映画についてのひとりごと 79

昨夜は買っていた『杉原千畝 スギハラチウネ』を観ました。
いい映画でした。日本映画とは思えないような造りで感動しました。
主役が唐沢寿明なのでちょっと不安な部分もあったのですが
(見るまでは主役は本木雅弘にしてほしいと思ってましたが)
杉原千畝の人生を知りたかったので、唐沢寿明でも十分でした。
杉原千畝 スギハラチウネ』を観てから、
急に『シンドラーのリスト』を見返したくなって観ました。
こういうとき、ディスクを所有していると本当に助かります。
シンドラーのリスト』は以前に観た時はあまり感動せず
結構文句を言ってたり、スピルバーグの才能そのものを低く見てましたが
今日見返したら、本当にいい映画でした。

実は、『杉原千畝 スギハラチウネ』のほうが『シンドラーのリスト』より上ではないかと
あるいは、シンドラーより杉原千畝のほうが意識として素晴らしいのではないかと
確認するために『シンドラーのリスト』を見返したのですが
どちらも傑作で、泣けました。

 

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琉球ナイトさん
こんにちは。

『チョコレートドーナツ』、いい映画のようですね。ディスク買ってみたいと思います。

同性愛の問題を扱った映画も多いですね。
ボーイズ・ドント・クライ』や『ブロークバック・マウンテン』や『ミルク』『プリシラ』などありますが
その中でも、『ボーイズ・ドント・クライ』はとことんやるせない作品です。
確か、実話だったと思います。悲しくなりますね。

日本でも、この前、法科大学院の男性が告白した友人に同性愛であることをばらされて
自殺した事件がありました。
ただ、世界的に見ると、日本はそういう問題には大らかです。
キリスト教世界などでは、同性愛であるだけで牢獄に入れられたりした例が多くありますから。
もちろん日本でもまだまだ偏見は多いとは思いますが。

どんな人でも幸せに生きることができる世の中であればいいですね。

 

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coohさん
こんにちは。

最初『シンドラーのリスト』を観たときには、
シンドラーが若干うさんくさく思えましたね。
会社経営者といっても、経営は全くせずすべての経営をユダヤ人の計理士に丸投げです。
ユダヤ人の計理士が「(経営まで自分がするのであれば)あなたは何をするので?」と聞いたら
シンドラーは「会社の顔としてPRしたりコネをつくったり」というようなことを答えます。
つまり、パーティーに行ってはナチスの幹部に賄賂を渡したり女性をあてがったりして、
ナチスに取り入るのが唯一の仕事です。

杉原千畝は最初から「自分は世界を変えたい」という意思を持っていました。
《意思至上主義》の私は、杉原千畝に感動しましたが
確かに、もう一度『シンドラーのリスト』を見返して、
おっしゃるように、途中からユダヤ人を救いたいとする心情は本物で
素晴らしいものだと思いました。
全財産を投げ打ち、危険をもものともせず助けようとしたのですね。

やはり、映画は何度か観ないといけないですね。

 

 

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確かに、『ベンハー』はブルーレイでも2枚組です。
『ベンハー』『アラビアのロレンス』『十戒』などは、
ディスクを持っていてよほど時間に余裕があっても、
なかなか見直しませんね。

『ベンハー』は最新の修復技術で色彩も鮮やかに蘇っていますから
わざわざ大金を投じてリメイクすることはないと思いますが。
前回の『ベンハー』を超えることはできないでしょうから。

 

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リッチポンタさん
おはようございます。

古い映画は上映時間があまりにも長いですね。
また、比較的最近のイタリア映画などでも長い映画はあります。
しかし、いまは、どの映画も上映時間2時間になるように編集してますね。
それだけ長い作品に耐えられなくなってるのでしょうけど
最近では、その2時間にも集中できない人が多くなってるようです。
ネットや録画媒体の普及で、興味のある部分だけ取り出せるようになって
2時間ずっと、という形が無理な人も出てきてるのかもしれません。

トランプは未知数です。しかし、最近、大統領としての鷹揚さも演出し始めましたね。
安倍首相がヒラリーと会いましたが、この時期に決め打ちはよくないですね。
ヒラリー重病説も軽視しては危険です。
日本は基本的には共和党と仲良くすべきなので、どうかなと思いました。

 

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こんばんは。
レナードの朝』は、持っているディスクの中で、この週末見返してみようと思っていたところでした。
ロビン・ウイリアムスは、この人しか出し得ない、独特の雰囲気を持った俳優ですね。
大学教授、教師、医師など、先生と呼ばれる役が多いですね。
非常に深いところを見通すような目をしてました。
本当に惜しい俳優さんです。

チェンジリング』は持っているディスクの中でも、見返すことがなかった作品です。
クリント・イーストウッドの作品は、時にどうにもやりきれないような作品があって
これもその一つです。
ミスティック・リバー』ほどではありませんが、ちょっと救いがないので
なかなか見返すことがありません。

 

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owlさん
おはようございます。

『レオン』のディスク、引っぱり出して最初と最後のシーン、確認しました。
最初観ただけで引き込まれて、全部観てしまいそうになりました(笑)
おっしゃるように、最初のシーンと最後のシーンは対比になってるのですね。
はじめて気が付きました。

ナタリー・ポートマン、いまはすっかり大女優ですね。
スターウォーズのアミダラにも抜擢され、そしてブラック・スワンの主役ですからね。
この『レオン』の少女役のときをみても、ブラック・スワンの主役をして当然のような雰囲気は既に持っていますね。
ブラック・スワン』はとても面白い作品でした。

ジャン・レノは、『グラン・ブルー』のときもよかったですね。
日本はこんな世界的な大俳優もドラえもんにしてしまう凄さがあります。
YouTubeトヨタのCMが世界でも見られますから、世界中の人が
『あのジャン・レノドラえもんに?!』と驚いていました。
ミランダ・カーもあんな感じで使われましたし。
さすが、日本の経済力です。

 

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真田丸』、とうとう真田昌幸が死んでしまいましたね。
真田昌幸は、天才中の天才でした。
大河ドラマは、真田昌幸を主人公にしたらよかったですね。
武田信玄の家臣の時から、有名なエピソードが数多くあります。
それに比べ、真田幸村は、大坂冬の陣夏の陣のほんの数か月だけエピソードがあり
それ以前に実績もエピソードもないのですから、主人公は無理がありましたね。

 

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リッチポンタさん
こんにちは。

そうなんですよね。
真田昌幸は死ぬ間際、息子の幸村に『青野ヶ原の策』を授けます。
しかし、『わしが大阪城に入れば成功するが、お前では無理だろう』と言います。
『皆は(実績のある)わしの言うことなら聞くが、お前は実績がないから誰も聞かないだろう。』と。
そして、その通り、幸村は野戦を提案しましたが、そんな馬鹿なといって誰も聞きませんでした。

真田が大阪城に入ったことを聞いて、徳川家康はブルブル震え始め、持ってるものを落とした、と言われています。
そして『真田の父のほうか?子のほうか?』と聞き
家臣が『真田の子のほうです。父親は既に死にました。』と聞いて、
家康は心底ほっとしました。

史実ではこの通りです。
昌幸と幸村の実力差、能力差、衆望、実績には格段の差があり
真田昌幸が生きてさえいれば、ひょっとしたら、豊臣家は潰れずに済んだかもしれません。

 

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coohさん
こんにちは。

確かに、関が原で豊臣家の旗を掲げることができていたら
西軍、完全勝利でしたね。
明治時代にドイツの軍事専門家が、関が原の布陣図を見て
「これは西軍が勝っただろう」と言ったそうですが
確かに布陣図からは西軍が圧倒的に有利です。
これでもし、西軍に豊臣家の旗があれば、西軍には裏切り者は出ず
むしろ東軍に裏切り者続出で、ごく短時間で決着したでしょうね。

豊臣秀頼の天下であればどうなってたでしょうか。
秀頼は偉丈夫でしかも優秀でした。

淀君のトラウマや強迫観念のために、豊臣家は滅びてしまいましたね。
戦の時に圧倒的に勝敗を分ける要素である金銀財宝も
淀君はどんどんなくしていきました。
淀君に何の決定権もなければ、豊臣家は繁栄していたでしょう。

 

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