- 警察と政府の、市民活動を「暴動」とする見解の撤回
- デモ参加者の逮捕、起訴の中止
- 警察の暴力的制圧の責任追及と外部調査実施
- 林鄭月娥の辞任と民主的選挙の実現
です。
特に今回逮捕された周庭さんたちの起訴、裁判はどうなるのか、ですね。
中国政府は、周庭さんら香港デモのリーダーたちを禁固刑にして何年か刑務所に入れておけばデモは起らないと考えるかも知れません。
しかし、本当にそうすると再びデモに火がつくでしょう。
周庭さんらが不起訴になったとしても、彼らの望んでいるのは民主選挙の実現ですから、デモや政治活動は続けていくでしょうね。
デモにより条例案を撤回してしまうと、民主化パワーに屈したと言うことで独裁政治がやりにくくなるので、中国政府は意地でも撤回しないと見てましたが、今回、正式撤回ですね。
欧米の政治家が非難の声をあげてくれたのが効いたかもしれません。
日本の政治家は全く何も言いませんでしたが。
中国政府の魂胆はどこにあるのか、これからの出方を注目していきたいです。
イギリスでは、ボリス・ジョンソン、かなり窮地ですね。
公約の10月末の離脱が非常に困難になっています。与党議員の寝返りもあって、政府主導での離脱強行は難しくなりました。
総選挙と言っていますが、それに踏み切れるだけの賛成票が取れるものか、これも厳しくなっていますね。
関税復活での北アイルランドとアイルランドの問題が最大の難問になっていますが、
とにかく、経済的には、合意なき離脱をした方がイギリス経済は伸びるということをボリス・ジョンソンは説得していかなければ、またまた、永遠に先延ばしになってしまうでしょう。
[香港 4日 ロイター] - 香港政府筋は抗議活動のきっかけとなった「逃亡犯条例」改正案の正式な撤回を林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が4日中に発表するとの報道を確認した。ロイターに述べた。
香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが複数の匿名筋の情報として報じたていた。 中国本土への容疑者の引き渡しを可能とする逃亡犯条例の改正案をきっかけとして6月に抗議デモが始まったが、その後は幅広い民主化を求める運動に発展した。条例の正式な撤回が沈静化につながるかは不透明だ。
(ロイター)