観の転換には

 
owl22 (106.156.113.172)  
『パッセンジャーズ』を観ました。 実話でも基にした社会派ドラマかな?なんて見ていたら、ちゃぶ台返し(?)で、驚きました。 今までのシーンが、最後には、つながり、思いもしない展開で、ぐっと 引き込まれてしまいました。もっと中身に触れたいのですが、話したら、だめですよね(笑)。。。 ご紹介いただきありがとうございました。 和泉式部のお話のなかで、「和歌には言霊があり」とありましたが、言葉には言霊が宿る、とよく書物の中でも目にしますし、私は言葉の力を信じています。 また、悪い言葉を相手に投げつけると、矢のようにつき刺さり、相手は傷つき辛いあまりに、その矢を体から抜いて今度は他人に投げつける。これが悪の循環だと思っています。いじめる人はいじめられた経験が多いです。今の黒人の暴動も、一つはそんな気がします。 三島由紀夫は映画の中で「言葉は言葉を呼んで、翼を持ってこの部屋の中を飛び廻ったんです。この言霊がどっかにどんなふうに残るか知りませんが。。。」と語っていました。 トランプ氏のツイートは、アメリカを礼賛する一方で、強い攻撃的な言葉で、移民など分断を煽るような言葉で語ってきました。言葉は言葉を呼び、自国での分断に至ってきた、と私は感じているのですが。ショーシャンクさんは、どのように感じていらっしゃいますか? 私は、つい先日まではオリンピックなんていらない、なんて考えていました。でもこんな時にオリンピックがあれば、人種の壁を乗り越えられるいい機会だったのに、と思いなおしました。オリンピックの金銭的なことが都知事選にも対象になっていますが、平和の祭典だったのだと、本来の意味を再確認したりしています 今は、キング牧師が非暴力を意味したことを、暴動という形で煽動、利用している組織に踊らされないでほしいと、願うばかりです。 2020年は、もう半年すぎてしまうのですね。今、庭の花もとてもきれいに咲き揃い、今年は苦手な虫も少なくてほっとしています。今日は「にぎわいを取り戻し」とのニュースですが、自粛期間の夜はとっても静かで良かったですし、悪いことばかりではありませんでした。答えは出なくても、たくさん物事を考えた期間でもあります。真実や正義、生き方のこと。怯えて、うとうととすると、悪夢ばかり見た時期もあったのですが、何度も書いてしまいますが、ショーシャンクさんの「株のひとりごと」でのお話も含め、基軸として考え、自分のことを考えるようにしたら少し強くなれた気がします。感謝しかありません。本当にありがとうございます。

 

 

owlさん、おはようございます。

『パッセンジャーズ』、最後のどんでん返しは面白いですね。人間模様などは『アザーズ』に相当影響を受けているような展開ですが、『シックスセンス』から始まったこの系統は文句なしに面白いですね。

和泉式部の時代、特に言葉には言霊が宿るということが強く信じられていたようです。

そして、小野小町は干ばつの時に勅命により和歌を詠んで雨を降らせたという伝説が残っています。本当の歌詠みは天地をも動かすほどの言霊の力があったのでしょう。

面白いのは、歴史秘話ヒストリアで言っていましたが、平安時代、貴族の女性は御簾の中にいて人に顔を見せなかったので、男性も顔で女性を選ばず、和歌が上手な女性に求愛が殺到したとのことでした。唯物的でなくいい感じがしました。

 

>> トランプ氏のツイートは、アメリカを礼賛する一方で、強い攻撃的な言葉で、移民など分断を煽るような言葉で語ってきました。言葉は言葉を呼び、自国での分断に至ってきた、と私は感じているのですが。ショーシャンクさんは、どのように感じていらっしゃいますか?

 

確かに、トランプは問題の多い人物です。問題だらけと言ってもいいでしょう。ただ、最初から言ってるのですが、中国という大きな毒を制するには、トランプという毒をもってするしかないかもとは思っていました。

人種差別の問題は非常に根深いものですね。黄色人種である私たちも白人社会の中では差別される存在です。

ただ、東洋人が身長も低く非力なのに比べ、黒人は身体能力が高く、襲いかかられたらやられるという恐怖の対象でもあるのでしょう。つまり、東洋人に向けられる差別感情は蔑視だけであるのに、黒人には蔑視と恐怖を白人は感じてしまうということなのかもしれません。

ある黒人は、自分の父親は、近くのコンビニに行くのでさえ、ちゃんとネクタイ姿に着替えてから出かけていたので、不思議に思って理由を聞いたら、『ラフな恰好をしている黒人はみんな警戒するから』ということのようでした。

 

人種差別の問題は、見た目や社会構造にも大きく起因しますから、一概に、トランプのせいとばかりは言えないでしょう。ただ、トランプは人権問題に全く興味がないようですので、差別を野放しにしているというマイナス面はあるでしょうね。

社会構造というのは、つまり黒人が低所得の仕事にしか就けないということで、今回のコロナウイルスでも死亡者の多くが黒人だったのは、テレワークなどが出来る知的な職種でなく、直接多くの人と接触しなければならない仕事に就いているからだという指摘がありました。

有色人種であるために、知的階層の仕事に面接さえ受けられない、あるいは、面接を受けたとしても、同じ能力であれば、白人の方を採用するというようなことは多分日常茶飯事なのでしょう。

ですから有色人種の失業率も多くなり、犯罪をする人も多く出て、さらに恐怖や偏見を持たれてしまう・・・という悪循環が起きています。

オバマは対人能力など人格的には最悪でしたが、今後、人格的にも優れた黒人が現れ大統領となって改革していけば、かなり期待は持てると思います。

 

 

東京オリンピックに関しては、やはり中止とならざるを得ないと思っています。

今になって、世界の1日の感染者数が最大となってしまいました。

IOCが言っていることを見ていけば、どうあっても中止する方向だと思います。

たぶん、10月には中止の決定がなされるはずです。

IOCとすれば、延期の場合大きな費用が発生しますが、中止になってくれたら保険金が入るので、たぶん、中止しか考えていないはずです。

特に、今年の10月までに感染が終息することはあり得ませんし、来年オリンピックが開催される可能性は限りなく小さいでしょう。

 

 

私としては、今回のコロナウイルス騒動は、よかった面の方が多いです。

人類がいかに多くの気晴らしや娯楽に興味を集中していたか、よくわかりました。

プロ野球や高校野球やその他の娯楽が人生の興味の大半の人には大きな痛手だったでしょう。

人類全体がそういうものに気を取られながら時間を潰していくスタイルから、否応なしに、自分を見つめる時間が多くなったわけですから、観の転換には絶好のチャンスだったと思います。

そう思える人には成長の機会だったかもしれません。