映画『黒い司法 0%からの奇跡』


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映画『黒い司法』は、ひさびさに感動した作品でした。

黒人差別をテーマとした映画には、これまでも、

『グリーンブック』『グローリー』『それでも夜は明ける』『42 世界を変えた男』など数々の名作があります。

この『黒い司法』は、それらと同じく傑作でした。

1980年代のアメリカの実話です。

ハーバード大卒の新人弁護士が南部の町にやってきます。

黒人、北部出身、ハーバード大卒、黒人犯罪者の弁護人、という、南部の人から最も敵愾心を持たれる要素ばかりの弁護士です。

様々な嫌がらせがあります。

白人の証言者が自分の証言は嘘だと裁判で打ち明けた勇気は、映画『告発』を思い出させます。

しかし、ほんの数十年前では、黒人へのえん罪が日常的に行なわれていたようです。

このような実話を観ると、人類の意識は確実に進化していると思えてきます。

 

 

 owl22 (60.98.32.128)  
ショーシャンクさん、こんばんは。
映画のご投稿、待っていました!
ありがとうございます。 最近なかなかいい映画にたどり着けなかったので、さっそく観ました。
再審が1993年と知って、驚きです。
神戸の震災が1995年で、それに近いです。
KKKも全くニュースにならないし、でも、まだ黒人差別がこんなにも根深く、冤罪がまかり通っていたとは。
原題 Just Mercy でしたが、Justice and Mercy の意味なのかと思いました。
最後の方に短く取り上げていましたが彼の晩年の様子を含めて、原題は、大きなテーマだったと納得しました。
奇をてらったりせず、まっすぐな映画なので、感動も奥深くからじわーっときました。 良い映画をいつも教えていただいて、ありがとうございます。
大寒波襲来とのニュースです。温かくしてお過ごしください。
ショーシャンクさんの毎日が「好日」でありますように。
 
 
owlさん、こんにちは。
映画はぼちぼち観ているのですが、なかなかここで紹介するような感動作と言うのが少ないですね。
映画の9割以上は駄作ですから。
感動ではないですが、ネットフリックスで、『ゲスト』という映画があり、ホラーの部類でしょうけど、これには見事にやられました。
『シックスセンス』『アザーズ』のようなやられ方で、『ビューティフルマインド』も思い出されるようなどんでん返しがあってまあ面白かったのですが、ここで取り上げるほどではないですね。
『黒い司法』は、極めて正統派、直球の映画です。実話でもあり、やはり、このような作品がいまも作られているというのはうれしいですね。
ひさびさにいい映画でした。
 

 

 

 id:RichmondBC  
『黒い司法』を早速観ました。 「顔を見ただけで犯人が分かる」他、許せない言葉と行動で黒人差別をしていた警官や裁判官が許せませんでした。 良い映画を紹介していただき有難うございます。
確かに、人種差別は許せないものではありますね。
社会構造上の問題もあるでしょう。
差別のために低所得や無職が多くなる⇒犯罪が増える
となり、少し前までの時代は特に、黒人や移民に犯罪者が多く、余計、偏見を増長させたり冤罪が多くなる環境だったと思いますね。
しかし、この映画の主人公のような努力のおかげで、本当に人類は進歩しました。
『人は世界を変える力がある』ですね。
 
 
 owl22 (60.98.32.128)  
ショーシャンクさん、こんばんは。
『黒い司法』の本を取り寄せ、読み終わりました。
本当にありがとうございます。とても素晴らしい内容でした。
映画のご紹介なしでは、決して手に取ることがなく、知らないままでした。
アメリカの闇。死刑囚の9人に1人が潔白(これは「ブライアン・スティーブンソン「司法の不公正について話さなければなりません」のビデオから。) 本当に、辛く、悲しく、何度も本を、目を閉じ、これ以上前に読み進めない、と思い、何日も本を閉じて、誰にということでないのですが、とにかく祈りました。
少年死刑囚、女性の受刑者への蹂躙。
男性矯正官や、牧師さえからも。
原題Just Mercy :そう、だた思いやりが大切。それを受け取ることをしていない人にこそもらう意味がある。
これ、そんなことできるのか?と思いましたが、 極限まで追い詰められたのに、赦すなんて。でも、ウォルターは乗り越えていったんですね。
本の帯にもありましたが、諦めない人生、本当にありがとうございました。
 
 
owlさん、こんにちは。
本を読まれたのですね。
私は、映画だけで本は読んでいませんが、原作も良い作品なのでしょう。
 
白人の証言者が、自分の証言は嘘だったと告白したとき、これで裁判は勝ったと思いましたが、そうなりませんでした。
『0%からの奇跡』という題名からその結末を予想できている私であっても、絶望的な気持ちになりそうでしたから、本人たちはまさしく可能性0%を実感したことでしょう。
歴史上、前例がないことは、無理だと考えてしまうのが人間ですから。
それを思うと、やはり人間にこの世を変える力があると信じるのは大切なことなのだと改めて思います。