原爆投下は戦争犯罪

マグノリア (219.62.234.179)  

ショーシャンクさん、こんばんは。 今日、8月9日は6日の広島原爆忌に続き、長崎の原爆の日でしたね。 朝のTV中継で、11時2分の黙祷に続いて、長崎市長・田上氏の「長崎平和宣言」を家で聴くことができました。 たいへん内容の充実した、誠実で品格ある、心に響いてくる素晴らしい「宣言」だったと思います。 誰かが書いただけの美辞麗句を連ねた紙切れを、機械的に読んでる人との違いが際立つものでした。 令和2年 長崎平和宣言 https://nagasakipeace.jp/japanese/peace/appeal.html ショーシャンクさんは、「トランプは、中国という猛毒を制するために必要な毒」ということを書いておられましたね。 現実にはそれしか仕様がないのだと思います。 しかし、やはりやり切れなさを感じてしまいます・・

 

マグノリアさん、こんにちは。

 

長崎平和宣言、読ませていただきました。

ただ、私から言わせると、日本人は国際法の本質がわかっていないために、何の発言力もありません。

アメリカが日本の広島、長崎に原爆を投下したことは、明らかな国際法違反なのです。

なぜ、日本人の誰もこの点を言わないのでしょうか。長崎市長も、アメリカの原爆投下が国際法違反であり、明らかな戦争犯罪だということを言わなければいけません。

アメリカは、広島や長崎の中心部に原爆を投下しました。それによって、大量の民間人が殺戮されることは当然わかっていました。

これは、人類における戦争犯罪でも最も酷いことです。

民間人の殺戮や捕虜の虐待が戦争犯罪です。

日本が戦争を始めたことは当時の国際法でも違反でもなく犯罪でもないのです。交戦権はどの国にも認められた権利だからです。

私は、アメリカと戦争をすべきではなかったと強く思いますが、その考えとは関係なく、戦争をすること自体は国際法違反ではなく東京裁判で裁かれる法的な根拠がありません。原爆による民間人の大量殺戮こそ国際法違反、戦争犯罪なのです。

日本は、この原点を外しているのです。

声高に核不拡散条約を叫んでも、この条約自体、アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスの5か国は核をもってもいいけどそれ以外の国は持ってはいけない、という何とも不平等なものです。

5か国以外の国は、『なぜその5か国は持ってよくて自分の国は持ってはいけないのだ?』と思う国も多いでしょう。

もともとが不平等であるがゆえに共感を得られない条約です。

もし、他の国に持ってはいけないというのであれば、すでに持っている国が、何年か後には核を全部放棄するという前提でなければ、納得しない国は出てきます。

事実、イスラエル、インド、パキスタン、イラン、北朝鮮は、核を持ちました。

北朝鮮の例でもわかるように、国際社会にはそれを強制的に排除する執行力がないため、実際上はアメリカからの働きかけを待つしかないのです。

そのアメリカは核をどんどん作っています。

そのアメリカの市民意識を変えるとしたら、唯一の被爆国の日本が、原爆投下は民間人殺戮の戦争犯罪だということをメディアで訴えていくしかないのです。

日本政府にはそれは絶対できないでしょう。

広島市長や長崎市長や被爆者団体などが声を上げていくしかありません。

しかし、この人たちは、いつ見ても、核不拡散条約や核兵器禁止条約のことしか言いません。それでは何も進まないでしょう。

 

 

マグノリア (219.62.234.179)  

ショーシャンクさん、こんばんは。 返信ありがとうございます。
読ませていただきました。
ショーシャンクさんのお考えどおり、私も原爆投下は明らかに戦争犯罪であり、国際法違反であると確信しています。
東京裁判も戦勝国によって、敗戦国が裁かれたにすぎず、何の正当性もありません。
「人道に対する罪」など、どの顔して言うのか。と憤りが収まりません。
トルーマンもスターリンも、そしてチャーチルも人種差別主義者であり、原爆投下は人体実験であることを承知しており、 民間人が何10万人も犠牲になることに何のためらいもなかったのは今は明らかになっています。
敵は民間人であろうと徹底的に殺戮して無条件降伏させることを第一の目標にしたのです。
しかし、どれほど道理(原点)をかざしても、戦争に負けた方には何の力もありません。
勝てば正義。 アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスの5か国が核を手放さないのは、その不当性を知っているからこそでしょう。
 
しかし、最近のアメリカ市民の意識は少しずつ変わってきていますね。 これまでは原爆投下が戦争を終わらせるための手段だったと言って、 何も疑問を持たなかった一般のアメリカ市民たちからも 原爆は使うべきではなかったという意見が出始めているようです。 これはインターネットの普及、SNSの影響によるところが大きいと思います。 核不拡散条約や核兵器禁止条約のことを言い続けることでは、世界中の国から核を放棄させことは現実的ではないと思います。 インターネットの使い方によって、世界はどんな展開をするのでしょう。 ごく普通の人々の意識が変わって、核兵器など持たないことが常識になる時代が少しでも早くくれば良いのですが。