先月紹介した映画『マエストロ その音楽と愛と』を繰り返し観ています。
音楽関連の映画は、私は何度も見る傾向にあります。
今までの人生で最も繰り返し観た回数が多いのは『ショーシャンクの空に』を上回って『アマデウス』です。
『アマデウス』はあまりにも何十回と観たので、役者の演技の粗が見えてくるほどで、映画としては不完全ですが、特にモーツァルト当時のオペラの雰囲気を味わいたくて何十回となく観ました。
『マエストロ その音楽と愛と』もこれから先、何度も繰り返し見ることになりそうです。
久々に、私の好きな映画ベストテンに入る作品なのかもしれません。
重要なところで、マーラーの曲がかかります。
マラ5とマラ2です。
マーラーの最高傑作、そしてひょっとするとすべての交響曲の最高傑作は、マーラー交響曲第9番だと思っていますが、この曲については、バーンスタインとカラヤンの間にエピソードがあります。
バーンスタインのマラ9の演奏はこちらです。
ただ、私には、バーンスタインのマラ9は激しすぎます。
2番であればいいのですが、9番はどうでしょう。
私は指揮者のなかで精神性が感じられないカラヤンが嫌いなのですが、何故か、マラ9だけはカラヤンを聴きます。
ベートーヴェンならフルトヴェングラーが至高と思っていて、カラヤンのベートーヴェンは絶対に許せないのですが。