【ノーカット】アメリカ大統領選 最後のテレビ討論会(10月23日)
米大統領選、最後(といっても1回なかったので2回目ですが)のテレビ討論会がさっきありました。
また日本時間では朝の10時からでしたので、リアルでは見ることができませんでしたが、いま、昼休みを利用して見ました。
今回は、かなりトランプが優勢だったと思います。
バイデンがいくら口でいいことを言っても『それならお前が副大統領だった8年間になぜやらなかったんだ?』という切り込みができたからです。
司会者もおおむねバイデン寄りのような印象ではありましたが、『バイデンさん、それではなぜいまの経済対策を民主党賛成に持っていけないんですか?』という強烈な突込みもしてくれていて今までの司会者よりはずいぶん公平な感じを受けました。
しかし、残念ながら、バイデンの失言を引き出すことはできませんでした。
トランプは、相手を追求していく技術が下手な印象を受けます。
自分の主張をまくしたてるばかりで、相手を追い詰める能力が極めてお粗末です。
ひとつひとつ事実確認を求めながら、本丸に切り込んでいく技術がありません。
ですから、今回はがんばったものの形勢を逆転するほどには至らなかったというのが結論です。
もうあとは、ハンター・バイデンのパソコン問題と、隠れトランプ派にかけるしかありません。
最も可能性が高いシナリオは、負けた相手が認めず大統領が決まらないグズグズ状態かもしれません。
そこは想定しておいた方がいいですね。