映画についてのひとりごと 111

owlさん
おはようございます。

『ハゲタカ』は考えさせられるドラマでしたね。
最終回の『日本は腐っていってる』というセリフが象徴しているように
日本を代表する巨大企業の不正や破綻が相次いでいます。
『ハゲタカは腐ったものしか狙わない』あるいは『腐ったものだけがハゲタカに狙われる』

日本はなぜ腐っていっているのか、その反面、日本人の行儀良さ、親切さを称賛する記事が本でもネットでも大流行です。
巨大企業の相次ぐ不正、オウム真理教事件、そして世界から称賛される日本人の行儀の良さ、全く関係のない両極のように見えながら、その根は一つだと見ています。

要は、日本人は主体性を持つことができなかった、自らの倫理を持つことができなかった、日本人にとっては『世間様』が神様であった、自分がなく『世間様の目』が唯一の行動規範だったからです。自分ではなくいつも他者がどう見るかが重要なのです。

自らの主体性がないために、所属する団体に自らを消して没入することができ、その団体が望むことであれば一生懸命それに努力するため、その所属する団体がオウム真理教のようなものだったら大量殺人も躊躇なくしてしまい、その所属が企業であれば、不正の隠ぺい工作も改ざんもしてしまう。
そのようなことをした一人一人は、行儀がよく他人のことをよく思いやることのできる素晴らしい人格者たちです。

主体性がないため、企業のトップも自らの判断という意識が少なく、よって責任をとらずにずるずる先延ばしにしていきます。何十年にもわたって腐った部分を隠してきたので、今ではその腐った部分が広がっていて、それがいま明るみに出ているということです。

来年から日本は非常に厳しい時代に入ると思っています。
傲慢の極致に合った中国も大きく没落していくでしょう。
韓国は国自体が破綻に向かっていくと思っています。
これから最も伸びるのはインドでしょうね。

ドラマ『ハゲタカ』に話を戻しますと、最後、沢尻エリカに会わずに去ったのもよかったです。あれで最後に会って2人仲良くイヌワシでも見てたらぶち壊しになってました。

YouTubeありがとうございました。
13歳の非常にシャイな女の子がはにかんで話している姿と歌いだしてからのギャップが凄く、とても面白いですね。

いい週末をお過ごしください。

 

 

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マグノリアさん
おはようございます。

マグノリアさんにご紹介いただいた映画『否定と肯定』、これは面白そうですね。
裁判には裁判独自のルールや駆け引きがありますから、様々に絡み合った展開が予想出来て
非常に興味深いです。
観なければならない映画がかなり溜まってきましたが、
否定と肯定』は真っ先に観ようと思います。
今から楽しみです。
観ましたら、感想を書きたいと思います。

最近、なかなか映画を観る時間の余裕がなったりしたのですが
遅ればせながら『ラ・ラ・ランド』を観ました。
巷の映画評ではまさかのバッドエンドだということで賛否両論のようですが
これがありきたりのハッピーエンドであればもっと陳腐な作品になっていたと思います。
面白く見ることはできましたが、作品全体にメッセージ性もなく精神の深まりもさしてなかった印象です。
やはり『グレイテスト・ショーマン』の圧倒的な感動とメッセージ性には及ばない気がしました。

ここ最近は急に秋らしくなってきましたね。
否定と肯定』、観させていただきます。

 

 

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マグノリアさん
おはようございます。

映画『否定と肯定』、観ました。
私は非常に興味深く一つ一つのシーンと様々に絡み合う思惑、利害関係の綾を観ることができました。
表面上を見ると、ホロコースト否定論者と肯定論者の戦いのように見えますが
実際はもっともっと複雑で、むしろ、肯定論者の中の、デボラ、弁護団ユダヤ人団体、ホロコースト生存者の想い、意見、戦略が強烈に対立しお互いの不信感を生み出していきます。
デボラはホロコースト学者として当然自分の説を堂々と述べてその正当性を立証したいと強く思います。
弁護団は、デボラは法廷で一切発言させない、ホロコースト生存者の証言もさせない方針です。
イギリスのユダヤ人団体は、裁判で否定論者と闘うこと自体、否定論というものがあるように世間から見られるので裁判せず和解するように求めます。
ホロコースト生存者は、自ら体験し見てきたことを否定する者が現れたのですから、どうしても法廷で証言したいとデボラに迫ります。

この状況でのデボラの立場は非常に苦しいものです。
自分の弁護団に対して不信感が生じてきます。
しかし、弁護士のランプトンが、アウシュヴィッツでの調査に遅れてきたのも、裁判の展開を予期して、兵舎とガス室が離れていて防空壕にはならないことを自分の足で確かめたからだということがわかり全幅の信頼を寄せ始めます。

否定論者のアーヴィングがアメリカでなくイギリスで名誉棄損で訴えたのも
イギリスの裁判制度が推定無罪の原則ではなく被告に立証責任があるということなど、法廷戦術上の様々な思惑も様々に絡み合い
深く見ていけばいくほど興味深い映画でした。

あらためて、裁判制度の不完全さ、正義の実現の難しさ、などを考えることができました。

紹介していただいてありがとうございました。

ラ・ラ・ランド』に関しては、ネットの映画評を見ると、ミュージカルということと明るい基調から、恋愛成就のハッピーエンドを期待した人が多かったようです。低い評点の人はほとんど自分が期待してない終わり方で不満があるようでした。
私は、作品の終わり方がリアルでこの終わり方の方が好きですが、恋愛成就のエンドで結ばれた2人が歌って踊るラストと信じて観た人も多かったのでしょうね。

 

 

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まりさん
おはようございます。

樹木希林、亡くなったということでびっくりしました。
樹木希林は独特の雰囲気を持った女優でしたし、その発する言葉にも凄いものがありました。
がんになってなければ人生分かったような気になってたからよかった、みたいな言葉もあったように思います。正確ではありませんが。
凄い人ですね。
とても残念です。

ペンタゴン ペーパー』、スピルバーグ監督で、メリル・ストリープトム・ハンクスでしたら、観るしかないですね。
観たら感想を書きますね。

秋らしくなってきましたね。
何をするにもいい季節です。
今週もいい週でありますように。

 

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lucky-cardさん
はじめまして。

『ギフテッド』、いま手元にディスクがないので
今度見直してみますが
オークスへの編入を勧める校長に対してのフランクのセリフにそのようなものがあったように思います。
字幕の問題かもしれませんが、ひょっとすると『バカになっても普通に育てれば、みんなが喜ぶ』の部分を別の人が訳したためにそうなったのかもしれませんね。
しかし、『バカになっても普通に育てれば、みんなが喜ぶ』のほうが強烈ですね(笑)
フランクの言っていることは同じで、特別な学校でなく、亡くなった姉の意向通り普通の学校で育てたい、低レベルになっても、ということのようです。

『バカになっても普通に育てれば、みんなが喜ぶ』という訳でもやはり共感できなかったと思います。
何より本人が『普通の学校』に自分の合わなさを感じていたのですから。

色々調べると、ギフテッドの子供を持つ親は、非常に大変のようです。
周囲へ溶け込めないことやいじめの問題もあるようですね。
無理やり普通の学校に行かせたいというフランクのかたくなさが親権争いの裁判を引き起こし別々に暮らさなければいけなくなったのですから、最善の道は今まで通りフランクの家で育て、オークスに行くという選択だったように思えます。

 

 

 

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この『映画についてのひとりごと』スレッドも
今年いっぱいで消滅するようですね。

様々な映画を紹介してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

『すべての芸術は音楽に憧れる』『すべての芸術は音楽の状態を志している』
(All art constanly aspires towards the condition of music.)
という言葉がありますが
私にとって、音楽の領域に最も近づいたと思った映画が『ショーシャンクの空に』でした。

このスレッドは消滅しますが
これからも『音楽の領域に近づいている映画』をひとりで探していこうと思っています。

本当にありがとうございました。

 

 

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まりさん、owlさん、ダリアさん、マグノリアさん
おはようございます。

そして、今までこのスレッドを盛り上げていただきまして本当にありがとうございました。
このスレッドで紹介していただいた映画を観て感動することが多かったです。

私が立てた『映画についてのひとりごと』『仏教についてのひとりごと』『法律についてのひとりごと』の3つのスレッドは今年いっぱいで消滅します。
『法律についてのひとりごと』などは、読んで日常生活の金銭トラブルに役立つ人が必ずいると思いますので、できればいつまでも残しておいていただきたいところですが。

ダリアさんが書かれている映画『ローマ法王になる日まで』のDVDに、フランチェスコ法王がいつも身に着けていた『結び目をほどく聖母マリア』のカードがついていました。
部屋に飾っています。

ここを見ておられる皆様の問題がすべてうまく解決しますように。

映画についてのひとりごと まりさん、owlさん、ダリアさん、マグノリアさん おはようございます。  そして、今までこのスレッド

 

 

 

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旅人さん
おはようございます。

このスレッドは、私が立てた初めてのスレッドでした。
最初の方を読み返してみると懐かしいですね。
hinaさん、どうされているのかな。
最初は映画が主体でしたが、チャパチャパさんの努力によって(笑い)、株のことを話すようになり、それがメインになりそうでしたので、株の話題は別にするために『カリナン原石を探せ!』というスレッドを株式版に新たに作りました。
それからはここは映画や音楽、日常生活など株以外のことを話す場となりました。

このスレッドが最も盛り上がったのは、『群馬県のお題』の時でしたね。

実際の私の体験からですが
ある都銀の大阪支店から、セールスで全国を飛び回っているという銀行員が
為替連動の金融商品を売り込むために来ました。
2時間くらい熱心に話したあと雑談になったのですが、
その時にその男性は『私はどこの出身だと思いますか?』と突然聞いてきました。
私は1分ほど考えて『群馬県』と答えました。
その時のその人の驚いた顔は忘れられません。
長年、商談した人に必ず聞いているけど一発で当てた人はあなたが初めてだ、と言いました。
その人は方言や訛りは全くなく標準語でした。
商談の時に出身地をにおわすような発言は一切ありませんでした。
なぜ、私はその人の出身地を群馬県だと当てることができたのでしょうか、というお題でした。
私は西日本に住んでいます。

面白いお題でした。
消去法を説明するためのお題でしたね。

今となっては懐かしいものです。

 

 

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