映画『素晴らしきかな、人生』は、ウィル・スミス主演の2016年の作品です。
興行的にはコケた映画ですが、内容は悪くありません。
ヘレン・ミレン、キーラ・ナイトレイ、ケイト・ウィンスレットといった主役級の俳優が数多く出ていてビックリします。
ここまで豪華なキャスティングでしかし興行的にはヒットしなかったのは、最後の方の最も感動的なサプライズに持っていくために、ハワードとマデリンの本当の関係を隠し全くの赤の他人のように見せ続けるあざとさが不自然に感じられて素直に感動できないからと思えました。
ただ、不自然なところはありますが、最後、3人が歩道橋から見ているシーンは、本当にハワードだけに見えているような演出となっており、これは自然でよかったと思います。
私が個人的にずっと気になったのは、マデリン役の人を何かの映画で見たようなのにどうしても思い出せなかったのですが、そのあとたまたま『パイレーツオブカリビアン』シリーズを通して見て、『ああ、カリプソだった!』と気がつき大笑いしました。
カリプソがあまりにも強烈だったので、顔を覚えていたようです。