ウクライナ情勢について

これからロシアが取るであろう、最も確率の高い手段はこうです。

まず、ウクライナ東部の「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」を国家承認します。

今は、「ドネツク人民共和国」も「ルガンスク人民共和国」も自称であり、ウクライナ ドネツク州とルガンスク州にしか過ぎません。

どの国も、当のロシアでさえ、国家承認していません。

ロシアは、この「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」を国家承認するでしょう。

そして、独立国家として、ロシアと軍事同盟を締結するでしょう。

勝手なことではありますが、ロシアの論理としては、独立国なのだから、ウクライナ軍が攻めてきたら『侵略』と見なし、軍事同盟にもとづきロシア軍が出動することになります。

 

表面的には、独立を主張する側と独立を認めない側との『内戦』の形になり、ロシア軍が他国へ侵略したわけではない、という論理展開に持っていけます。

               (2022年1月29日正午)