有名人の自殺が相次いでいますね。
私のようなテレビを全く見ない者まで顔や名前を知っているというのは、社会的に言えば完全な成功者です。
少し前に亡くなられた竹内結子さんはまさしく最も美しいトップ女優でした。
竹内結子さんも渡辺裕之さんも上島竜兵さんも、成功者である上に、社交的で友達も仲間も多かったようです。
およそ自殺する理由はないはずです。
大きな謎に包まれています。
これを解明するのは仏陀しかいません。
仏陀は、『sabbe sankhara dukkha』=一切の形成されたものは苦である、と言いました。
私たちは、苦の集積に向かっていると。
そして最後には誰もが違逆に遭うのだと。
すべての存在は生じたときから滅に向かっています。
トップの成功者は、トップであるために、失なうことへの恐怖も極めて大きいのです。
人間は皆、自らの自己イメージを構築して生きています。
その自己イメージは、無数の他人からの言葉や態度や評価などからなっています。
トップ女優は膨大な人からの称賛や尊敬の言葉をかき集めて自己イメージとしており、そしてその自己イメージを守るために必死になります。
そして、その自己イメージが失われる事への恐怖に、自分の精神が耐えられなくなったときに人は自殺します。
『仏陀の真意』で書いたように、人間はみな苦の集積に向かっているのです。
ですから、いますぐにでも、苦の集積に向かう方向をやめ、自己イメージへの自己同化を外していかなければ大変なことになります。
これからますます、世界はそして日本は大変な時代に突入します。
仏陀と直弟子の時代の仏陀の理法を甦らせなければいけないと思っています。
今までの仏教解釈では、現実社会の、竹内結子さんや渡辺裕之さんや上島竜兵さんがなぜ自殺されたのかを説明できないはずです。
それは、仏陀の真意とはかけ離れた解釈をしてきたからです。