テレビ番組をリアルタイムで見ることは全くなく、最近は大河ドラマもオンデマンドでまとめて見ます。
この『アンチヒーロー』も、既に終わって1ヶ月くらい経つらしいですが、Netflixで全話やってましたので、時間があるときにまとめて見ました。
このドラマは本当に面白かったですね。
中身がぎっしり詰まっていて、最後まで、司法とは何なのかを考えさせられるドラマでした。
確かに、起訴有罪率99、9%はおかしいと言えばおかしいですし、かなり強引なこともあるとは思います。
しかし、現実的には、不起訴の事例がごまんとあり、検察はめったに起訴しないのも事実です。
起訴しろよ、と思う事例でも何故か不起訴であることも頻繁に起きています。
私は、基本的に、絶対的応報刑論に立つので、むしろ不起訴の数が多すぎるとは思っています。
最高裁判事候補の女性が転落していく姿が描かれていますが、最近、日本でも女性初の検事総長が誕生することがニュースになっていたので少しかぶるところがありました。
伊勢原のセリフ『鬼ヶ島に乗り込んだ桃太郎は鬼にも子供がいるということを考えたでしょうか』と明墨のセリフ『だって、人は人を裁くことが快感ですからね』をはじめ、脚本がうまい。
日本のドラマにしては見ごたえがありました。