ショーシャンクさん、 こんばんは。
「観の転換」について、教えていただいてありがとうございます。
なぜショーシャンクさんが、これらの映画を、今、ご紹介いただいたのかやっとわかりました。
気付き、現実を受け入れると、ガラッと世界が変わる、転回するという、今この世界の中での生き方へのメッセージを込めて下さったのだと。
人は自然を克服して新たな秩序を形成してきたつもりだったけれと、目に見えない原始的な微生物のウイルスで、戦争時を超える死者を出していますし、BLMのやり方も本源的衝動からと見えます。
世界は、私に大きく目覚める機会を与えてくれたと思い、また自分の心を広げていけるように、難しいことでも、ていねいに考えていこうと思いました。
本当にありがとうございました。
『シックス・センス』、観直してみますね。楽しくなってきました(笑)
owlさん、おはようございます。
『シックスセンス』や『アザーズ』は、まさしく画期的な作品で、それまでもどんでん返しの映画は数多くありましたが、主人公自体がひっくり返ってしまうというのは凄いことです。
観客は主人公の目で見ていますから、主人公の視点は私の視点です。
最後になって、今まで立っていた地面が突然消え、宙に放り出されてひっくり返されたような感覚があります。
この感覚は非常に興味深いものです。
仏教では、よく、顛倒夢想(または顛倒妄想)と言います。
私たちは顛倒してものを見ているのだと言うことです。
180度ひっくり返っている状態でものを見ている。
ちょうど、『シックスセンス』の主人公が精神科の医師として、幽霊が見えるという少年を診察しているように、『アザーズ』の主人公が思い込んでいるように、180度顛倒して見ているのだと思います。
『私』という基盤が本当に存在するものだろうか、堅固な『私』という基盤があると思っているのは幻想、顛倒ではないだろうかというのが、仏陀のメッセージだと思います。
パウロや聖フランチェスコのような180度の転回が必要なのでしょう。