映画についてのひとりごと 55

モーツァルトの手紙なんかを読むと、非常に無邪気です。
アマデウス』のモーツァルト像はある程度当たっているかもしれません。
実生活でも無邪気にふるまうところがあって、それがサリエリを怒らせたりしたこともあったと思いますが
やはり嫉妬はあったとは思います。
映画でも描かれてましたが、モーツァルトの才能を最も理解していたのがサリエリだったのでしょう。
才能を理解するには相応の才能が必要ですから。
皇帝やモーツァルトの奥さんは、モーツァルトの才能を理解はできてなかったのでしょう。

サリエリが音楽を理解する才能を持っていたために、モーツァルトの音楽に神そのものを見て
ついにサリエリは神を呪うことになります。
誇張が大きいですが、なかなか考えさせられる作品です。

 

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いま、『ヘルプ』観ました。
正月の間は全然映画を観ることができなかったので
観ようと思って買ってたディスクが溜まってきました。
一気に観ようと思っています。

さて、『ヘルプ』、非常にいい映画でした。
2001年以降の映画にはあまり名作がないと思っていたのですが
この『ヘルプ』は間違いなく名作です。
アカデミー賞作品賞受賞の『それでも夜は明ける』などより
ずっと感動しますし泣けました。
それでも夜は明ける』に何の意志も希望も感じることはできませんでしたが
『ヘルプ』にははっきりした意志も希望もあります。

このような傑作を紹介していただいてありがとうございました。

 

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亀太郎さん
サリエリを詳しく書いたサイト紹介ありがとうございます。
面白いですね。
この人は、サリエリは毒殺の犯人ではないという方向で書かれていますが
ここに書かれた数々の状況証拠からは、やはりサリエリ、怪しい感じはしますね(笑)
とても面白い読み物でした。
年が近かったとは意外でした。
この記述では、コンスタンチェもサリエリを疑っていたような感じですね。

あと、これは全く関係ないですが、この文の中に
『でも、音楽室の壁に貼られたベートーヴェンて、何であんなに怖そうに睨んでいるのを、文部省はわざわざ選んだんだろう?』というのがありますが
あの肖像画は本人を前に書かれた代表的なもので、実はベートーヴェンメイドさん
その日、マカロニをこがしてしまったらしくベートーヴェンはそのことで非常に不機嫌だったらしいです。
普通なら、マカロニごときで、肖像画を描いてもらうときまでずっと不機嫌ということもないと思いますし、自分の絵を描いてもらうのですから愛想笑いくらいしそうなものですが
やはり気難しい人だったようです(笑)

 

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ショパン 愛と哀しみの旋律』を観ました。
これは、駄作中の駄作ですね。
精神性や音楽性のかけらもない酷い作品です。
何が描きたかったのか全く不明です。
ショパンジョルジュ・サンドも冒涜しているとしか思えないです。
映画を作る人の視点によって、ここまでくだらない作品になるのだということが納得できる作品でした。
古典というだけの『未完成交響楽』もそうでしたが、音楽家の映画は成功するのは難しいですね。

 

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真田丸』見ました。
つかみはまずまずOKという感じでしょうか。
大泉洋がなぜ信幸になったか、この後の展開がわかるような気がしましたね。
優柔不断で弟より能力が劣っていてコミカルなキャラにしたいのでしょう。
凡庸なために様々な局面において悩み苦しむ人物として描かれるはずです。
弟の才能の引き立て役、道化という部分が大きいと思います。

三谷幸喜が最も苦心したのは、どのシーンから始めるか、ではなかったでしょうか。
大河ドラマは普通、主人公の幼少期から始めるのですが
今回は違いますね。
最初の面白いエピソードから始めるというのは、視聴率のためには欠かせないのでしょう。

1年間を通して見るのが苦痛でないドラマになってくれれば、と願います。

 

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真田丸』、昨日見て、三谷幸喜がそれぞれの人物をどのように描こうとしているのかわかったような気がします。
父親の真田昌幸は、結構いい加減なキャラとしたいようです。
言うこととやることが違ったり、判断をコロコロ変えたり、というようなキャラ設定にしてますね。
コロコロ変わる父親の言葉に長男は真意がわからず振り回され、主人公の幸村はその心の底がわかっているというような感じで進むはずです。

いずれにしても、コミカルで明るい感じのドラマになりそうなので、楽しめそうではありますね。

 

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ご実家は関西でしたかね。
やはり帰省されると言葉が同じなのでうれしくなったりされるのではないでしょうか。
北海道でも関西弁で話されますか。

真田丸』、わざわざアメリカからロボット馬をレンタルするのはそんな理由があったのですね。
録画していますので、また見返してみますね。
たぶん、そう思ってみてもわからないくらい精巧なのでしょうね。

 

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『陽だまりのグラウンド』ですか。観たことないなあと思いながらも、あらすじ見ましたら、新作当時にレンタルで観たことあります。
いい映画だったような気がしますが、あの当時は出店ばかりして忙しかった時で、すっかり忘れていました。懐かしいです。
ディスク買って観たいと思います。

今日は、『キャデラック・レコード』を観ました。
ビヨンセ主演・製作総指揮という謳い文句の作品ですが、いまいちでした。
エイドリアン・ブロディが『戦場のピアニスト』の印象が強すぎるのと
もっと単純にサクセスストーリーにしてほしかったところ、
やはりこうなるなあ、という結末で、ちょっと後味が悪かったです。
なかなかいい映画というのはないものです。

 

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『feel good』は大切ですね。
ショーシャンクの空に』でも、アンディは刑務所の運動場を歩いているときも
公園を散歩しているようで、まるで透明なコートに包まれているように
そこだけ空気が違っていた、という場面があります。
どのような環境や状況でも、そうありたいですね。

 

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湯豆腐いいですね。
お吸い物の素をだし昆布の代わりにするのですか?
それは知りませんでした。
ゆず胡椒鍋物には最高ですね。
ゆず胡椒を知ってからは手放せません。
九州の人に『胡椒が入ってないのに何故ゆず胡椒って言うの?』と聞いたことがありますが
よくわからないらしいです。

 

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ココア最高ですね。
寒い時に熱いココアは本当に温まります。
雪がちらついている日にクルマの運転してるときは
自販機を見たら、缶ココアか缶コーンスープのどちらかを買ってました。
温まっていいんですよね。
それが寒い日の楽しみの一つです。

ドイツの大晦日の事件、ああいう事件は本当に嫌です。
急に世界が悪い方向に進み始めたような気がするのは私だけでしょうか。
確かに、ベッキーSMAPのニュースで大騒ぎしている日本は平和ですね。

 

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雪ですか、いいですね。
こちらは雪の気配さえない、いい天気です。
ずいぶん寒くはなりましたが。

SMAPは確かに国民的なグループですが
SMAPの解散で大騒ぎできるというのは平和で有り難いことかもしれませんね。

 

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そうなんですよね。
マスコミの報道ばかり見ていると、年々凶悪犯罪が増えているように思えますが
実は、ずっと減り続けているのですよね。
社会のいい面をもっともっと報道すべきなのです。

ただ、塩野七海さんが言ったという「それは、あなた、平和の代償で仕方がないのよ」という言葉は全くの的外れですね。
平和の代償で殺人が起きるわけではなく、その反対でしょう。
統計的に日本でも争乱の時のほうが殺人事件は多かったのですから
やはり経済の発展や知性の増大によっていい方向に向かって行ってるとは思います

 

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唐辛子を胡椒と呼ぶからゆず胡椒なのですね。
納得です。
私が聞いたのは北九州出身の人だったので、言語圏が違ったのかもしれません。

湯豆腐は煮すぎないで、湯を沸騰させて火を止めてから豆腐を入れると
5分したら外側が70度、内側が50度になるようです。
甘みが出ますのでおすすめです。

 

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官庁を地方に分散するのは大賛成です。
ただ、官庁間の連携も大事でしょうから、政治の一大中心を東京以外に作るのがいいかもしれませんね。
アメリカのニューヨークとワシントン、中国の上海と北京のように
経済の中心と政治の中心を分けるのはありだと思いますね。
作るとすれば、リニア新幹線の沿線がいいと思いますが。
その中で地震の少ないところでしょうね。

 

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旅人さん
こんにちは。

これはたぶん捏造でしょうね。
基本的に占いや予言は当たらないと思っていますから。

3年前、非常によく当たる占い師と言われていて3カ月以上予約が満杯の占い師に
占ってもらったことがあります。
結果は破財の運命で、近いうちに(その年のうちに)事業も財産も破産するというものでした。
確かにその当時とんでもない土地を購入してしまって
固定資産税や登録免許税だけで大金を払わなければならず
売れる当ても活用できる当てもなくその占いは当たるとしか思えませんでした。
その半年後に再び占ってもらいましたが同じ結果でした。
しかし、その後、その土地も売れましたし、事業内容もすこぶる順調で会社は無借金経営になりました。

やはり、未来は全く決まったものではなく、自分で作り上げるものだと確信してます。

 

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当たると評判の占い師に見てもらったときは、状況的には最悪でした。
自分の判断ミスで、巨大な建造物がある土地を格安で買ったのですが
それを活用するためには修復費用がいくらになるかわからないと判明しましたし
その建造物のために売るにも売れないものでしたし、
更に悪いことには、建造物にかかる固定資産税が莫大なもので
持っていればどんどん資金が減っていく状況でした。
本業の業績も落ちていましたし、確かに占い師が言うことは当たるだろうと自分でも思いこんだくらいです。
その他の状況も、まさにどん底でした。
人生において八方塞がりということはこういうことかと思いました。

ですから、占いは当たらないというのは不正確で、当たる占いは存在するけど
それを自分の想念で全く覆すことはできる、一変させることはできるというのが正確です。

当たる占いや運命というのがあるように見えるのは
人間がそれぞれ同じ思考パターンに嵌っていてそれを繰り返しているだけだからです。
ですから、思考パターンを変えれば全く占いは当たらないということになります。

 

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真田丸』、三谷幸喜のここ最近の作品群の出来から危惧していたのですが
なかなか面白い感じで進んでいますね。
私は、戦国武将では最も興味のある人が武田勝頼なので、1回2回ともとても面白かったです。
できれば、いきなり武田家滅亡の瞬間から始めずに、武田勝頼に仕えていた何年間かを描いてほしかったような気がしますが。
戦国最強の武田軍団がなぜ滅びてしまったのかに相当興味があるのですが
大河の筋とは全く違うことなので、さらりと行きましたね。
ただ、今日の2回目では、徳川家康に『勝頼は決して愚鈍な男ではなかった。』『むしろ武勇には秀でておりました。』『何故じゃ。信玄が偉大過ぎたか、取り巻きが間抜けすぎたか。正信、何が一体、人を滅ぼすのか。』と会話させます。
三谷幸喜も、武田家の滅亡に関心があったのでしょう。
掘り下げるところは掘り下げていて面白いですね。