映画『パレード』は、死後の世界を題材にした映画です。
私は、生まれてからこのかた死後の世界があることを疑ったことがありませんから、ごく普通に違和感なく見ることができました。
死後の世界があることを前提として、『この世もかの世もともに捨て去る』という解脱を説いた仏陀の教えに共感するのです。
この世はダメで死後の世界は素晴らしいというような心霊主義ではなく、この世もかの世も現象にしか過ぎないという仏陀の悟達は素晴らしいと思っています。
それはさておき、この映画です。
この映画は、死後の世界を扱っていますが、映画作品としてとても良くできているので、死後の世界を信じない人がSFのように見ても十分楽しめます。
まずは、ひとりひとりのキャラがきっちりと描けていてその人の人生も描けています。
これはなかなかの力量で、三時間以上の超大作でも、個々のキャラが全く描けてない映画が多いのです。
特に、リリー・フランキーのキャラが際立っており、この作品の実質的な主人公はリリー・フランキーだと思います。
後半は、映画監督だったリリー・フランキーの映画を完成させることが内容の中心となります。
前半の長澤まさみの暗い表情や暗めの景色から明らかに希望に溢れたトーンに変わります。
感動的なシーンも何度もあり、ここで終わったならいい映画になるだろうなと思うところも何度かありましたが、続いていきます。
日本映画はラストシーンが悪く、ラストシーンとすべきところで終わらず長々と説明的になるのが欠点だと私は思っていますから、今回もそうかなと落胆しました。
しかし、この作品のラストシーンは『ここまで引っ張るのもありかな』と納得できるものでした。
全体的にいい映画だと思います。
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善財さん、こんにちは。
がんになられたのですか。
それは、とてもショックですね。お察しします。
いまは、ほとんどのがんは治る病気になったとは聞きますが、とてもご不安だろうと思います。
参考には全くならないでしょうけど、ハーバード大かどこかの論文で、クエン酸の大量摂取が効果があったと聞いたことがあります。
純粋なクエン酸は少量でもとんでもなく酸っぱいので、大量摂取は至難ですが、私は予防のために、炭酸水にクエン酸を2~5gくらい入れて飲むことがあります。
論文では、1日10~30gだったと思います。
参考にはならないでしょうけど。
何もできませんが、陰ながら快癒をお祈りいたします。
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善財さん。
そうですか。
とてもお辛いですね。
医者の宣告にも関わらず、宣告期間の何倍も生きて今も元気で暮らしておられる例はかなりあります。
笑うどころではないかもしれませんが、笑いの効果が絶大ということも聞きます。
なるべく笑えるようなものを見られるといいと思います。
医者の宣告を覆すような快癒をお祈りいたします。