ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番『皇帝』は学生の時から本当に好きな曲で
CDも30枚以上持っていました。
『持っていました』と過去形なのは、かなりの数が散逸していて、手元には半分もないくらいだからです。
同じ曲を何十枚も買うのは馬鹿馬鹿しいと思う人もいるでしょうけど
やはりピアニスト、指揮者そしてオーケストラによって曲の味わいもまた違っています。
皇帝協奏曲は人気の高い曲で、一流のピアニストや指揮者が必ずCDを残してますので集め甲斐があります。
盤にはいろいろ思い入れがありますが
アシュケナージのピアノ、ズービン・メータ指揮の盤が一番のお気に入りでした。
ポリーニがピアノの盤も素晴らしい出来です。ポリーニはあまりにも正確無比、完璧な演奏なので他の曲でも『冷たい』と評価されることも多いのですがとんでもないです。この人は本当に情熱豊かです。
ミケランジェリがピアノの盤もお気に入りです。非常に繊細なピアノです。
この曲は雄渾な曲なので演奏は男性が多いとは思いますが、生のコンサートで中村紘子の演奏を聴いたことがありますが、女性がこの曲を弾きこなす姿は本当にかっこいいですね。
ひとつの曲を聴き比べるのもいいものです。