[エルサレム/ベイルート/ベルリン 19日 ロイター] - イスラエルとレバノンの国境沿いで緊張が高まる中、19日はレバノンの親イラン武装組織ヒズボラがイスラエル軍の陣地に向けロケット弾を発射し、これに対しイスラエル軍が砲撃するなど交戦が続いた。
ヒズボラによると、イスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃した7日以降、イスラエルとレバノンの国境沿いの交戦でこれまでに13人のヒズボラ戦闘員が死亡した。
こうした中、在レバノン米国大使館はこの日、レバノンに滞在している米国民に対し速やかに出国するよう勧告した。米国は17日、ヒズボラとイスラエルの間の砲撃に関連した治安情勢を理由に、レバノンへの渡航警戒レベルを「渡航中止」に引き上げている。
ドイツ外務省もこの日、自国民に対しレバノンから出国するよう呼びかけた。
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イスラエルとハマスの戦争において、誰もが最も注目しているのが、ヒズボラ、そしてイランです。
そして、そのヒズボラが、イスラエルにロケット弾を打ったようです。
バイデンのイスラエル訪問の直前に、ガザの病院で爆発があり500人が亡くなったという出来事がありました。
映像によるとイスラエルのミサイルや空爆ではなく、ハマス側の集団のロケットが誤って落ちたようです。
しかし、イスラエル側の公表が遅れたこと、その間にアラブ世界はもちろん他の国でも、イスラエルの空爆によって病院が攻撃されたと報道されたこと、から、反イスラエルの大規模なデモが起きています。
そこに、のこのこバイデンが行って、イスラエルを支持すると宣言したのですから、反米感情は極めて高くなっています。
日に日に、状況は最悪の方向に行っています。