プーチンは、完全に、ウクライナとゼレンスキー大統領を見誤っていましたね。
1年近くも、ウクライナの周辺を10万人を超える軍隊で取り囲み、軍事演習を見せつけることで威嚇し、意表をついて全面侵攻したら、ゼレンスキーは即座に亡命する、と見ていたでしょう。
ウクライナの国民は、ゼレンスキーに愛想をつかしており、支持率も低迷していることから、ゼレンスキーが逃亡した後、傀儡政権を樹立すれば、大歓迎してくれる、と妄想していたはずです。
ウクライナ、そしてゼレンスキー大統領は、本当に命をかけて戦っていて、それは、世界をいい方向に向かわせています。
もし、プーチンの思惑通り、2日間でゼレンスキーを駆逐してウクライナを奪取していたら、この次は、さらに隣国に侵攻していくはずです。
プーチンはロシア大帝国を夢想していますから。
そうなると、イランと中国が活気づき、それぞれが戦争を起こしていたでしょう。
世界は大変なことになるところでした。
中国は、ロシアのふがいなさを見て、腰が引けるようになりました。
欧米が一丸となったのも驚いたようです。
『こんなはずでは』と思っているでしょう。
ゼレンスキー大統領の強い意志のおかげで、ひょっとすると奇跡が起きるかもしれません。
誰も予想だにしなかった『ウクライナの勝利』という奇跡が起きてほしいと願っています。
軍事力ではロシアがウクライナを圧倒していますが。
ただ、最大の懸念は、
1,ロシアが、戦術核兵器を使用すること
2,ロシアが、原発施設を爆発させること
3,ロシアが、生物化学兵器を使用すること
プーチンを分析すると、この3つとも可能性が高いと言わざるを得ません。
私は、世界は絶対精神の自己展開だと思っていますし、その故に、歴史は自由の方向に向かっていると思っています。
人権蹂躙しているロシアと中国が、自由で開かれた国に生まれかわることを願っています。
ロシアはもうじきそうなりそうです。
クーデターのようなものによって。
(2022年3月13日19時58分)