owlさん、こんにちは。
今まで見た裁判ものはほとんどアメリカ映画ですので、フランス映画の裁判ものは確か見たことがなかったような気がします。
フランスの裁判も陪審員制なのでしょうか。
興味があるので見たい気がします。
予告編では、実話のようですね。かなり面白そうな映画です。
近いうちに見たいと思います。
『ショーシャンクの空に』のラストは、原作ですと、バスの中で、レッドが『I hope』と言っているところで終わります。
ダラボン監督は映画もそうしようとしていたみたいです。
でも、結末として海の場面を一応撮ってみたら、予想よりずっと良かったみたいで採用になったようです。
確かに、あのラストがあったおかげで、史上稀に見る名作ができました。
映画は、ラストが本当に大事ですね。
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映画『私は確信する』を観ました。
フランス映画で裁判映画は多分初めてだったので、新鮮でした。
フランスも陪審員制度なのですね。
30代の女性がいなくなったという事件で、その夫が容疑者として裁判にかけられます。
ここでびっくりしたのは、女性の遺体が発見されたわけでもなく、家出なのか、事件なのかもわからないのに、殺人罪で逮捕され裁判にかけられる、というフランスの法律です。
これは実話のようですので、この点があまりにも不思議に思えました。
その点は置いておいて、ほとんど何も劇的な展開とか、どんでん返しとかがあるわけでなく、極めて地味な作品なのに、評決ではなぜか感動しました。
主人公の女性や弁護士に感情移入してないのに、あるいはほかの誰が犯人だとかというような展開でもないのに、静かに感動したのは、やはりいい作品だったのでしょう。
ただ、被告人と何の関係もない、法律とも関係のない、料理店で働くシェフの女性が、自分の子供や仕事をおろそかにしてまで、なぜこれほど入り込んだのかが最後まで謎でした。第一審の陪審員だったことが途中で明かされますが、それだけの理由で、なぜ、とはずっと思っていました。
推測ですが、映画で描かれているよりずっと、この主人公の女性は、失踪している女性の愛人の男が犯人だという確信があったのではないかと思います。未解決事件のため、それをはっきりとは描けないのではないでしょうか。
いずれにせよ、静かな感動のある映画でした。ご紹介ありがとうございました。