東京オリンピックと大谷選手

owl22 (106.156.113.172)  

ショーシャンクさん、こんばんは。 暑い日々が続きますね。白い雲がもくもくと、すっかり夏空になりました。あの雲を見ていると、業火に焼かれることなどなく、空からフワッと妖精が現れて地球を一瞬にしてきれいにしてくれないかな、など妄想してしまいます。
先日は自分の中で思い出すことがいろいろあり、映画を消化できずに、失礼しました。 『生きる』という、その強烈な姿勢に心打たれています。あの後『ショーシャンクの空に』のラスト部分を何度も何度も観ました。バスが坂を登っていくところを後方から撮ったシーンを中心にです。I hopeが4回も出てくる落ち着いた俳優の声もとても好きで、『ショーシャンクの空に』って本当にいい映画ですね。 『異端の鳥』のエンディングは、バスのシーンでしたが、『ショーシャンクの空に』も、もともとはバスのシーンで終わるはずとありました。もしかしたら、ラストは「ショーシャンクの空に」のオマージュだったかも、と考えています。
以前ショーシャンクさんが、”I hope”は日本語の希望とはちがう、というお話をなさっていたと思うのです。だから、どういう意味なのかな?時々考えます。「異端の鳥」の男の子も、どんな過酷な時も家族に会うという希望を持っていました。まだ続くであろう過酷な旅、希望が叶うか否かは神(天)の采配ですが、ここでの希望は唯一彼に最後に残された自由でもあるんですね。 ”Hope”という言葉の意味。 考え続ければいつかショーシャンクさんの考えていらっしゃる意味にたどりつき、私も人生を豊かに、と願っています。これからも映画や本を通して考えていきますので、待っていてくださいね。
「大統領の料理人」を観ました。強いですね、フランスのプロの女性。大統領役が有名な哲学者だったのですね。
不思議な雰囲気がありました。
彼の葬儀でマクロン大統領が哀悼の辞を述べていましたが、とても楽しませていただきました。
哲学者といえば、「ギリシャの罪悪は万を超えるが、競技者族より悪いものはない」(byクセノパネス:哲学者)と、 古代ギリシャから現代のオリンピックも変わらずに同じ構図で、”族”とは、周りに群がる利権を貪る層の人達なんでしょうか?昔から悪者なんですね。変わりませんね。 最近特に感じるんですが、文化の階層がはっきり、わかれてきたように思います。
さて、オリンピック競技始まりましたね。時々見ています。やんちゃな子が増えそうな競技もありましたが、 ”Sho Time!”がありました!! 柔道の大野将平さん。
あの大谷翔平さんとそっくりな名前で、彼のインタビューは光る言葉が満載でした。メモしておきました。 テレビで映画を視聴できるように環境をかえました。何かまたご覧になったら、教えていただけると幸いです。 ショーシャンクさんの明日がどうぞ「好日」でありますように。

 

 

 

owlさん、おはようございます。

東京オリンピックに関しては、私は開会式が海外の人に対して恥ずかしい出来だったこともあり、少し冷めた目で見ています。

もともとコロナ禍での開催には反対でしたが、それでも開会式がもう少しまともであれば、見るモチベーションは起きたかもしれません。

東京オリンピックの開会式は制作費165億円もかけています。

映画で言えば、『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』の制作費と同じかそれよりも多いくらいです。

もし、この開会式が16億円でできたのであれば許せます。

しかし、ハリウッドの大作映画と同等の制作費をかけたのですから、このようなとりあえずごちゃごちゃかき集めて披露しておきます的な一貫性のないものを見せられると世界で見る眼をもっている人たちに恥ずかしいという気持ちの方が強かったです。

あまりにも発想が陳腐です。国境がないと言うことで『イマジン』の選曲もありふれていますし、多様性の象徴と言うことで大坂なおみを持ってくるのもそういう目でしか見てないことがばれますし、大工やコロナの中でのアスリートを表現した踊りのパフォーマンスの数々もとりあえずめぼしいテーマを寄せ集めてきた感しかしませんでした。

つまり、本当に表現したい『メッセージ』がどこにもなく、やっつけ仕事にしか見えませんでした。

やはり、電通は腐っていますね。

もともとの案どおりであれば、世界に日本を発信できたのに、本当に残念です。

唯一よかったのは、NHKのアナウンサーが台湾入場の時に『台湾です』と言ったことくらいです(笑)

というわけで、私は男子サッカーくらいしか見てないです。

去年言ってたのですが、このコロナ禍では、開催国の日本や先進国たちがメダルを独占することになります。後進国は練習も満足にできないところも数多かったので。

不公平な大会という点からもあまり自分の中で盛り上がらないでいます。

 

いまは、おっしゃるように、自分の中では、大谷翔平の大活躍がうれしくて、よくYouTubeで、大谷翔平について討論しているアメリカのテレビ番組を見たりしています。

大谷翔平には、本人の希望通り、高校卒業と同時にアメリカに渡ってほしかったですね。あの18歳の時に、私は強くそう願っていました。才能溢れる人は日本のプロ野球などというところではなく最初からメジャーに挑戦すべきだと思います。野球評論家などは『日本のプロ野球をなめるな』と相当叩いていましたが。

今もう27歳ですからね。18歳の時とは10年近く経ってしまいました。

これを見ても、日本の閉塞社会を考えてしまいます。

アメリカでは、メジャーを代表する選手たちがこぞって大谷を称賛しています。

メジャーのトップであるトラウトも大谷を大変かわいがっています。

それに比べ、日本ハム時代、中田は大谷を嫉妬し大嫌いだったと証言しています。

日本の閉塞感はこのようなところから発生しています。

 

おっしゃるように日本は悪い方向に階層が分かれていっていますね。

二極化というより、中間層がごっそり下の階層に落ち込んで行っている感じです。

これから日本の社会はより一層の閉塞感へと進んでいきそうです。

 

映画『ショーシャンクの空に』の『I hope』には、『I』と言う主体があり、『hope』という能動があります。

日本語訳の『私の希望だ』と言う言葉には、『私が望む』という主体も能動もありません。

映画『ショーシャンクの空に』では、『私の希望だ』ではなく『I hope』でなくてはいけないと思っているのです。

 

暑い日が続きますね。

私も入道雲が大好きで、私が最も好きな言葉は『雲の峰』でした。

お体に気をつけてお過ごしください。