世界経済は複雑

 龍 (114.185.57.134)  
こんにちは。ムスリムという言葉を今回はじめて知ったほどイスラム教に疎いのですが、世界中にイスラム教徒が多いのにも今回驚かされました。
世界中で争いが起こる危険が増えた場合アメリカの金利が下がるような気がするのですが、昨日も金利が上がっていてまだ全然織り込んでいない(想定されていない)のでしょうか?

 

 

 

世界のどこかで戦争が起きたときに、アメリカの金利が下がるのは、安全資産である米国債が買われるからです。

同じ理由で、安全資産である金(ゴールド)も買われます。

しかし、世界経済は一面的ではありません。極めて複雑な構造です。

バイデンは昨日イスラエルに行って、イスラエルの支援を約束しました。

今までウクライナに膨大な支援をしてきて、その上更にイスラエルに支援です。

またまた国債を乱発しなければならないでしょう。

国債乱発は国債の下落となって国債利回りを上げてしまいます。

いま、アメリカの金利が下がらずに上がっているのは、インフレが収まってないからです。

これから先、イランがホルムズ海峡封鎖などすれば、原油価格は暴騰します。

そうなると、アメリカのインフレは止めることができないくらいに再び走り出します。

FRBは、またまた大きく利上げしていかなくてはならなくなります。

アメリカの金利は急上昇してしまいます。

 

つまり、世界経済は複雑な要因が絡み合っていますから、一筋縄ではいかないのです。

 

リアルタイムでCNNを見ていましたら、いま、イスラム教の国だけでなく、欧州各地でも、反イスラエルのデモが活発化しているようです。

 

バイデンもわざわざイスラエルに行って、アメリカはイスラエルとともにあることを宣言しましたから、余計、反イスラエル、反米の気運が盛り上がっているように見えます。

 

これが、イスラエルが地上戦を始めた場合には、その映像が世界中に流れますから、ますます反感を買うことになります。

 

世界は極めてまずい状況に突入しています。