具体的な国家ビジョンがある人は

いま話題の総裁選ですが、政策を精査していくと、明確な国家ビジョンにもとづいた具体的な政策を考え抜いているのは高市さんだけですね。

今までの総理総裁候補で具体的な国家ビジョンを示したのは、高市さんがはじめてです。

まず、日本の問題点の正確な把握がなければ的確なビジョンはあり得ません。

サイバーセキュリティの問題は、今日の日米豪印の首脳会談でも2大テーマのひとつとして取り上げられます。

日本には1日、13億回ものサイバー攻撃がなされているとか。

民間の航空機や医療施設、鉄道、自動車などを標的にされるととんでもない大事故が発生します。

これからのテロも戦争もサイバー攻撃が大きな部分になりますから、サイバーセキュリティは喫緊の課題です。

また、AIの発達などで膨大に膨らむ今後の電力需要も課題です。

原発反対で、火力発電をなくし、自然再生エネルギーにするということでは、絶対的な電力不足や電気代の大幅値上げとならざるを得ません。

この問題の解決を核融合炉に求めるのは極めて具体的で的確です。

核融合炉は核分裂炉とは正反対で、反応がすぐ止まってしまうのが欠点ですが、つまりいまの原発と違って安全ということです。原発は反応を容易に止められないので危険だからです。

 

後の候補は、具体性が全くないか、実現不可能あるいは実現させたら大変な混乱だけ生じるものだらけです。

河野太郎の年金を全部消費税でまかなう案はトンデモ案です。今までの制度がぐちゃぐちゃに壊れるばかりか、消費税の大増税に必ずなります。

まず消費税20%ではとても追いつかないでしょう。

消費税の増税は、低所得層への影響が大ですから更なる格差の拡大になります。

岸田は善くも悪くも無難ですね。

この人独自の国家ビジョンや意志はほとんど見られないです。

野田聖子は本気で総裁になれると思っていないので、こども庁とか具体的なメリットがなくイメージだけの構想をいうだけで、野党マインドですね。

 

これだけでなく、候補たちの政策を精査していけば、誰が総理総裁にふさわしいかがわかるのですが、日本では残念ながら具体的な政策よりぼやっとしたイメージで選びますので、高市さんは右翼とレッテルを貼られている分、不利です。