が来る

ゴールデンウイークも今日で終わりです。

ゴールデンウイークから夏にかけて世界中で緩んでくると思っていましたが、どうもそうなりそうです。

世界中の経済が完全にストップした状態、これを人類は初めて経験したのではないでしょうか。

それは、米国に迫るほどの経済力をつけた中国で発生した感染症であること、そしてここ数十年急速に進んできたグローバル化によって瞬く間に世界中に拡大したこと、グローバル化によって自国生産がなくなっておりサプライチェーンの分断が簡単に起きたこと、このような要素が重なったために起きた大惨事です。

 

まだ、これから来る経済の壊滅状態を感じている人は少ないようです。もちろん、飲食業などの自営業者は自らの店の売上が壊滅しているので実感しているでしょうけど、それはあくまで個人的なことで世界経済のこととしてではないでしょう。

 

こういうときにあまり言いたくはなかったですが、私の会社の売上は、先月4月は前年同月比115%でした。それはこういう事態になると察知していたので強気の指示をしていたこともありますが、たまたまこういう事態で伸びる数少ない業種であったことが売上が伸びた理由のすべてです。

また、株の投資でも今回プラスでしたから、非常に恵まれている状況だと思います。しかし、そういう私であっても、危機感で景気マインドは冷え込んでいます。

車も、3年で新型が出れば買い換えようと思っていましたが、6年くらいは乗ろうかという気になっています。

もうすでに、人々のマインドから今まであった需要が消滅してしまっていると思います。車や衣服や贅沢品などの需要は特に全く蒸発してしまっています。

3年で買い換えるところを6年にするだけで、車の売り上げは半分になってしまいます。ダウンサイズする人が圧倒的に多くなりますから、更に売上は減少します。

日本経済の柱は自動車産業であり、裾野が非常に広く、車が売れなくなることの影響は甚大です。

 

いまでさえそうですから、これから倒産ラッシュが起き始め、大失業時代に突入していけばとことん冷え込むでしょう。

 

これからは自分の頭で主体的に考える人でないと生き残れない時代になると思っています。