韓国がいよいよ、おかしくなってきた。反日姿勢の話ではない。フッ化水素など日本の輸出管理強化がよほど打撃だったのだろう。「言い逃れ」や「大口叩き」はては「事実のごまかし」など、彼らの言動は「ひねくれた小学生」のようだ。
文在寅(ムン・ジェイン)政権の韓国が信頼できないのは、言うまでもない。慰安婦問題では「和解・癒やし財団」の一方的な解散、自衛隊機に対する火器管制レーダー照射事件、いわゆる徴用工問題など、常軌を逸した反日行動を続けてきた。
ところが、最近の韓国はそれどころではない。普通の国の官僚であれば、恥ずかしくて口に出せないようなセリフを吐いて、平然としている。官僚だけではない、大統領自身までがそうなってしまった。トップがそうだから、下もそうなったのだろうか。
たとえば、フッ化水素など3品目について、日本が「不適切な事案があった」と指摘すると、韓国は当初「証拠を示せ」と言い張った。ところが、韓国の国会議員に資料要求されると、たちまち156件もの不正輸出があったことがバレてしまった。
すると、なんと言ったか。
韓国産業通商資源省は7月10日、不正輸出について「我が国の戦略物資輸出管理制度が効果的かつ透明性をもって運用されている反証だ」と居直った。きちんと管理してないから、不正輸出が起きたのに、摘発したから「効果的かつ透明」とは、開いた口が塞がらない。
これでは「我が国は殺人犯をたくさん捕まえているから、安全だ」と言っているようなものではないか。とても、官僚のセリフとは思えない。官僚なら「たとえ1件でも、あってはならない事案」と考えるのが普通なのに、頭の中が完全にねじ曲がっている。
かと思えば、康京和(カン・ギョンファ)外相は同じ10日、米国のポンペオ国務長官に電話して、輸出管理強化が「我が国企業の被害だけではなく、米企業はもちろん、世界の貿易秩序にも否定的な影響を及ぼす」と語った。こちらは、お得意の告げ口外交だ。
韓国側はポンペオ氏が「理解を示した」と宣伝し、日本の一部マスコミもそのまま報じたが、はたして真相はどうだったのか。
米国務省によれば、両者は「北朝鮮の最終的で完全に検証可能な非核化(FFVD)と日米韓3極協力の重要性、インド太平洋における共通の挑戦に対する緊密な連携協力ーの3点で合意した」とある(https://www.state.gov/secretary-michael-r-pompeos-call-with-republic-of-korea-foreign-minister-kang-kyung-wha/)。
韓国が告げ口した問題の「日本の輸出管理強化」については一言もない。ポンペオ氏が「理解した」などと発言した痕跡もない。康氏が日本の悪口を言ったが、ポンペオ氏は「聞きおいた」くらいだったのではないか。これでは事実の捏造と見られても仕方がない。
韓国側は7月12日に開かれた課長レベルの日韓会合についても「原状回復と撤回を要請した」と記者団に説明した。ところが、経済産業省によれば「問題解決の要請があり、日本側は協議するような問題ではないので、事実関係の説明をすると回答した」だけだ(https://www.meti.go.jp/press/2019/07/20190713001/20190713001.html)。原状回復と撤回要求はなかったのだ。これも、同じ手口である。
クライマックスは、文大統領の発言だった。
文氏は15日、政府の会議で「結局、日本経済により大きな被害が及ぶことを警告する」と述べた。これを聞いたとき、私は思わず笑うしかなかった。「日本に警告する」とは、なんとまあ「上から目線」であることか。
「警告する」などという言葉が出てくること自体、韓国は自分の置かれた立場を分かっていない。もちろん、韓国の大統領に日本経済の心配をしてもらう必要はまったくない。日本は輸出管理を強化して何も困らないが、困っているのは自分たちではないか。
韓国はいまや国を挙げて、上から下まで狂乱状態と言っていい。それくらい、官僚から大統領まで責任ある人たちの発言が常軌を逸している。まるで「床にひっくり返って泣き叫ぶ子供」のようだ。いったいどうして、こうなってしまったのか。
最大の理由は、もちろん「日本の輸出管理強化がとんでもなく痛かった」からだろう。あまりの痛さに冷静さを忘れて、思いつく限りの「強がり」と「ごまかし」をするしか、手がなくなってしまったのだ。
こうなるまで、なぜ韓国は事態を放っておいたのか。
それは「日本が報復するわけはない」と高をくくっていた可能性が一つ。それから「自分で自分の反日攻勢に酔いしれた」。これは間違いない。日本の沈黙を自分たちの素晴らしい攻勢の成果と誤解したのである。思い込みの激しい人々にありがちな勘違いだ。
韓国は今回の日本の措置を受けて、慌てて「協議しよう」と言い出した。だが、いまさら協議をもちかけても遅い。
経済産業省は今回の措置について「禁輸である」とも「徴用工問題に対する報復である」とも言っていない。輸出規制ですらなく、単なる「輸出管理の運用の見直し」にすぎない(https://www.meti.go.jp/press/2019/07/20190701006/20190701006.html)。どのように輸出を管理するかは、その国の国内手続きなので、そもそも他国と協議する話ではない。
だから、いくら協議を求められても、日本は相手にする必要はないし、実際に相手にしない方針だ。ようするに、韓国は「なんとか日本と話を付けて事態を打開しよう」としているが、日本側は「なんで?」という状態なのだ。
もちろん、私自身は一連の反日攻勢を受けて「韓国に報復すべき」と思っている。
今回の措置も、いわゆる徴用工問題をはじめ一連の反日行動が背景にあるのはたしかだ。だが、実際の措置はあくまで事務手続きにとどまっている。無用な批判を招かないように、世界貿易機関(WTO)ルールに違反しない範囲で運用を見直しつつ、事実上は政治的に反撃してみせた安倍晋三政権の対応は「エレガント」というほかない。
韓国だけでなく、日本の一部マスコミもこの点を理解できないようだ。
たとえば、朝日新聞は「対韓輸出規制 『報復』を即時撤回せよ」という7月3日の社説で「自由貿易の原則を捻じ曲げる措置は即時撤回すべきである」と主張した。見出しと中身の主張は「政治的報復の是非」と「事務手続きの見直し」をごっちゃにしている。
指摘したように、今回の措置は事務手続きの見直しなので、自由貿易の原則をねじ曲げたことにはならない。一方「報復を即時撤回せよ」と朝日が主張するのは勝手である。だが、政府は「報復ではない」と言っているのだから、こちらの主張も空回りしている。
結果として「韓国に報復するな」という朝日の主張だけが際立つ形になってしまった。朝日はそれで満足だろうが、読者は「朝日新聞がいかに韓国にシンパシーを寄せているか」を、あらためて認識したに違いない。慰安婦問題で誤報を続けた朝日ならでは、である。
(長谷川 幸洋 )
まあ、正論ですね。識者であればあるほど、韓国の対応はあきれ返っていると思います。びっくりなのは、韓国のひとりとしてまともな対応ができていない、投げかけられたボールをきちんと受けとめきちんと返してくる人がひとりもいないことですね。
交渉というのはキャッチボールなので、ちゃんとボールを見て受け止め、相手に自分が最も有利になるように投げ返さなければいけません。
ボールが投げられたことで右往左往して感情を爆発させ周囲にあるものを手あたり次第方向も定まらず投げまくっているような感じです。
日本は、『韓国の貿易管理体制に不備があるのでホワイト国から外す』と言っているのですから、今までのフッ化水素などの3品目に関し、日本から輸入されたものはすべて韓国内の会社で消費されたことを証明すればいいだけの話です。
韓国の関税庁の資料では今年5月に韓国から日本に約40トンものフッ化水素が輸出されたことになっています。しかし、日本の記録では、今年5月に韓国から日本に入ってきたフッ化水素はたった120kgしかありません。
韓国政府の説明では、フッ化水素の不良品を日本に返品したものということです。
そうであれば、日本側にも韓国側にもその返品伝票があるはずですし、返品分の代金は相殺されて支払われているはずです。
証拠を出そうと思えばすぐに出せるはずです。
そのようなまともな対応をしようとする人が一人もいないですね。
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owlさんのご質問の答えですが
日韓関係は非常に歪に進んできた経緯があります。
日本は太平洋戦争に敗れて、それまでの価値観を全否定してきました。
日本は戦争と言う悪いことをしたという思想に乗っかり、過去は変えられないのだから戦争の被害者である韓国に対し戦争の加害者である日本は謝り続けなければならないという風潮が支配的になり、特に新聞社やテレビ局などのメディアがその風潮をたきつけてきました。
韓国は自分に不利なことが持ち上がるたびに、戦争の被害者であることを強烈に言ってきてどんなに理不尽でも有利になるようにさせてきました。
膨大な解決金を支払って合意した日韓合意があってもおかまいなしです。
それはちょうど、ヤクザが交通事故の被害者になったときとそっくりです。
どんに解決金を支払って合意しても、また後から『自分は被害者だから』とたかってくることが非常に多いようです。
特に毅然とした対応ができない優しい人に対しては図に乗ってくるのです。
日本は今までずっと『争い事は避けよう』『自分が折れて万事解決するなら折れよう』ということでやってきました。相手の善意を信じたのです。
また、韓国に毅然とした態度をしようとすると、日本のメディアや野党などから非難の嵐が襲ってきます。理由は避けますが日本のメディアは韓国シンパがかなり支配的です。
このようなことから、日本はちゃんとした主張をすることを避けてきたのです。
被害者であることでいつまでもたかろうとする人に対し、一番悪い対処は、相手の言いなりになってお金を払い続けることです。カモとなることです。
今回、はじめて、日本は毅然とした対応をしてくれました。
今まででしたら途中で腰砕けになるので、今回は日本の将来のためにも筋を通してほしいものです。
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韓国最高裁が日本企業に元徴用工への賠償を命じた判決を巡り、河野太郎外相は19日、韓国の南官杓(ナム・グァンピョ)駐日大使を外務省に呼び、日韓請求権協定に基づく仲裁委員会の設置に韓国側が応じなかったことについて「非常に残念に思う」と抗議した。また「韓国政府が国際法違反の状態を野放しにせず、ただちに是正措置をとることを強く求める」と述べた。
南氏は、6月に日韓の企業が資金を拠出して財団を設立し、元徴用工に補償する案を提示したことを念頭に「韓国政府の努力の一環として日本側に韓国側の構想を伝えている」と述べた。これに対し、河野氏は韓国側通訳が南氏の発言を日本語で説明するのを「ちょっと待ってください」とさえぎり、「韓国側の提案は全く受け入れられるものではないことは以前にお伝えしている。それを知らないフリをして改めて提案するのは極めて無礼だ」とまくし立てる一幕もあった。
日本政府は今年1月、協定に基づく政府間協議を韓国に要請。回答がなかったため、5月に協議で解決しない紛争処理を付託する仲裁委員会の設置を要請した。しかし、韓国は協定上の期限である今月18日までに仲裁の諾否を回答しなかった。韓国側は「日本が一方的、恣意(しい)的に定めた日付だ」として、日本側が仲裁手続きを進めたことに不満を示している。
(7/19(金) 12:23 毎日新聞 )
河野外相の姿勢は素晴らしいですね。
今まで、どんなに無礼なことをされても愛想笑いしているだけで『無礼だ』ということが全くなかった日本としては初めてですね。
外務省が事前に『受け入れられない提案だ』とはっきり拒絶しているにもかかわらず、韓国は公式に発表して『日本側がこの案を受け入れれば協議する』などと言ったのです。
即座にはっきりと断っているにもかかわらず、ただ、韓国は日本に提案して働きかけたというアピールをするためだけに日本が拒絶しているのに公表したのですから、誠意というものが全くない、無礼な態度です。
韓国には国際法に則って協議する気が全くないのですから、これからは、韓国にしてきた100以上ある特別な優遇措置を月に1つずつ外していけばいいのです。
韓国への優遇措置を外して困ることは日本には一切ありませんから。