植民地にならなかった国

マグノリア (219.62.234.179)  

ショーシャンクさん、みなさん こんばんは。
「中国が張り子の虎の理由」を読んで、 あぁ、本当にそうだな、と納得できました。 ショーシャンクさんのコメントには いつもながら教えられることが多いです、ありがとうございます。
150年前、日本は明治維新で社会の近代化へと大変革の舵をきったのですが、 欧米に植民地化されないためであったのは、日本も中国・韓国も同じ状況だったのですよね。 それが、日本だけが成功したのは、やはり旧幕体制側はもちろん討幕派の側にも高潔な「志」があったからこそ、と思えます。 中国・韓国で大勢を占めていたのは「保身と蓄財」だったのでしょう。 それはいまでも何も変わっていないようですね。
 
『バハールの涙』という映画を観ました。 ISの突然の襲撃で夫や家族を殺され、息子を拉致され 性的奴隷にされたクルド人女性バハール。脱出した女達と共に戦闘部隊を結成し、息子と自らの尊厳を取り戻すべく闘う。女性ジャーナリストとの交流。 命を産み育む女達のリアリティ。 ミニシアターでのみ上映されたようですが、アマゾン・プライムにありました。 シンプルな映像が見事です。 この映画を観て、74年間も平和でいて、それが当たり前だと思い込んでる日本人は、 同じ強さを持てるだろうか、、と思ってしまいました。
 
 
マグノリアさん、おはようございます。
 
アジアで植民地にならなかった国はたった2つしかありません。
タイと日本です。
タイが植民地にならなかった理由は、あくまでも外部要因です。
タイの周囲はイギリスとフランスが植民地化をしており、タイが中間に位置する緩衝地帯で、どちらの国がタイを植民地にしても、イギリスとフランスは戦争になるため、それを避けたのです。
 
日本が植民地にならなかったのは、欧米が欲しい香辛料とか、目ぼしい資源がなかったためとかいう解説もありますが、的外れです。
日本は世界から伝説のジパングと思われるほど金の産出が多い国でした。ですから、武力で植民地にする動機は確実にありました。
それでも、日本が植民地にならなかったのは、『日本国民の意志』によるものです。武士たちは命を捨てても本気で攘夷を実行しようとしていました。実際に切り捨てた事件もありました。長州は、イギリス・フランス・オランダ・アメリカの列強4か国と戦争しましたし、薩摩はイギリスと戦争しました。
日本人たちの本気を見せたので、欧米列強国も『無理して植民地にしようと思っても和甚大な被害が出て割に合わない』と判断したのでしょう。
 
映画『バハールの涙』のご紹介、ありがとうございます。
初めて知った作品です。
Amazonプライムで観ることができるのであれば、この週末に観ようと思います。観た後にまた感想を書きたいと思います。