ゲーマー目線さん、こんにちは。
昨夜の閉会式も最初の方を見ました。
開会式に比べ、最初は期待できるかなと思わせましたが、途中からやはりとりとめもなくダラダラな進行になってしまい、1時間くらいで見るのを止めました。
昨日8月8日付の週刊文春電子版に、【幻のMIKIKOチーム版の開会式】が報じられていましたね。
それによると、当初の開会式案では、
『セレモニーは、大友克洋氏の漫画『AKIRA』の主人公の愛車・赤いバイクが新国立競技場を駆け抜ける場面で幕を開ける。』
らしいです。
そして、様々な、しかし、コンセプトが統一化されたパフォーマンスが続きます。
その中には、ドローンが地球を現したものもあります。
この、MIKIKO案で、わずかに残ったものが、今回の開会式で感動を与えたようですね。
それであれば、この案を無残に切り裂かずにしたら、と思わずにいられません。
この案の最後、競技紹介は、このようなものだったと言います。
【競技紹介は任天堂の宮本茂代表取締役が監修したものだ。会場のスクリーンに流れるビデオでは、2016年リオ大会にも登場したスーパーマリオが、土管を通って東京にやってくる。マリオがボールを投げると、ボールは日本が誇るキャラクターたちに次々とパスされていく。ハローキティから『キャプテン翼』の大空翼、ドラえもん、『ドラゴンボール』の孫悟空、パックマン、ソニック、ピカチュウ……。最後に再びボールはマリオの手に。マリオはそこから、会場に設けられた二つのスクリーンにダイブ!そして始まるのは競技紹介だ。キャラクターのCGたちが登場し、盛り上げていく。】
やはり、キャプテン翼が出ましたね。ドラえもんも。
これをやっていれば、世界中の人の心に残る開会式になっていたでしょう。
やはり、電通は腐りきっています。
テレビの影響力がますます凋落している今、電通の時代も幕を閉じたと考えています。
そうなんです。
私も、東京オリンピックには興味がなかったのですが、開会式と閉会式のあまりのつまらなさにびっくりして、どのくらいの予算をかけたのだろうと調べると165億円だとか。これ、びっくりしませんか。
日本映画の製作費の平均は、3億5千万だと言われています。
日本映画で16億円かければ、かなりの大作です。有名な俳優女優をいっぱい出演させることができます。その10倍かけて、この開会式閉会式ですよ。
とりとめのないものをダラダラと見せられた感しかありません。
何の統一化されたメッセージも感じられませんでした。
とにかく情けない開会式閉会式でした。センスの欠片もなかったですね。
日本の凋落をはっきりと予感させるような閉会式でしたね。
リオオリンピックの閉会式の時の次の東京オリンピック紹介演出が素晴らしかったので、当然、それを引き継ぐものと思っていました。
しかし、その案は電通のある者により潰されてしまいました。
ただ、その案がそのままされ開会式で世界中が感動したとしても、それは日本の強みを押し出したからであって、その強みはいまはアニメしか残されていない現実があります。日本の映画と言えばアニメ、世界で知られている日本の音楽と言えばアニメソングだけです。
結局、日本の文化の強みは、いまは、アニメと日本食だけしかありません。
これをこぞって、日本人は、『海外の人から日本はこんなに褒められている』という動画を作り続けていて、ますます自己満足の殻の中に閉じこもっていっています。
お祭りは終わり、これから世界は厳しい現実にさらされます。
オリンピックの大赤字を抱え、政権の支持率崩壊もあり、感染者の爆発が収まらない状況で、日本は特に厳しい状況となるでしょう。