参議院選挙、与党が勝ったのか負けたのかわからない微妙な結果でした。
消費税増税直前の選挙だったので、本来なら自民大敗が当然の選挙でした。
しかし、対韓国の貿易体制見直しに対し、韓国があまりにも感情的、攻撃的に対応してきたので、日本人もいい加減うんざりしてしまい、親韓親中の旧民主党、共産党に入れたら大変なことになるという考えの人も多くなりましたね。
つまり、韓国があまりにも騒ぎすぎたために安倍首相の自民の追い風になったと言えるでしょう。
ただ、改憲勢力は3分の2に届かなかったことは絶妙のバランス感覚が働いた感じですね。
個別ですと、れいわ新選組は注目されていましたね。
ひょっとすると台風の目になって3議席取れて山本太郎も当選かと思いましたが2議席止まりでした。健闘ではあるでしょう。
れいわ新撰組の経済政策は共感できます。自民を含めたすべての党の中で最もいい政策です。
消費税を撤廃して、法人税累進課税にする、これは是非してほしいですね。
日本の大企業が払う法人税は、あらゆる国の中で最も低いレベルです。
名目上の税率は高いように見せていますが、特別措置などで税金を払わなくていいような仕組みになっています。
大企業が実際に支払った法人税の金額をその企業の税引き前当期利益で割れば、本当の法人税率が出ます。日本は非常に低いです。
ただ、れいわ新選組が言うように、法人税累進課税にしますと、利益が出ている優良企業になればなるほど、高い税率を嫌気して海外に出てしまう危険性があります。それをどう防御していくのでしょうか。
また、れいわ新撰組は、経済政策ばかりで、外交政策は全く言及していません。本気で政権を取ると言っているのであれば、日本の針路である外交政策ははっきりとしておかなければいけないでしょう。
特に、チベットやウイグル民族に対する人権蹂躙が酷い中国と向き合うとき、その政党は人権に関してどのようなスタンスを持つのかを知りたいところです。アグネス・チャンのように、中国の人権蹂躙に関しては見て見ぬ振りする偽人権派が日本にはごまんといますので、そこは聞いておきたいところです。
私は今回は自民党に入れませんでした。それくらい、財務省や経団連の言いなりの政策には愛想をつかしてしまったので。
消費税増税などは全く間違った政策です。これから貧富の差がますます酷くなっていくでしょう。
派遣労働にしても、消費税増税して法人税減税ということも、外国人労働者拡大にしても、さらには円安誘導も、すべて経団連の思い通りです。
トヨタなど、アベノミクスの円安誘導によって莫大な利益を手にしていながら、派遣社員ばかりを使い、終身雇用も否定し始めています。少し景気が悪くなるとすぐクビにしようとしているのです。円安と法人税減税で莫大な利益はため込んでいるのですから、少し悪くなると社員のクビを切るのはおかしな話です。
マグノリア (219.62.234.179)