プーチンの頭の中が分かってくると

プーチンの考えについていろいろ調べてみると、とんでもない未来が見えてきました。

私は、ずっと前から、プーチンは、ドネツクとルガンスクを独立国家承認して、国際社会に認めさせることが目的だと思っていました。

ウクライナを全面攻撃したり、原発を攻撃したのは、その目的のためとすれば合理性がなく、膨大な戦費と国際社会の強烈な非難、制裁を受けるだけなので、プーチンは呆けが入っていると考えていました。

しかし、さらに深く調べてみると、とんでもない構想に駆られていることがわかります。

子分だったウクライナが敵方に寝返るのが許せないという暴力団脳なのだと思っていましたが、もちろんそれもありますが、それどころではないところから発想しています。

暴力団発想を遙かに超えて、歴史上ではヒトラーに近い発想です。

ヒトラーは、ゲルマン民族の優秀性を説き、ユダヤ民族に搾取されてきたと見なします。

それがヒトラーの歴史認識、民族認識です。

プーチンは、スラブ民族またはキエフ公国の時の複数民族の優越性を信じていて、それが主にアングロサクソンに不当に扱われてきた事への強い不満を持っています。

アングロサクソンに対する強い憎しみがあります。

プーチンの考えるアングロサクソンとは、アメリカとイギリスです。

英米と正面から対決しようと思っています。

そのために、東側、つまり中国やインドなどのアジア、イランなどの中東を味方につけ、できれば、欧州をイギリスとそれ以外の国に分断し、ドイツやフランスを懐柔してロシア側に取り込むことを考えているのでしょう。

 

プーチンの頭の中がわかってくると、ウクライナにとどまらない未来が見えてきます。

次も、NATOに属していない欧州の国から攻めてくるかもしれません。

 

人類は大変な時代に突入してしまったのかもしれません。

                  (2022年3月7日午前10時30分)