腸は第二の脳

前に、『究極の昼食』として

ヨーグルトに、バナナ、純ココア、きな粉、黒ゴマを入れて食べる、

と書きました。

そしてそれからバナナの代わりに焼きりんごを入れるようにしました。

そうすると、より一層、腸が快適そのもので働いてくれます。

焼きりんごは、りんごを半分に切って、種のところをスプーンで取り除き

そこにはちみつを入れてシナモンをふりかけ、電子レンジで5分チンするだけです。

焼きりんごは、生のりんごの10倍近くもアップルペクチンが増えるようです。

腸にとっては、絶大な効能を発揮します。

  • リンゴペクチンを摂取すると血液中ヒスタミン濃度は、リンゴペクチン摂取前と比較し平均値で 0.70ng/ml から 0.53ng/ml へと有意に 24% 減少し(P<0.01)、摂取を止めると0.67ng/mlへと有意に増加する(P<0.05)(図1)。また、総コレステロール、LDL-コレステロールは、リンゴペクチン摂取前と比較し10%減少する(表1)。以上の結果より、リンゴペクチン摂取で、血液中のアレルギーに関与するヒスタミン及びコレステロールが減少する。
  • リンゴペクチン側鎖を構成するアラビノオリゴ糖は、ビフィズス菌のうち特に成人の健康維持に重要と考えられているB. adolescentisB. longum と腸内最優勢菌であるバクテロイデス属の Bacteroides vulgatus にのみ資化(菌が対象成分を栄養源として生命活動に必要なエネルギーを獲得し増殖できること)される。一方、有害菌であるウェルシュ菌などでは資化されず、極めて高いビフィズス菌選択性を示している。
  • アラビノオリゴ糖は、今まで知られているフラクオリゴ糖、キシロオリゴ糖などとはカテゴリーの異なる新しいタイプの有用菌増殖因子である。

                             (農研機構)

 

 

 

純ココア、きな粉、黒ゴマは身近なものですが隠れたスーパーフードです。ただ、どれも普通の料理では量を取ることができないので、ヨーグルトに好きなだけ入れるスタイルは量が取れるという意味でも最高です。

 朝でも昼でも夜でもいいですが、ヨーグルトに焼きりんご、純ココア、きな粉、黒ゴマを入れて食べるのはお勧めです。

 

それともうひとつ、わたしがやっていることですが、新ビオフェルミンS錠を気が向いたときに、口の中に3錠くらい入れ、飴のようになめるのです。

無理になめなくてもすぐ溶けていきますので水やお茶で飲まず口の中に入れるだけにしてみてください。飴ほど甘くはありませんが美味しいですよ(笑)

私は食前食後とか全く関係なく、気がついたときに口に放り込みます。1日に何度もしてます。

ビオフェルミンS錠を口の中で溶かすと口の中に乳酸菌が広がって口内環境がよくなりますし、それが腸にも届きますので一石二鳥です。

 

私は今まで、便秘や下痢に悩まされたことはないのですが、いま、医学界は『腸は第二の脳』とまで言い出しました。腸を活性化させるのは健康の秘訣だと思います。

 

脳は身体の各器官に信号を一方的に送っているように思われがちですが

実は腸は脳に数多くの信号を送っています。腸が快適であれば、脳も快適な信号を受け取ることになり、幸福感が増大するでしょう。

また、腸内細菌は身体全体のセロトニンの90%、ドーパミンの50%を作っていると言われています。

セロトニンドーパミンも幸福感の増大に寄与しますから、腸が不健康な人は幸福感も小さくなりがちです。

 

乳酸菌であれば、ヤクルトを飲んでもいいのですが、ヤクルトは甘すぎで糖分が多すぎます。砂糖のかたまりを飲んでいるようなものは飲まない方がいいでしょう。同じ理由で、私はリポビタンDなどのドリンク剤、缶コーヒー、ヤクルトは飲みません。

 

ちなみに、私は歯磨き粉も乳酸菌入りのアバンビーズを使っています。

 

 

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ショーシャンクさん こんばんは 紫陽花が美を競って咲き乱れる6月も後数日で7月 時の過ぎゆくのは早いですね。 ショーシャンクさんの食生活 専門家が検証して指導する事より教えて頂いてます。 ゴマ きな粉 ココア食物繊維が多くカルシウムも含有、腸内では腸内細菌を増やしてくれますしヨーグルトは発酵食品でこれも腸内の善玉菌を増やしてくれます。 そしてリンゴ医者いらずの果物ですもの。 カリウムが多く血管の若返り塩分を排泄したりの効能が。 強いて言うならビタミンcを。 抗酸化作用がありビタミンcがないと摂取しても吸収されません。 例えば鉄分を取っても吸収されませんし。 今だったらピーマンの含有量凄いです。 2個ほどで一日の必要量100mg半分あります。 私事で血管年齢を調べたら40代でした。 ショックで・・笑 動脈硬化になるー・・・笑 それからサラダに不飽和脂肪酸が多いゴマとえごま油を毎回ドレッシングにしてます。 食生活は毎日の事で日頃の努力の継続が生活習慣病予防になりますね。 それと運動も必要ですね。
 
まりさん、こんばんは。
運動は、週末は1日1時間ウォーキングをしているのですが、平日はせいぜい20分くらいしかできてません。ですから1週間で3時間か4時間くらいのウォーキング量ですね。1週間で7時間が目標ですが。
ビタミンCは、ブロッコリースプラウトをかなり頻繁に食べています。また、いまはコストコの大容量のブルーベリーがあるので食べています。りんごは果物の中ではビタミンC含有量は意外と少ないのですが、身体全体のビタミンCを増やす働きがあるらしいです。
りんごは丸かじり、すりおろし、焼きりんごと試していますが、焼きりんごが最も腸を活性化し排泄作用を強力にする感じです。
おすすめです。

 

平均値と中央値

 還暦の貯蓄額、2千万円にはとても届かず。4人に1人が100万円未満―。

プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険PGF生命)は16日までに、今年60歳となる男女2千人を対象にしたアンケートの結果を公表した。例年行っている調査だが、「95歳まで生きるには夫婦で2千万円の蓄えが必要」と試算した金融庁金融審議会の報告書問題が物議を醸す中で話題となりそうだ。
 調査は4月、全国の1959年生まれの男女を対象に実施した。

 PGF生命の担当者は「4人に1人が100万円未満というのは衝撃的な結果。一方で平均額は増えており、格差が広がっている」と話している。

 

 

日本では貧富の差がどんどん広がっていますね。この中の記事で特筆すべきは、貯蓄平均額が増えているということです。ほとんど貯蓄のない人の比率がどんどん大きくなっているのに、平均額は増えているというのは最悪です。

 

いま世界中で、中間層がごっそりなくなっています。中間層がなくなっているというのは中間層が貧困層に転落しているからです。

ですから、最近は『平均値』というものが全く意味をなさなくなりました。

少し前までは、中間層が最大のボリュームゾーンだったので、平均値は意味のある数字でした。端が小さく真ん中が大きい、例えばラグビーボールかレモンのような形であったので、平均値のあたりが最も人数も多かったのです。

しかし、最近は『中央値』でないと意味がありません。

例えば9人に貯蓄額の統計を取ったとして、1億円が2人、1000万円が2人、500万円が3人、0円が2人とします。

『平均値』であれば、2611万円です。

しかし、この2611万円に近い人は誰もいなく、何の意味もありません。

『中央値』は統計人数のちょうど半分のところ、つまり上位から5番目の人が貯蓄額いくらかという数字です。この場合500万円です。

 

2611万円と500万円では全く違いますね。

中間層がいなくなっている今の統計は、平均値より中央値の方が実態を正確に表します。

 

記事にあるように、貯蓄の平均額は増えているのに、ほとんど貯蓄がない人も増えているというのは社会が非常に悪い状態、つまり貧富の差がどんどん広がっているということです。

 

年金不足2000万円と言うことが大問題になっていますが、国民年金しかもらえない人は5000万円不足という試算もあります。

 

いまここで消費税なんか上げるとますます貧富の差は広がっていきます。

 

 

 

マグノリア (219.62.234.179)  

ショーシャンクさん、みなさん こんばんは。 この数日ネットを見ていると、日本、そして世界中がどういう方向へ向かうのか、 ますます不安定に脆くなっていくようで 突然、取り返しのつかない事態に陥るような気がしています。 4月からEテレの「フランケンシュタインの誘惑」という放映を視てるのですが、 先日の回はAIの先駆者アラン・チューリングでした。 チューリングは映画「イミテーションゲーム」で知ったのですが、 実際にあの映画のとおりだったのですね。 彼の天才と努力の仕事がなければ、連合国はナチスドイツに敗北していた可能性大なのに、 チューリングは社会的に葬り去られた。 しかも、イギリスは戦後もなおエニグマは解読されていないことにして、 アジアアフリカ、諸外国に高く売りつけ情報を盗み出し支配し続けようとした。 哲学や信念を持っているとされてきたイギリスという国家の真実は、 この破廉恥な悪辣そのもの。 明治以後、日本人が手本にしてきたイギリスですが、外交下手なところは ある意味、日本人の美点ゆえではないかとさえ思えてきます。 もちろん現代の世界情勢の中で食いものにされないためには、 相応の柔軟でしたたかな、力量を持った人材が必要ですが。 今の、政治に関わるなかに、そんな人材はいるでしょうか。
 
 
マグノリアさん、こんばんは。
私も、アラン・チューリングは映画『イミテーションゲーム』で初めて知りました。
ごく最近まで、アラン・チューリングノルマンディ上陸作戦など第二次世界大戦を連合国側の勝利に導いた英雄だと言う真実は歴史の片隅に葬り去られていました。
それはおっしゃるように、エニグマを解読したという事実を秘密にして戦後もエニグマを植民地支配に使おうとしたからのようです。
 
アラン・チューリングは戦後、いち早くコンピューターや人工知能の開発に没頭します。チェスのプログラムも開発したりしていたようです。
同性愛の罪で逮捕されホルモン剤を打たれて、たぶんそれが原因で青酸カリを浸したりんごをかじって自殺します。
アップルの、かじったりんごのマークはこのチューリングから来ているという説があります。
調べれば調べるほど凄い人ですね。
 
日本の外交下手ですが、今までは日本は世界一のお金持ちだったので世界にお金をばらまいていれば外交能力はそれほど要らなかったでしょうけど、これから極度に緊迫する国際情勢の中で国力も凋落していく日本においては必要になってくると思います。安倍首相は今まででは一番外交をしている総理だと思いますが、安倍首相がいなくなったらあと外交ができそうな人はいないですね。
 

 

 

 

映画『女は二度決断する』

 
id:owl22  
ショーシャンクさん、こんばんは。 ドイツ映画『女は二度決断する』を観ました。主演女優ダイアン・クルーガーの演技に引き込まれて、あっという間の106分でした。 主人公の台詞はそう多くなく、情景に主人公の気持ちをからませて撮影するので 2度目の決断は、彼女にとってこれしかないだろう、と思わせてくれました。 暗い映画でしたが、難民の立場からも考えさせてくれるものでした。 休日は『コンフィデンスマン』を少しずつ見る予定です。映画の方も面白そうでね。

 

 

owlさん、こんばんは。

今日、映画『女は二度決断する』を観ました。

私は『人間の哀しみ』を描けている映画はいい映画だと思っています。

女は二度決断する』はそういう意味でいい作品だと思います。

 

それとは別に、ドイツ映画を観ることは稀なので

この作品で初めてドイツの裁判について知ることができました。

刑事裁判なのに、検察官の他に、被害者の妻とその弁護士が裁判に参加?

しかも自由に質問をしたりしていますので、日本との違いにびっくりしました。

 

犯人のお父さんに好ましいものを感じました。この映画の中で一番の救いのような気がします。

 

ラストシーンを含め、また実話を基にしていることを含め

いろいろ考えさせられた作品でした。

ご紹介ありがとうございました。

 

 

id:owl22  

ショーシャンクさん、 観ていただいたのですね。 重い映画でしたが、題材が移民をターゲットに子供までも巻き込んでも、罪の意識さえも全くないという、今回はネオナチでしたが、おそろしいですね。 今日『グッド・ウィル・ハンティング」を観ました。 。ロビン・ウィリアムスマット・デイモン もとっても良かったです。ロビン・ウィリアムスは、亡くなってしまったことを考えると、寂しくなります。 ここ最近、いろいろな事件がありますが、「人に捨てられる前に人を捨てる防衛」を扱っていて興味もありました。一般的に、親に見捨てられる不安感は心に強烈な暗い影をおとします。凶悪な事件も、多いですね。 ところで、日本語字幕がひどく、でも日本語音声は良くて、見なおしてやっとわかったところが、いくつかありました。やっと心を開き別れていくシーで、"Good luck,son”と距離を縮めたのに、(息子)と入れなかったりなど。 そんなことに気を回しすぎて、泣きそびれました(笑) 今年の天候は、世界の不安を映しだすようです。好い週となりますように。
 
 
女は二度決断する』は、ドイツ映画なだけに、登場人物のクルマの種類にも気を使って表現していますね。金回りの良さを表現したり困窮を表現したりドイツ以外を表現したり。
また、入れ墨や麻薬、犯罪歴、金回りの良さ、闇組織との接点など、そのような伏線が散りばめられていて、警察が闇組織内でのクルド人トルコ人同士の抗争ということにミスリードされていくのだと思うのですが、担当の刑事をいい人に描いているのでその部分があまりはっきりしなかったように思えます。
 
『グッド・ウィル・ハンティング』は、ロビン・ウィリアムスの出演作の中で最も好きな人は多いでしょうね。
ロビン・ウィリアムスは、いかにも哲学的で、人を教え導くマスターの役をするとこの人しかいないほどのはまり役でした。たぶん、他の人ではあれほどの深みが出ないでしょうね。どの作品でも人生とは何かを語りかけていますね。
本当に惜しい人を亡くしました。
 
洋画での日本語字幕は字数の制限があって大事な部分を省いたりしますので、気に入った映画は原語でチェックしたほうがいいですね。そういうことはよくありました。
原語をチェックしたいほどの映画は数少ないのも確かですが。

 

 

イラン問題を読み解くには

前にもイスラエル問題を歴史上から知るために、高原剛一郎という人のYouTubeを見たことを書きましたが、この人の語る中東は目から鱗のところがあります。

昨日見たYouTubeでも、イランのことについて目から鱗でした。

なぜイランはイスラム教の少数派のシーア派なのか、

サウジアラビアはなぜイランを目の敵にするのか、

日本人はイランとイラクを隣国同士同じような国と思っているがイランはアーリア人イラクはアラブ人で民族から全く違うこと、

イランにかかわる歴史上のいろいろなことがほどけてきました。

安倍首相がイランとアメリカの仲裁役としてイランに行きましたが

全くの逆効果でしたね。

民間のタンカーが攻撃されたことで、一気に険悪ムードがMAXになってしまいました。

アメリカと仲良くしたくない勢力が数多いのですから、下手に動くとこういうことになります。

仲裁どころかかえって悪化してしまいました。仲裁には高度な戦略が必要で、強力なカードも持たずに手ぶらでのこのこ行っても仕方ないです。

ただ『争っていてもお互い損なだけだから仲良くしましょうよ』というような幼稚なことで万事解決すると思っているであればとんでもないですね。

 

イラン問題に関しては、安倍首相が行く前までは楽観視していたのですが、今回のタンカー攻撃によってわからなくなってきましたね。

 

 

 
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ショーシャンクさん こんばんは 今回のホルムズ海峡の民間船の砲撃でトランプさんやイギリスはイランに責任があると断言してます。 イランの日本に対して外交応酬でしょうか?イランは大量破壊兵器を持ってますし、アメリカはシーア派イランの凄さを理解してないででは? もし戦争でもなったら、シーア派武装組織の戦争経験熟練度は桁違い 簡単に終結するとは思えません。 安倍首相もイランから帰国した時の顔色が出発する時と全然違う雰囲気でした。 外交問題は難しいですが争い事だけにはなりませんように。

 

 

まりさん、おはようございます。

タンカーを攻撃したのが、イランなのか、イスラエルなのか、サウジアラビアなのか、それ以外なのか、わからないほど中東は混迷しています。

つまり、イランとアメリカが和睦しないでほしい勢力が中東には満ち溢れていて、どこが仲裁を妨害しても全くおかしくない情勢なのです。

安倍首相はそのことをわかっているのでしょうか。ただイランともアメリカとも仲がいい国というだけで仲裁できると思ってたとしたらとんでもなく浅はかです。

アメリカのメディアも、安倍首相の今回の『仲裁』に関して、『初心者』とか『素人』とか言いたいこと言って全く評価していません。

そして確かにその通りなのです。

日本人に中東を読み解くことは無理でしょう。そしてウキペディアレベルの薄っぺらな知識だけでひょこひょこ中東に出かけて『仲良くしましょう』と言っても、かえって悪くなるだけです。

 

外交や交渉が極端に下手な日本においては、安倍首相は歴代総理でも外交していると私は思っていますが、やはり日本人は交渉は下手な民族です。

長い日本の歴史の中で、圧倒的に不利な中で外国との交渉が出来た日本人は、聖徳太子高杉晋作小村寿太郎くらいのものではないかと私は思います。

長州藩アメリカ、イギリス、フランス、オランダの列強4国と戦争して、一瞬でボコボコにされて完敗したのですが、その敗戦の交渉役として高杉晋作が敵の艦隊に乗り込んでいったとき、相手の表現によれば『負けたくせに魔王のように傲然とやってきた』ということです。列強側が講和条件として下関の彦島の租借を言い出した時に高杉は『古事記』を延々としゃべりはじめます。交渉の天才ですね。

 

今回の安倍首相の下手な仲裁のせいで、中東は一気に緊迫化してきましたね。

意気込みは買いたいですが、外国から見るとしょせん『初心者』なのでしょう。

 

 

 

 

 

 

香港のスターでさえ

      YOSHIKI X JAPAN ジャッキー・チェン 香港 台湾 逃亡犯条例 デモ 台湾で会食したジャッキーさん&YOSHIKIさん(画像はYOSHIKI Instagramから)

 現地で拘束した容疑者を中国本土に移送可能とする「逃亡犯条例」改正案をめぐって100万人規模のデモが行われていた香港。香港出身のジャッキーさんは、過去の言動から親中派とされており、今回のデモに関するインタビューでも「詳しい事情は知らない」と答えたことで香港市民の怒りを買ったとする報道が出ていました。

こうしたタイミングが重なり、ジャッキーさんとの会食を報告したYOSHIKIさんの投稿に多くの海外ユーザーが反応する事態に。
 
YOSHIKIさんは大好きですが、この2ショットは嫌いです。香港人はみんな彼を嫌っています」
「ジャッキーチェンは民主主義を殺す者です」
YOSHIKIさん、台湾に来てくれてありがとう。でも私はジャッキーを好きにはなれない」など英語や中国語のヘイトコメントが殺到し、事情の把握が難しい日本人からは困惑の声があがっていました。
 
これを受けてYOSHIKIさんは14日、海外ファンに向けた英語の謝罪文をTwitterに投稿。「ファンのみんなへ 私の投稿がみんなの状況を考慮していないと感じさせたなら、深く謝罪します。私は全てのファンと友達をとても大切に思っています。そして愛しています」と謝意と愛を伝えています。
 
 
 
 
香港の大スターであるジャッキー・チェンが、これほど香港人から嫌われていたとは知りませんでした。
YOSHIKIが、『いま台湾にいます。美味しいところを教えてください。』とツイートしたら、台湾の蔡英文総統が『おごらせてください』と言ってきたという記事を見ていましたので、それからどうなったかと思っていました。
結局、ジャッキー・チェンと食事したようですが、そのことで謝罪に追い込まれるとは思ってもみませんでした。
香港の人たち、そして台湾の人たちが、親中派をどのように見ているか、これは日本人にはわかりづらいことだと思います。
 
 
 
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ショーシャンクさん、こんばんは。 YOSHIKIが出てきていたのでびっくりしました。上海の映画祭に出るというので、前回の上海での凄い歓迎ぶりのツイートを観て、中国にも熱狂的なファンがいるなあ、と思っていた矢先でした。音楽は国境を越えて、とはいっても、批判には驚きましたが、原因はジャッキー・チェンだったのですね。 「香港政府、逃亡犯条例の改正を中断」は、G20での批判をかわすためで、G20が終了後に、一挙に推し進めるのでしょうか? デモ参加者の中には、中国寄りの企業などの退職を余儀なくされるようなケースもあるようで、相当な覚悟でしょうね。
 
 
送中(引き渡し条例)の審議は延期になりましたね。
香港の民衆の力だと思います。
しかし、延期であって撤廃ではないということですので、今度は200万人のデモが起こったようですね。
習近平は傲慢すぎてやることなすこといつも全部裏目にでますね。
今回もあと半年で台湾の総統選挙があるのに、いま、香港の司法の独立を壊しに行けばどのような結果になるかわからないようでは、世界を甘く見ているとしか思えません。
 
引き渡し条例が成立すれば、香港で中国政府を批判する人はすぐ中国本土に引っ張られ拘束され拷問されるでしょう。香港から自由は全くなくなります。
誰がいつ拷問を受けるかわからない恐怖、本当に切実な問題です。
香港も台湾も最大の危機ですから、ここで頑張ってほしいところです。
 
 
 
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日本人は平和ボケしていて国際情勢に疎いので、世界的に影響のある人は気をつけないといけないでしょうね。
台湾の蔡英文総統の誘いを断って、わざわざ台湾で親中派と思われているジャッキー・チェンと会食するだけで、大きな影響があります。
日本人にとってはただの食事かもしれませんが、いまの状況は非常にセンシティブです。
台湾で食事するなら台湾の人とした方が良かったとは思います。
 
 
 
 
 

英保守党党首選

[ロンドン 13日 ロイター] - メイ英首相の後任を決める与党・保守党の党首選は13日、第1回投票が行われ、最有力候補のジョンソン前外相が最大得票を集めた。

投票は与党議員313人によって行われ、ジョンソン氏は114票を獲得した。ハント外相(43票)、ゴーブ環境相(37票)、ラーブ前EU離脱担当相(27票)なども第2回投票に進んだ。

 ジョンソン氏は投票後、「支持に感謝する。第1回投票で勝利したことはうれしいが、道はまだ長い」と語った。

賭け業者によると、ジョンソン氏が勝利する確率は70%と予想されている。

18日に実施される第2回投票では得票数32票以下の候補が落とされる。3回目以降の投票は18、19、20日に予定され、その後も候補者が2人に絞られるまで続く。

勝ち残った候補者2人は保守党党員による投票にかけられ、勝者が党首になる。新首相は7月末に選出される見込み。

 

 

やはり大方の予想通り、第1回目の投票では、ボリス・ジョンソンが圧倒的に強かったですね。

与党保守党は、支持率で5位にまで転落していますから、党首には国民に圧倒的な人気を誇るボリス・ジョンソンにしないといけない事情があります。

2位のハント外相は、日本語も話せる日本通です。今回の香港の『引き渡し条例』にもきちんと抗議していますし、ハントでもいいのですが、しかし、合意なき離脱を否定してます。EUとの新たな合意をと言っています。しかしEUが新たな条件には応じないと言っているのですから、結局口だけになる可能性が高いです。

となると、やはり、ボリス・ジョンソンが保守党党首となって、解散総選挙に打って出て、勝てば合意なき離脱へと進むシナリオが最善でしょうか。

 

 

 

 

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ショーシャンクさん、こんばんは。 トランプ氏もジョンソン氏をひと推しでしたね。 個人的には、ハント外相が好きなのですが、彼はトップというより、外相が合っている気がします。 私は、難民受け入れの混乱を見ると、EUが決して良いとは思えません。 難民問題の解決法も、わからないのですが、難しいです。また、中国の盛衰によっても状況は変化するのでしょうか? ハント外相は、日比谷高校の授業で、「離脱によって英国の精神や特徴がかわることはない」と話しています。 妻が中国人なのに、中国訪問で「妻は日本人」と言い間違うほど日本好きようですね。 下の動画、何度も見ました。なぜかホッとするんです。 https://www.huffingtonpost.jp/entry/hunt-japan_jp_5cb59b4be4b098b9a2d98a70 (「ハント、日比谷高校」で検索していただくと、動画があります)
 
 
 
owlさん、おはようございます。
ハント外相の動画ありがとうございます。日本語が上手ですね。
YouTubeで英語での授業と、『妻が日本人』と言い間違えたところがありましたので貼っておきます。
 
いま、保守党は人気が凋落していますから、党首を人気者のボリス・ジョンソンにしないと本当に泡沫政党になってしまう危機感はあると思います。
ボリス・ジョンソンが党首になれば、解散総選挙に打って出ると思いますが、離脱反対派も票を伸ばすと思いますので単独過半数は難しいでしょう。
考えられるのは、人気1位のブレグジット党と連立を組み、ブレグジット党党首のファラージを外相にして合意なき離脱に向かうというシナリオでしょうか。
                 (2019年6月15日午前8時)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

アベノミクスの終焉

消費税増税は決定のようです。

そして、衆参同日選挙をしなくても勝てると考えて、参議院選だけになるようです。

円安誘導してデフレを脱却させることがアベノミクスの目標でした。

しかし、日本がどのように金融緩和しても、デフレからは全く脱却できませんでした。

米国は近いうちに利下げをしてきます。

これは私がトランプが大統領になる前に、トランプが大統領になったら、必ず利下げ、そしてゼロ金利にしようとするでしょうと言った通りでした。

米国が利下げをすれば当然、円高に向かいます。

デフレ色はどんどん濃くなっているのに消費税は増税されます。これは決定的になるでしょう。

アベノミクスは終焉に向かいます。

いま、年金だけでは足らず2000万円必要になるという報告書が出てきて大問題になっています。

これにより、デフレマインドはより一層深刻になります。

そして、参議院選挙後には、いよいよ隠されてきたもろもろのことが現れてきます。

貿易に関する米国との合意内容が明かされてきます。選挙に不利なことは隠していますから、選挙後にびっくりすることは出てくるでしょう。

参議院選自民党が勝つ予想が多かったと思いますが、今回の、年金で2000万円足らない報告書によって風向きは変わりましたね。自民惨敗もあり得るでしょう。

結局、自民は財務省経団連の言いなりですし、その他の公明党にしても野党にしても中国には何も言わないところばかりで、ほとほと日本の政党、政治には嫌気がさしているので、どこが勝っても日本の浮揚は難しいでしょう。

年金はどんどん減っていきますし、アベノミクスは終焉に向かいますから、自分の身は自分で守らなければどうしようもありません。

株はそろそろ空売りも考えなければならない時が近づいているかもしれません。今までは銘柄の空売りは一切してきませんでしたが。

 

いまはっきりわかったことは、自分を含めアジア人には理念も理想もなく、目先の利益や大衆の雰囲気で流されてしまいます。政治はその国民のレベル以上には絶対にならないので、今の政治のレベルが国民のレベルそのものだということです。

                  (2019年6月14日午前1時)

 

 

 

『小学生』さえ禁止ワード

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ショーシャンクさん、 こんばんは。 天安門事件のこと、詳しくありがとうございます。 天安門事件の時に、それは「中国全土」で起きていたのですね。中国は優秀な人たちほど消えていき、(先のノーベル平和賞の劉 暁波に対してもひどい仕打ちでした。 ウイグルチベットの人権問題も国連は何にも役に立たない。香港のデモをSNSでみましたが、天安門事件と違い、全世界に拡散されるというのに。中国のトップにあきれています。
 
 
天安門事件は進歩派と見られていた鄧小平が行なったことに衝撃が走りました。
鄧小平は『白い猫でも黒い猫でもネズミを取るのがいい猫だ』と言っていたように、共産主義経済にこだわらず資本主義経済も取り入れていこうとしていたので、民主化にも寛容さがあると思われていました。しかし、そのような人物でさえ、逆らうものは自国民でさえ虐殺してしまうということが明らかになりました。
 
そして人類史上最悪の事件は文化大革命です。
知識人を中心に何千万人もの人が抹殺されて行きました。
優秀な人は全部いなくなりました。
ですから、文化大革命以前と以後では、国民のレベルが全く違うと言っていいでしょう。
真の意味の知識人はいなくなったと思います。
 
習近平もエリート中のエリートとされていますが、あまりにも漢字の読み間違いが多いので中国では『小学生』というあだ名がつけられています。
しかし、自由のまるでない中国では、習近平に関して『小学生』も『くまのプーさん』も禁止ワードで検索できないようです。
 
 
『送中』(引き渡し条例)が成立したら、香港の自由は全くなくなります。
今起きている香港の大規模デモに関しても、日本の政治家はなぜ何も言わないのでしょうか。
自民党は、公明党は、立憲民主党は、国民民主党は、共産党は、自らの政党の考えとして香港の問題をそして中国の人権蹂躙をどう見ているのか、はっきりと声明するべきですね。
そして、最もいま立ち上がらなければならないのは、香港や台湾出身で日本で活躍している人たち、すなわちアグネス・チャン蓮舫などです。
自分の祖国の民主化が壊されようとしていて祖国の人々の自由が奪われようとする危機にあるのに、何のコメントもしません。
その人たちは、中国の人権蹂躙に関して何かコメントしたでしょうか。
日本と日本政府を貶すことは安全で簡単です。
しかし、祖国の危機に何も言わないこの『人権派』たちはニセモノですね。
 
 

 

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ショーシャンクさん こんばんは アグネス・チョウさんのYouTube観て日本で生まれて良かったと思いました。 生まれる国が違うと戦地だったり自由のない国だったりで人として尊厳が全う出来ません。 近い国で中国 北朝鮮では国に背く人は犯罪者に仕立てられ処刑や拷問を受けたりで 丸で映画のシーンを観てるようです。 日本人は資本主義国家で言論の自由もあり 何をしても咎められません。 法に反する事以外は。 アグネス・チョウさんのコメントを聴いて 日本人で良かったと心から思いました。
 
まりさん、おはようございます。
周庭(アグネス・チョウ)さんを始め、香港の民主化運動家は命懸けです。
送中(引き渡し条例)が成立すれば、この周庭さんも1年以内には中国本土に引っ張られ拘束され拷問を受けるでしょう。
このように命懸けで日本に来てどのようなことが香港で中国で起きているかを訴えているのに日本は何も動こうとはしません。私は、日本政府には絶望してます。
周庭さんは日本に期待をかけてくれているようですが、日本になど期待しない方がいい。中国で儲けている連中がごまんといてそれが力を持っており、どんなに人権蹂躙しようが中国に対し何も言わずに事なかれで済ませようとする人ばかりです。
とにかく、アメリカで同じことを訴えないと日本で言うのは無駄です。アメリカやカナダ、イギリスなどで会見してほしいです。
 
『日本に生まれてよかった』と言えるのは今だけです。
現に、ほんの少し前までは、中国がアメリカを抜いて世界一の経済大国になることが確実でしたから、日本の中の多くの人が、『アメリカ追従を離れ中国に従っていくべき』と言っていました。そのような路線の鳩山由紀夫が総理になりました。日本はこぞって『中国ばんざい』だったのです。
このままトランプが出てこなければ、確実に中国が覇権を握っていました。
中国は香港の次は台湾、その次は沖縄を自分の領土にしてきます。もうすでに、お金の力でそれらの土地で中国の味方になる人たちをどんどん取り込んでいっています。それが中国のやり方です。
日本やアメリカが凋落し中国が世界の覇権を握ったら、日本も香港のようになります。
『日本に生まれてよかった』と将来も言えるかどうかは、今ここにかかっています。
 
すでに日本の中枢には中国の金でずぶずぶの者たちが増えすぎました。経済界政界問わず。
周庭さんには本当に悪いのですが、このような日本で何を言っても無駄です。菅もこのことを聞かれて『『一国二制度』の下で自由で開かれた体制を維持し、民主的に力強く発展することを期待したい」』と一般論を言っただけです。
何とも情けないですね。
現状の中国の人権蹂躙状況からこの引き渡し条例がいかに民主化を崩壊させ民主化運動家を拷問や虐殺に追い込むのかを説明し、民主的で自由な世界を標榜する日本政府としては断固反対すると何故言わないか、です。
一般論で済ませるのは自由主義国家の矜持を破棄しているのです。
 
 
 
 
台湾メディア・自由時報は12日、英国のテリーザ・メイ首相が、香港政府が推し進める「逃亡犯条例」改正について、香港での改正反対デモ後初めてコメントしたことを報じた。
記事によると、メイ首相は「われわれは条例の改正が香港の英国民に潜在的な影響を与えることを危惧している。しかし、重要なのは、香港における容疑者の受け渡しは必ず『中英連合声明』に記載されている、『香港市民の権利及び自由を保証する』という部分を満たさなければならないという点である」と発言した。
「中英連合声明」は中国と英国が1984年に共同発表した声明で、中国が香港の社会・経済制度、生活様式を当時のまま50年間は変更しないこと、『一国二制度』の下、香港に中国とは異なる自由と司法の独立を約束することが含まれる。しかし、中国外交部は17年、「『中英共同声明』はただの歴史的文書にすぎず、いかなる現実的意味合いも持ち合わせていない」との立場を示した。   
                                                                                (レコード チャイナ)
 
 
中国の『『中英共同声明』はただの歴史的文書にすぎず、いかなる現実的意味合いも持ち合わせていない』という言葉をよく覚えておいてください。
中国にしても韓国にしても、国と国との合意、約束、共同声明、契約が国際的にどのように重要なものかさえ理解できてないのです。
いくら金を持ってもしょせん、国際社会のルールに則らないアウトロー、はみだしにしか過ぎないのです。普通の人間関係でも約束を守らない人と付き合っても害を受けるだけですので遠ざけるべきなのといっしょで、共同声明さえ無視する国が信用できるわけありません。
 
 

注目のG20

ブルームバーグ): トランプ米大統領は11日、中国との通商交渉の合意を自分が個人的判断で滞らせていると述べ、中国が今年交渉済みの条件に立ち戻らない限り、最終合意するつもりはないと言明した。

「合意を先延ばししているのは、実は私だ」とトランプ氏は記者団に発言。「中国とは素晴らしい合意をまとめるか、まったく合意なしで終わるかのどちらかだ」と語った。

米国は先月、中国が暫定合意した条項について翻意したと非難し、協議は滞った。トランプ大統領は、「われわれは中国と合意しており、中国がこの合意に立ち返らない限り、私は興味がない」と述べた。

トランプ大統領は10日、中国の習近平国家主席が20カ国・地域(G20)首脳会合(大阪サミット)での会談に応じない場合、中国からの輸入品への関税率を引き上げると警告。中国からの輸入品約3000億ドル(約32兆5000億円)相当に25%もしくは「25%よりはるかに高い」関税を賦課する可能性があると、ホワイトハウスで記者団に語った。

中国外務省の耿爽報道官は11日に北京で、「米国がG20サミットに合わせて米中首脳会談を行う期待を幾度も表明していることにわれわれは注目している。これに関する情報が入れば、いずれ発表する」と述べた。

トランプ大統領は11日、大阪サミットでの習主席との会談への期待とをあらためて表明した。

今月28、29日の大阪サミットは、米中両首脳にとってこのところ激化している米中貿易戦争を収束する最後のチャンスの1つになる。関税合戦に加え、米国は華為技術ファーウェイ)をブラックリストに載せ、中国の他の大手テクノロジー企業にも脅しをかけた。一方、中国は米国の「信頼てきない」企業のリストを作成し、制限を加えることも辞さない構えだ。

ホワイトハウスのマルバニー大統領首席補佐官代行は11日、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)主宰のイベントで、G20会合の際に米中首脳会談が行われると予想していると述べた上で、最終合意に至ることはないとの見通しを示した。

原題:Trump Says He’s Holding Up Trade Deal With China Ahead of G-20

                                                     (6/12(水) 4:33配信    ブルームバーグ

 

 

ブルームバーグ): 中国の習近平国家主席はもう、トランプ米大統領が仕掛ける関税の脅しには慣れただろう。それでもトランプ氏が最近発した最後通告は感情的で、その対応次第では習氏の今後の政治生命に大きな影響が及ぶ。

トランプ氏は10日、20カ国・地域(G20)首脳会合(大阪サミット)での会談に習氏が応じない場合、中国からの輸入品約3000億ドル(約32兆5600億円)相当に「25%よりはるかに高い」関税を賦課する可能性があると述べた。直前まで会談の詳細を明かさないことの多い中国外務省は、会談の有無についてコメントを控えた。

中国指導者として過去数十年間で最も強大な権限を手にした習主席でさえ、就任後6年間で最も厳しい立場に追い込まれている。トランプ氏の脅しに屈せば、国内で弱腰と見られるリスクがある。会談を拒めば、トランプ氏は貿易対立を2020年の大統領選挙まで引き延ばす公算が大きいため、中国は経済的なコストを支払わされる。

北京大学の張健准教授は「会談しようがしまいが、可能性のあるシナリオのうち習主席と長期的な中国経済にとって好ましいものは何一つない」と指摘。「中国経済のニーズと習氏の政治的な計算を満たすような、良い選択肢がないということだ」と説明した。

「政府一丸」としてのアプローチをとるようワシントンタカ派に促されているトランプ氏は、習氏に強硬姿勢で臨み、妥協を難しくしてしまう可能性がある。米国による台湾への武器売却や、中国少数民族ウイグル族に対する大規模な拘束を米政権が批判していることで、米国が中国を弱体化させ、封じ込めようとしているとの不安が中国側では膨らんでいる。

日ごとに悪化している米中の対立を両首脳が緩和するには、6月下旬のG20が最後の機会になるかもしれない。中国政府関係者は、事務レベル協議では全く成果が望めないとの感触を強めている。貿易問題を担当する同国政府関係者は、米国との協議は両国首脳の介入がなければこれ以上進展できない地点に到達したと語った。

北京大学の張准教授は、「最終決定者」の習主席以外に米中対立の責任を転嫁することはできないとも論じた。「習氏は国家主席を3期、4期務めたい考えだとみられるが、2020年に中国経済が苦境に陥れば、3期目の道はそれほど楽ではなくなる」と述べた。

原題:Xi Has Few Good Options After Trump’s Ultimatum on G-20 Meeting

 

 

習近平、追い詰められていますね。

G20であっても、これほどまでに世界中から注目されることは少ないでしょう。

 

まずは、G20で米中首脳会談が開かれるかどうか、です。

中国の慣例からすると、事前協議ですべて整ってからしか首脳会談は開きません。

つまり事前の合意も全くなしで、その場で習近平が最終判断するというやり方は今まででしたら絶対にしないのです。

しかし、今回、トランプが『G20での会談に習氏が応じない場合、中国からの輸入品約3000億ドル相当に25%よりはるかに高い関税を賦課する』とまで言って、習近平の退路を断っています。

習近平が最も怖れているのは、G20で米中首脳会談をしてその場でトランプが席を蹴って帰ることです。

つまり、ハノイ北朝鮮金正恩がやられたことですね。世界中が注目している中で赤っ恥をかかされました。

習近平はこれだけは避けたいと思っているでしょう。

「われわれは中国と合意しており、中国がこの合意に立ち返らない限り、私は興味がない」とトランプが言っている通り、いったん合意した内容をひっくり返したのは習近平です。

しかし、中国国内の強硬派を振り切ってまで米国の条件を呑めば習近平は国内での立場が危うくなります。

 

裏では、何とか体面を保てるようにと、トランプに泣いて頼んでいるでしょうけど、トランプも来年に大統領選が控えています。下手な妥協はしないでしょう。

 

G20の出方で、習近平の実力が分かりますね。そういう意味で大注目のG20です。

                      (2019年6月12日午前10時)

 

 

id:kougenn  

思うに、トランプ大統領が、アメリカの大統領になったのは「神の配慮」としか考えられないほどの、奇跡だったと思います。 トランプ以外の誰が大統領になっていても、世界はもっとひどく悪い方向へと向かっていたと思います。 当時、クリントン大統領確定と言われ、誰もほとんどトランプが大統領になるとは思っていなかっただけに、余計に。 大統領選挙があった当時、アメリカとロシアの関係が最悪になっていて、ヒラリーが大統領になったらロシアに核ミサイル攻撃を断行するとまで言われ、あまり知られていませんが当時、ロシアが国民規模の大規模な核攻撃の非難訓練をしたことがニュースになっていました。ロシアはヒラリー当選絶対阻止を目指して、様々な妨害をして、結果的にそれがトランプを助けました。 トランプが大統領になってから、そのロシアもすっかり大人しくなって、中国も拗ねた坊やのように大人しくなって、一時は、世界が一発触発の状態だったので、それを思えば、トランプになってから世界は驚くほど平和になっています。 アメリカの大統領が誰になるかで、これほど世界が変わるものかと驚愕します。
 
 
トランプは結果を出していますね。彼ほど公約の数々を次々と実行している人は今までいませんでした。
彼は公約を絶対的な『契約』と考えている節があります。
日本の政治家にとっては、公約は選挙に勝つためのスローガンにしか過ぎないのです。
また、日本の政治家は支援者の不利益になることをしないために、どのような信念も貫くことができません。
トランプは、中国に関税攻撃するとき、当然中国は報復関税してくることはわかっていましたし、アメリカの大豆農家などには大打撃であることも分かっていました。
農家はトランプの大きな支持基盤です。
それでも断行した。
それは最終的には大豆農家もよくなるという信念とヴィジョンがあるからだと思います。
 
日本の政治家は支持者から苦情を言われると何一つできませんので、改革などはできるわけはないのです。改革など、すべてを敵に回してもやる覚悟がないとできないものですから。
 
まだまだ日本では、そして世界中で、トランプと言うと顔をしかめる人が圧倒的に多いですが、このタイミングでのトランプの登場は本当に危機一髪のところでした。
ヒラリーになっていたらと想像すると本当にぞっとします。
大統領選では最後の最後まで圧倒的にヒラリー優勢で当選確定と誰もが思っていました。その時も盛んに書きましたが、私はとにかくヒラリーにはなってほしくなかったですね。
クリントンオバマも大統領になるまでは人権のことで中国を非難するのですが、大統領になったとたん、全く言わなくなりました。支持している経済界が中国を刺激しないように圧力をかけたからです。ヒラリーも大統領になったらそうなることは見えていました。
 
 
 
 
 
 

 

消費税増税

消費税増税はもう決定のようですね。

増税延期で衆参同日選挙の可能性も考えていましたが、その線はなくなったようです。

 

一時期の日本は、一億総中流と言われ、世界で最も貧富の差のない国でした。

これは、共産主義社会主義が理想とし、しかし、全く実現できなかったものです。

共産主義国社会主義国ほど権力の差、貧富の差がありました)

それが、たぶん、小泉の時からだろうとは思いますが、考え方がすべてアメリカナイズされ猛烈に貧富の差が開くようになっていきました。

アメリカ流の考えが間違いというわけではありません。

資本主義の原則として、実績に見合った報酬が得られるのは当然のことです。

そして宇宙の法則からすると富は集中するのです。

持っている人はさらに与えられて豊かになる。 持っていない人は持っているものまでも取り上げられる』(マタイ25,29)

20対80の法則でも、すべてのものは上位の20%に集中します。

 

自分の力で富を得た人はそれなりの努力をし、主体的に想念を出し、創造する意志を持っています。

そうでない人は、他者依存的であり、自分の考えを持たず、主体的な想念を出すことが一切ありません。

ですから、そのままいけばますます差は開くでしょう。

それはそれで仕方ないではないか、という考えもあり、その通りでもあるのです。

 

しかし、人間の社会では国家が放っておけば貧富の差はどんどん広がるのです。

20%の人たちだけに富が集中するのはいい社会ではありません。

満足度逓減の法則というのがあって、同じ1万円であっても、1億円の現金を持っている人が1万円をもらうよりは、今日食べるお金がない人が1万円もらうほうが、その喜びや満足度は何百倍も大きいでしょう。

ですから、金持ちから多く取ってお金を持っていな人に分配する、つまり所得の再分配をしていけば全体の満足度が大きくなるのです。

国はできるだけ厳格にそうしていくべきなのです。

しかし、消費税は貧困層ほど所得に対する負担率が大きくなる仕組みですから、ここまで貧富の差が開いた日本にあってはしてはいけない仕組みですね。

 

 

世界が自由であり続けるために

マグノリア (219.62.234.179) 2019-06-10 18:29:11  ショーシャンクさん、みなさん こんばんは。 暫く来れないでいましたが、みなさんのコメントを 遡って読ませていただきました。 ショーシャンクさんのコメントは、いつもながら 分かりやすい言葉で核心をついていらっしゃるので、 モヤモヤしてた視界がはっきり開けてくるようです。 台湾については、自分も なんとなく急激にキナ臭さの増す感覚がしていたので、 もしかして本当に中国が台湾に武力で仕掛けるかも?と不安がつのります。 日本は平和ボケしてるとずいぶん前からいわれますが、 ショーシャンクさんのおっしゃる「自由をその価値観とする国々」が世界の主流となり、 『歴史は絶対精神の自己展開である』ことを願います。

 

 

マグノリアさん、おはようございます。

おっしゃるように、台湾海峡はこれから急速にキナ臭くなってくるでしょう。

いま、香港で103万人の大規模デモが起こっています。

台湾の人たちはこれを見て、あらためて中国は怖いということを認識しているはずです。

香港返還の時は一国二制度で高度な自治が約束でした。しかし、特に習近平になってからそれを強引に反故にしようとしています。

香港がイギリスから中国に返還されるとき、金持ちの多くはカナダあたりに逃げました。高度な自治などという約束をしてもそれが守られないことを知っていたのです。

『送中』(引き渡し条例)が施行されれば、香港に自由は一切なくなります。

中国共産党の気に入らないことを言う香港人は、別件の微罪で逮捕され中国本土に送られ拘束されるでしょう。

これから先、香港では何も自由に言えなくなります。ですからこのような大規模なデモが起きています。

 

来年1月には台湾の総統選挙があります。親中国の人物が当選するように、中国はこれから台湾に対し様々な圧力をかけてくるでしょう。

台湾海峡に軍艦などの兵力を結集させて威圧を加えることもたびたびしてくるでしょう。

いまはまだ無風状態ですが、来年1月に向けて一気にキナ臭くなると思います。

私はイラン情勢より台湾海峡の方が軍事衝突の可能性が高いと見ています。

日本ではあまりこのような視点はないようですが、世界は今、自由であり続けられるかどうかの分岐点にあると思っています。

                      (2019年6月11日9時40分)

 

 

 

id:owl22  

ショーシャンクさん、 おはようございます。 香港のデモを見て、天安門事件の時のデモを想像してみました。大きな流れが中国の中で起こり、あの時は中国内でしたので、また世界のカメラの監視も少ない時だと思うので、戦車までも突入して鎮圧できたのでしょうか。恐ろしいですね。 「歴史とは絶対精神の自己展開」という言葉は、ハッとします。世界だけでなく自分の中の精神でも同じように感じることがあります。
 
 
owlさん、おはようございます。
天安門事件の怖ろしいところはその全貌が未だに全く明らかにされてないところです。
私たちは、天安門事件という名前によって、天安門広場のデモの鎮圧事件とだけ思っていますが、実は中国全土で大規模な民主化デモが起きており、軍隊が出動して弾圧を加えたのです。地方での死者数は全く明らかにされていません。
 
※※※

天安門Tiananmen)事件が中国を揺るがした30年前の春、米国出身の人類学者、カール・ハッタラー(Karl Hutterer)さん(49)は1989年6月、宿泊するホテルの屋上で、中国警察が広場に向けて催涙ガスを発射し、夜陰に紛れて警棒を振りかざす治安部隊が展開する様子を見つめていた。

 ハッタラーさんは首都・北京の天安門広場近くにいたのではなく、そこから1800キロ以上離れた同国南西部の都市、成都の現場に居合わせたのだった。

 北京は学生が主導する抗議運動の震源地となり、1989年6月4日には数百人が、もしかすると1000人超もの人が兵士によって殺害されたが、成都を含む多くの都市でも大勢の市民が路上に繰り出した。

 ハッタラーさんの証言は、中国全土で当時、大規模なデモが発生していたことを思い起こさせるものだ。

 AFPの取材に対してハッタラーさんは、「負傷していた、もしかすると死んでいた可能性もある人々が、病院から運び出され、広場から続く道路上を移送されていくのを目撃した」と語った。ある人物は、誰かが撲殺された場所を身ぶりで示していたという。

 中国共産党内部の会議や報告を扱った漏出文書をまとめた書籍「The Tiananmen Papers」によると、1989年5月末までに、中国各地100都市以上で抗議デモが起きていた。                        

                             【6月2日 AFP】

 

 
 
何よりも情けないのは、日本のどの政党も、中国の人権蹂躙に対して何の意見も言わないところです。
自民党は、中国で儲けていてこれからも一帯一路で儲けようと企んでいる大企業の言いなりですので、中国の人権問題や現在の香港のデモなどに何も意見を言わないですし
公明党旧民主党たちも共産党も、中国の方が日本より好きな人たちですから当然何も言いません。
 
そういえば、アグネス・チャンも香港出身なのに、香港の大規模デモや中国の人権蹂躙に対しては何も言いませんね。日本の悪いところは指摘し続けるのに。
日本に対しては貶してばかりなのに、中国の人権蹂躙に対しては何も言わない、そのような人が多すぎます。

 

 

歴史とは絶対精神の自己展開

id:owl22  

ショーシャンクさん、おはようございます G20での米中首脳会議、あるのかないのかも、不明(?)のようですね。 私は、キング牧師が好きで、オバマ政権で人権問題の解決への道筋が得られるかと期待しました。でも、まったく期待外れでした。クリントンと共に、今の中国を作り上げた責任は大きいと思います。 株式市場も、私的に大変気になるのですが、人権侵害の中国が世界を制覇する悪夢は絶対に避けたいです。 今インドネシアも中国寄り政策で反乱もあるようです。ISIS国の動きもあるそうです。 日本は、中国や韓国と同じアジア圏でも、陸続きでなくて、せめてもの救いだと思っていますが、沖縄は困った問題ですね。他国もそうですが、どうやったら術中にはまるのか、はめ込むのか、知りたいです。 話題がそれるのですが、もう1カ月前ほどですが。 「“復活”タイガー・ウッズに勲章 トランプ氏が授与のニュースがありました。 それも、「大統領自由勲章」でしたね。精神や肉体が極限まで追い詰められてもなお、あきらめず、地の底から、這い上がってきたのは、素晴らしいと感動しました。 彼の伝記が将来映画になるかもしれませんね。どんな精神状態だったのか、 周囲の人々の協力や子供たちの励ましも、心の支えはどこにあったのか、 知りたいことや学びたいことがたくさんあります。
 
owlさん、こんにちは。
オバマの8年間で世界は非常に悪化してしまいました。オバマは人間関係が築けない性格でしょう。オバマの8年間で、アメリカは同盟国や友好国と極めて疎遠になっていきました。イスラエル、イギリス、サウジ、日本、このような国とです。
その隙に乗じて膨張していったのが中国です。
オバマの極端な親中政策、そして同盟国軽視の中で、習近平は極度に傲慢になっていきました。そして、オバマに『太平洋を中国とアメリカの2国で分けよう』と提案までします。
習近平も傲慢なだけで外交能力はなく稚拙ですから、どこに行っても極めて傲慢無礼、皇帝のように振舞っていきます。もともと中国人は黒人を蔑視しています。習近平オバマに対して見下した態度を隠さないようになります。
その傲慢な振る舞いにカチンときたオバマはそこでやっと、対中国政策を見直すようになります。
つまり、オバマには本人が口で言っているような人権意識、世界意識があるわけではなく、人権を蹂躙する中国を持ち上げていたくせに、自分が中国から馬鹿にされたと見たときにはじめて中国に厳しく対応するようになったのです。オバマの人権意識はニセモノです。
 
このままいくと、人権蹂躙、虐殺ばかりしてきた中国が世界を支配してしまうところでした。
 
しかし私は、『歴史は絶対精神の自己展開である』と思っています。
人類の歴史は、絶対精神の本質である自由に向かって流れていると思っています。
 
そして、個人の人生でも、人類の歴史を見ても、傲慢の極致になったときに崩壊すると思っています。
 
その視点から見ると、習近平の中国は崩壊していくでしょう。
 
インドが超大国になっていくでしょう。
これからイギリスが合意なき離脱で大復活していくでしょう。
ドイツは凋落するでしょうね。
アメリカーイギリスーインドー日本ーオーストラリア
この線が新しい世界の中心になっていくと思っています。
自由をその価値観とする国々です。
 
 
 
 
id:mariy22  
ショーシャンクさん こんばんは。 天安門事件詳しくご説明有難うございます。 死傷者数凄いのですね。 戦車で押しつぶられた人、未だに母国に帰れず逃亡している人もいるんですね。 習近平政権になってから太平洋をAmericaと中国で分けようなんて、、人の土地も自分の物なんですね。 南沙諸島も島を埋め立てて基地を造ってますし、トランプさんが大統領でなかったら尖閣諸島 沖縄も自国のものだと主張し軍事衝突したかもしれません。 中国は米中問題で経済が減速してるのは喜ばしい事かもしれません。 関税の関係で日本の企業も中国から移設して別の国に移す企業も出てきてますし これから益々経済が危うくなると思います。 今まで経済大国を良いことに軍事で思うままに世界を制覇しようとした中国のおごりが墓穴を掘ってるのかもしれません。
 
 
 
まりさん、おはようございます。
中国に人権も自由もないことは、チベットウイグル自治区を見るまでもなく、香港や中国本土で中国政府を批判した人を簡単に拘束してきたことからも明白です。
そのような国が覇権を握ろうとしているのですから、いま、世界は、自由を尊重する世界になるか、自由も人権もない世界になるか、の分岐点にいます。
日本人には残念ながらそのような視点はありません。
要は経済合理性だけです。ですから、中国で儲けている大企業の集まりである経団連の意向を受けて日本政府もこのようなときに中国擦り寄りを始めています。
 
もし、今の中国の体制が崩壊しないまま世界を支配することになったら、(そしてそれは今のままだと確実に何十年か後にはそうなると言われています)、特に周辺国はいまのチベットのようになるでしょうね。
そのころには私はこの世にはいないでしょうけど、今若くてその時代を迎える人もいま世界で起きていることに何の関心もありません。
消費税増税も、いま日本でますますひどくなりつつある貧富格差をさらに加速することになるのは確実です。日本には富裕層は2%しかいません。残りの98%の人には、消費税増税は大打撃です。
しかし、ほとんどの人はそのことにも関心がなく、関心があるのは、芸能ネタか殺人事件です。
 
ただ、私は、ヘーゲルの言った『歴史は絶対精神の自己展開である』をそう思っています。
中国の今の体制は崩壊して、世界は絶対精神の本質である自由に向かって流れていくとは信じています。
願望も含めてですが。
                   (2019年6月7日午前9時40分)
 
 
 
 
米国が中国との対決姿勢を強めている。国防総省が発表した最新の報告書は「自由や公正、ルールに基づく国際秩序」といった価値観を重視し、それを守るために、米国が同盟国や友好国と連携を強化する方針を強調した。これは何を意味するのか。

 国防総省は6月1日、2019年版の「インド太平洋戦略報告」を発表し、シャナハン国防長官代行が同日、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議での演説で骨子を明らかにした。
 この報告で、まず目を引いたのは、国防総省が「国家間の戦略的競争」を「自由な世界秩序を目指す」勢力と「抑圧的な世界秩序を目指す」勢力との地政学的な競争関係と定義した点である。そんな競争関係こそが「米国の安全保障上の最大の懸念」と指摘した。
 
※※※※※
 
中国共産党が支配する中国は軍備の近代化や影響力の行使、さらに他国を強制的に従わせるような略奪的な経済手段によって、自国が有利になるように(インド太平洋)地域を再編しようとしている(序文1ページ)。
 
おそらく、中国以上に自由で開かれた地域や国際システムから利益を享受できる国はない。また、中国は数億人の人々が貧困を脱して、繁栄と安全を手にしたのを目撃してきたはずだ。だが、中国国民が自由市場や正義、法の支配を渇望しているにもかかわらず、中国共産党が支配する中国は、自国の利益をむさぼることによって、国際システムを傷つけると同時に、ルールに基づく秩序の価値や原則の数々を侵食している(7ページ)。
 
中国が2018年に南沙諸島の島々に対艦巡航ミサイルや長距離地対空ミサイルを設置したのは、習近平国家主席が2015年に「中国は南沙諸島の軍事化を追求する意図はない」と公言した誓約に違反している(8ページ)。
 
※※※※※
 
 
 習氏の誓約とは、15年に米国を訪問した際、当時のオバマ大統領が「南沙諸島で軍事基地を作っているのではないか」と追及したのに対して、習氏が「軍事化の意図はない」と明言し、記者会見でも同様に否定した経緯を指している。

 米国は「こともあろうに、私たちの大統領にホワイトハウスで真っ赤なウソを言ったのは、後にも先にも中国の習氏だけだ」と激怒していた。その怒りはいまだ収まらず、今回の報告でも「米国を欺いた習氏」として紹介されている。

 報告は米国の安全保障を経済や国の統治機構も含めた奥深い問題として記述している。いまは貿易問題に焦点が当たっているが、安全保障と表裏一体で捉えているのだ。軍事を担当する国防総省の報告書であることを考えると、トランプ政権の認識の厳しさがうかがえる。

 そんな中国に、米国はどう立ち向かうのか。

 報告は「準備体制」と「パートナーシップ」「地域のネットワーク化促進」という概念で説明した。準備体制とは文字通り、統合軍がいかなる戦闘でも勝利できるように体制を整えておく。パートナーシップやネットワーク化は日本や豪州などとの連携強化である。

 米国は日豪などと連携し、インド太平洋の自由勢力が「中国を封じ込めていく」決意を固めている。しかも「中国共産党体制の打倒」という具体的、かつ衝撃的な目標をにじませて、あきらかにギアを一段上げた。ここから先は、日本も難しい舵取りを迫られる。
 
                   (現代ビジネス  6/7(金) 6:01配信 )
 
 
 
id:mariy22  
ショーシャンクさん こんばんは 米国防総省 「台湾を国家 独立国家と認定」 米国防総省が最近発表した「インド太平洋戦略報告書」で、台湾を協力すべき対象「国家(country)」と表記した。これは、米国がこれまで認めてきた「一つの中国(one China)」政策から旋回して台湾を事実上、独立国家と認定することであり、中国が最も敏感に考える外交政策の最優先順位に触れ、中国への圧力を最大限引き上げようという狙いがうかがえる。     今日のニュースより 習近平はトランプさんとは友人とコメントして関係悪化を和らげる発言をしてますが今度は国防総省の発表 この時期に台湾発言とは・・ 中国はどのような反発コメントするのか興味があります。
 
 
まりさん、おはようございます。
今年の後半から来年にかけて、台湾は、世界中が注目していかざるを得ないエリアになるでしょう。
今年の初めの演説で、習近平は台湾をひとつの中国に統一するために武力行使も厭わないと宣言しました。
米国は去年から、台湾を独立国家として承認していこうとする法律をどんどん成立させています。
台湾をめぐって米中の対立は避けられず、これからますます激化していくでしょう。
軍事衝突の可能性も非常に高いと思っています。
 
来年1月の台湾総統選に向けて、中国の工作は激しさを増していきます。
 
そのうち、世界中が台湾に注目していくことになるでしょう。
 
イギリスが合意なき離脱をし、
台湾が独立国として国際社会に認められ、
そしてインドが古い宗教的な因習から脱皮していけば
アメリカーイギリスーインドー台湾ー日本ーオーストラリア
という自由という価値観を持つ国の連携が成り立つのですが。
                     (2019年6月9日午前9時)
 
 
 
 
さて、日本に目を向けると
消費税増税は予定通りで、衆参同日選挙はしない、ということで決定のようですね。
残念です。
このように貧富の差が酷くなっている日本で、消費税増税すれば、中間層はごっそり抜け落ちて貧困層に転落していきます。
ごく少数の富裕層と、大多数の貧困層という二極化が進んでしまいます。
MMT理論のすべてが正しいとは思いませんが、ここで増税してはいけないことはMMTの結論と同じです。
 
一億総中流と言われた日本が、とうとうここまで貧富の差が激しい国になってしまうとは、政策の大きな誤りですね。
大企業の利益優先の施策の数々がこのような惨状にしてしまいました。 
大企業は正社員を雇わず派遣労働者にシフトしていきました。経団連は終身雇用制も無理だと言い始めました。
 
アベノミクス財務省経団連の言いなりになっていますし、公明党旧民主党共産党もすべて中国韓国北朝鮮寄りで日本の利益より優先したりします。
ここに至って日本の政治は全く行き詰りましたね。
トランプのような人が出てきてほしいところですが。
                     (2019年6月10日13時)
 
 

米中冷戦

中国外務省の耿爽グォンシュアン副報道局長は5月31日の定例記者会見で、米国務省報道官が天安門事件を「虐殺」と呼んで批判したことについて、「中国への内政干渉をやめ、両国の相互信頼と協力を損ねないよう求める」と不快感を表明した。

 中国の学生らの民主化運動が武力弾圧された天安門事件は6月4日で発生から30年を迎える。米国務省のオータガス報道官は5月30日の定例記者会見で「徹底した虐殺が行われたということを我々は忘れてはならない」と述べた

               (2019年06月01日 10時39分 読売新聞

 

米中の貿易戦争はますます激化していて、すでに冷戦に突入してますね。

上の記事の『天安門事件虐殺』など、中国が最も触れてほしくない話題の一つです。

他にはチベット侵略もありますが、天安門事件以上に文化大革命の数千万人規模の大虐殺はどうあっても触れてほしくないでしょうね。

日本のメディアは今まで中国のとんでもなく惨い事実を報道したがりませんでした。

ですから、大躍進政策文化大革命も、その言葉通りによいイメージで考えている日本人が多いのです。

ヒトラーが虐殺したユダヤ人は600万人とも言われています。

しかし、中国が虐殺した自国民はヒトラーどころの数ではありません。数千万人規模です。しかも、主に知識人を虐殺していきました。

そろそろ日本人も中国の事実を知って、中国が世界を支配したらどんなに悲惨な星になるかを認識してほしいものです。

日本人はあまりにも何も知らず平和ボケしすぎています。テレビや新聞からの情報では

本当のことはわからない。

アメリカはとうとう、中国の天安門事件を『虐殺』と呼ぶようになりました。

アメリカは本気モードになりましたね。

次はチベットウイグルのことを言ってくるはずです。

中国のハイクビジョンがチベットウイグル迫害に加担しているので排除してくるでしょうし、そのときに中国が行なってきたチベットウイグル迫害の事実がアメリカでは報道されてくるでしょう。

ただ、中国で儲けている日本の大企業の集まりである経団連などはさらに一帯一路で儲けようとしていますからとにかく中国に擦り寄っていっていますし、それら大企業がスポンサーであるテレビは、その意向に沿った報道をしますから、日本では本当のことは報道されないでしょう。

                    (2019年6月1日16時40分)

 

 

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中国は米国からの輸入品600億ドル(約6兆5000億円)分について、関税を引き上げた。トランプ米大統領が実施した、中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げに対する報復措置を実行に移した。

                  (2019年6月1日 6:15 JST )

 

 

中国も関税の報復措置を取ってきています。

しかし、2000億ドルの報復措置として600億ドルでは相手になりません。

 

いま、中国がさかんにちらつかせているのがレアアース禁輸のカードです。

しかし、このカードは中国は絶対に切れないですね。もし切ってきたら、中国の終わりの始まりです。

その理由は、まずはWTOに対する違反であること。

次に、いま中国が世界のレアアースの70%以上の生産を誇っているのは、なにもレアアースが中国でしか取れないわけではなく、あくまでも安く取れるからです。採掘も加工も人件費が安く環境問題や労働者の健康を無視出来るからこそ中国は安くできるのです。

もし中国がレアアースを禁輸しアメリカが本気を出したら、アメリカは中国からの膨大な関税収入がありますからそれを使って、アメリカ国内や世界各地でレアアースを採掘し加工するでしょう。

日本近海にも世界の消費量の数百年分のレアアースがあることがわかっています。

取り出すには多額の費用が掛かるのでしていませんが、中国が禁輸し、税金を投入していいなら取り掛かるでしょう。

 

日本はかつて中国からレアアース禁輸の措置を受けていますから、かなり備蓄しているはずですし、アメリカもそれを見ていますから備蓄はしているでしょう。

 

 

中国が頼ってくるカードは、レアアース禁輸か、米国債売却、でしょうけど、どちらのカードも中国は切れないですし、もし切ったら中国の終わりの始まりですね。

 

そうなると、これから台湾をめぐって非常にきな臭くなってきます。

台湾は総統選を控えていますし、アメリカは議会がこぞってがんがん台湾支援に乗り出していますから、イランより軍事衝突の可能性は高いと見ています。

                  (2019年6月1日17時30分)

 

 

 【シンガポール時事】シャナハン米国防長官代行は1日、シンガポールで開催中の「アジア安全保障会議」で演説し、新たなインド太平洋戦略を発表した。急速に拡大する軍事力と経済力を背景にした中国の領土拡張主義に対抗するため、民主主義や市場経済などの価値観を共有する各国が国防支出を増やし、地域の安定化に貢献するよう求めた。

 シャナハン氏は演説で「地域諸国の死活的利益に対する最大の長期的脅威は、ルールに基づく国際秩序の弱体化を狙う国からもたらされるだろう」と暗に中国を批判。その上で「間接的手法で徐々に他国を搾取して軍事的に強制支配し、自国の排他的利益を追求している」とたたみかけた。

 また、米国が推進する「自由で開かれたインド太平洋戦略」は「包括的なアプローチ」であり、「共通目標を支援する協力的な地域安全保障ネットワークの構築を進めている」と中国との違いを強調。「各国は主権をしっかりと確保し、独立した決断を行うための能力獲得に投資してほしい」とも訴え、同盟国やパートナー国がそれぞれ防衛能力や抑止力を強化するよう呼び掛けた。                           【時事通信社

 

 

 

福川 (49.98.155.117)  

いつもとても勉強になります。 今後ともよろしくお願いいたします。
 
 
福川さん、コメントありがとうございます。
私が今最も注目しているのは、あさって6月4日です。
1989年6月4日に天安門事件が起きてからあさってで30年になります。
あさってのアメリカのコメントでアメリカが今どこにいるかが分かります。
 
あさって6月4日に、トランプ大統領かそうでなくても副大統領、国務長官、国防長官クラスが、天安門事件に関して『虐殺』というコメントをしたなら、『レアアース禁輸だろうが、米国債売却だろうが、戦争だろうが、早くかかって来いよ、中国』という強いメッセージです。
すでにすべてを整えたと見ていいと思います。
 
アメリカの最高クラスの要人が天安門事件を『虐殺』と言ったなら、中国も黙っているわけにはいかないでしょう。本当にレアアース禁輸に踏み切るかもしれません。アメリカはそれの準備も覚悟も出来たと考えるべきでしょう。
 
もし、アメリカの要人が天安門事件をスルーすれば、まだアメリカは準備が整っていないということでしょう。G20に向けて対話に持ち込む可能性が高いです。
 
ですから、6月4日のアメリカのメッセージは非常に興味深いです。
                       (2019年6月2日20時20分)
 
 
福川 (121.112.44.57)  
なるほど確かに。 そういうレベルの視点で世界を見渡せれば、国際政治て本当におもしろいですね。御解説ありがとうございました。

 

 

  id:owl22  

ショーシャンクさん、こんばんは。 映画『セブンイヤーズインチベット』で、チベットの中国軍による制圧の緊迫した映像と山を渡っていくダライラマ一行の様子は、忘れることのない映像です。今でも僧侶が焼身自殺とあります。特に武力を持たない人達や無抵抗の人達にするなんて、絶対許せません。 あの映画公開の時も、「人民解放軍兵士がチベット人を虐殺したかのような演出がされている」と非難した、とありました。 今でも虐殺や核施設やらと、漢民族は、非情です。 ハリウッド映画も中国資本が多くなったとかで、ハリウッド映画化した「GODZILLA ゴジラ」シリーズのレジェンダリー・ピクチャーズも中国資本なのですね。 トランプ氏の登場により、世の中にどんどんと広まってほしいです。ニュースにならないので私も詳しいことはよくわからないのです。パンドラの箱ではありませんが、お金や権力で今まで蓋をしてきたものが、一挙に噴出してしまえばいいです。どれほどの悪行だったのでしょうね。 私も6月4日のアメリカのコメントを注目してみます。世界の構図をショーシャンクさんの目線で、ひもといていくと、(そうなるんだ、そういうことか。。。)と凄く興味がわいてきます。いつもわかりやすく解説していただいて私も今後ともよろしくお願いいたします。 世界情勢、私も勉強になります。
 
owlさん、おはようございます。
私が思うのは、いま、世界で起きていることは、
人権が尊重され自由で開かれた情報共有ができる世界として発展していくか、
それとも、人権を蹂躙し自国民を大量虐殺し極度に情報を規制し他民族を侵略していこうとする野望を隠さない国家が世界の覇権を握るか、
この瀬戸際なのです。
 
ヒトラーが世界を征服すると考えると誰もがゾッとします。
しかし、中国が近いうちに米国を抜いて世界一の超大国になると聞いても何も思わず中国に従っていこうとする人が日本では大多数です。
天安門事件が中国自国民の虐殺であったことは誰も知らないし、それどころか文化大革命が人類史上最悪の虐殺であったことさえ知らない人がいるのです。ヒトラーユダヤ人虐殺は600万人とも言われていますが、中国共産党大躍進政策文化大革命での死者は4000万人とも6000万人とも言われています。ちなみに、天安門事件は、中国が海外のメディアを厳しく排除したため、今まで全くわかりませんでしたが、死者数千人とも1万人を超えるとも言われています。
 
世界は、こんなにインターネットの情報が開かれてきているのだから中国が豊かになれば、民主化の方向に行くと楽観的に見ていました。
しかし、中国は経済的に発展し豊かになればなるほど、民主化とは逆の方向、情報を極度に規制し反対意見を言う国民を抹殺していき、チベットを侵略し、ウイグルを迫害し、赤い舌を伸ばし、自国領土を拡大する野望を隠さなくなりました。
今でも中国のインターネットの情報規制は非常に厳しく、習近平に似ていると話題になっただけの『くまのプーさん』でさえ禁止ですから(笑)
 
中国が台湾も沖縄も狙っているのは周知の事実です。
習近平毛沢東を尊敬し、文化大革命も隠そうとしています。
残念ながら、民主化とは真逆の方向に突っ走っています。
米国や日本が凋落し、中国が世界の覇権を握れば、中国の周辺国はチベットのようになるでしょうね。
 
日本では、トランプが、貿易赤字を減らそうとして気まぐれに無理難題を押し付けているくらいにしか見えてないようですが、これは、人権国家、自由国家、民主国家の世界であることができるか、そうでなくなるか、のせめぎあいです。
それに比べると、世界の株式市場が大暴落しようとそんなことは小さなことです。
それ以上に世界は非常に重要な岐路に立っているということです。
 
さて、明日、6月4日のアメリカのコメントを楽しみにしましょう。
 
                (2019年6月3日 午前10時40分)
 
 
 
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いよいよ今日、6月4日です。アメリカが朝を迎える今日の夜に注目です。
中国は、全面対決の姿勢を鮮明にし始めています。
習近平は5月20日に、江西省にあるレアアース工場と長征記念公園を訪れ「我々はかつての長征の出発点にやってきた。いままた新たな長い道のりが始まった」と言いました。
 
これから読み解くとすると、中国は近いうちに、環境問題対策を理由にレアアースの生産制限を行なうとして、事実上の輸出量規制に踏み切るのではないでしょうか。
もちろん、中国もアメリカがレアアースの備蓄をしていることは知っています。
アメリカはレアアース1年分くらいは備蓄しているはずです。
その備蓄が枯渇するまで辛抱強くアメリカが折れてくるのを待つ、ということが苦難の長征の決意なのでしょう。
レアアース禁輸は、まず中国のレアアース産業が苦境に陥り、他の国のレアアース産業が伸び、長期で見るとレアアース代替が進みますので、中国自身の首を絞める愚策ですが、中国にはそれしか対抗策がないので、そうしてくる可能性はますます高くなっています。
特に今日、アメリカが天安門事件を虐殺と非難したら、かなりの確率でレアアース砲を打ってくるでしょう。
                     (2019年6月4日午前9時50分)
 
 
 
 
ポンペオ米国務長官は3日、北京の天安門広場民主化運動を続けた学生らが軍に鎮圧された天安門事件から4日で30年を迎えるにあたり、中国当局の人権弾圧が続いている状況を強く非難する声明を発表した。「米国は中国が国際的なシステムに統合されることで、オープンで寛容な社会になると期待していたが、その希望は打ち砕かれた」と批判した。

 ポンペオ氏は声明で、民主化を求める人々が平和的なデモを行っていたにもかかわらず、中国共産党は戦車隊で暴力的に鎮圧した、と指摘。亡くなった人々や遺族に「深い哀悼の意」を表明した。そのうえで「一党独裁国家」の中国は新疆ウイグル自治区ウイグル族らに対して人権弾圧を続けている、と非難した。

 ポンペオ氏は中国政府に対し、天安門事件の犠牲者や行方不明者について完全に説明するように要求。基本的人権や自由を求めて拘束されているすべての人々の解放も求めた。

                (朝日新聞デジタル 

 

 

9時52分にネットに掲載された記事ですが、やはり、ポンぺオ国務長官天安門事件を非難しましたね。そして、『米国は中国が国際的なシステムに統合されることで、オープンで寛容な社会になると期待していたが、その希望は打ち砕かれた』という言葉をやはり発しましたね。そして、やはりウイグルのことも言及してます。

しかし、天安門事件について『虐殺』という最大級に強い言葉はまだ言ってないようです。

今夜、高官のだれかが『虐殺』という言葉を使うでしょうか。注目です。

                    (2019年6月4日10時37分)

 

 

 2019年6月4日は天安門事件の30周年の記念日だった。いや追悼の日というべきだろう。この日に殺された多数の中国人男女の霊が悼まれる日だからだ。

 その追悼の行事が世界各地で開かれたが、現時点におけるこの事件の最大の意味は、その教訓が米国のトランプ政権の対中政策に堅固に生かされていることだろう。現在の激しい米中対立は、天安門事件が大きな要因になっているとも言えるのである。

 天安門事件の30周年を追悼する6月4日、米国の首都ワシントンでは多様な行事が催された。いずれもあの事件で命を奪われた多数の中国人男女の霊を悼み、その悲劇を起こした中国共産党政権の残虐性を糾弾する趣旨の行事だった。

 米国にとって、天安門事件は単なる歴史上の出来事ではなく、現在、目の前に存在する未解決の問題である。公聴会の開催趣旨は、そのことを明確に物語っていた。開催趣旨は以下の通りだった。

「1989年、中国のあらゆる階層の市民たちが天安門広場に集まり、平和的な集会によって政府に対し民主化の促進や腐敗の追放を求めたが、暴力的な弾圧にあった。中国政府はその後、事件が起きたことを否定し、言論を抑圧した。この公聴会は、当時の弾圧、その後の抑圧を再点検して、習近平政権下の現在の中国に情報の開示を求め、あわせて現在のアメリカの対中政策の指針とする」

 

実際にトランプ政権の国務省報道官は、政府の公式見解として、30周年記念の直前の5月30日の記者会見で以下のように言明していた。

天安門事件において、中国当局による徹底した虐殺が実行されたことを我々は忘れてはならない。事件の30周年を前に、中国共産党が断行したおぞましい組織的な迫害行為で拘束された人々はただちに釈放されるべきだ」

 この声明は、具体的には習近平政権が最近また天安門事件関連の民主化の活動家や支援者を拘束したことへの抗議だった。トランプ政権はこのように天安門事件での弾圧を現在の習近平政権に結びつけて非難する姿勢をとっているのである。 

 

 これまで中国政府は天安門事件を「反革命暴乱」と断じて、その出来事自体を闇に葬っていた。事件自体について完全に口を閉ざしているのである。

  だがトランプ政権はそれを承知のうえで、あえて事件を未解決の問題として習近平政権に突きつけ、全容の解明を迫った。それは中国共産党政権の邪悪性を衝く要求でもあった。

 米国の他の歴代政権も、天安門事件の悲劇を中国政府の人権弾圧として非難してきた。だが、中国との経済や外交の関係を断ったり保留したりすることはなかった。基本的にはオバマ政権まで各政権はみな中国との関与政策を続けてきた。

 ところがトランプ政権は、その関与政策自体を間違いだったと公然と宣言した。共産党政権下の中国は、基本的な価値観においても、安全保障においても、国民の生活に直結する経済においても、米国と対立する相手だと言明し、正面衝突をも辞さない姿勢を明確にするようになったのだ。

 現在の米国の対中政策にとって、なぜ天安門事件が大きな意味を持つのか。その最大の理由は、トランプ政権が対中政策を立案するうえで「人権」という要素をますます重視するようになってきたことである。

 トランプ政権の対中政策の支柱となる「国家安全保障戦略」も、「米国の価値観」として個人の自由や権利の尊重を強調している。

 トランプ大統領は貿易、そして安全保障という順番で中国との対決姿勢を固めてきたという印象が強い。しかし、最近は中国政府のウイグル民族大弾圧に象徴される人権抑圧への非難も頻繁に述べるようになった。この人権弾圧非難の中核が、天安門事件への糾弾なのである。つまり、現在のトランプ政権の対中政策には、天安門事件への激しい非難が大きな役割を占めている、ということなのだ。

                 (JBpress  2019.6.5(水))

 

 

 

【北京=多部田俊輔、ワシントン=鳳山太成】中国政府は電気自動車(EV)の部材などとして不可欠なレアアース(希土類)で新しい輸出管理システムを設ける方向で検討に入った。米中貿易戦争が激化するなか、米側に揺さぶりをかける狙いだ。一方、米商務省はレアアースの安定供給に関する報告書を発表し、国内生産強化など対応を急ぐ方針を示した。

中国はレアアースで新しい輸出管理システムを検討している=ロイター

中国はレアアースで新しい輸出管理システムを検討している=ロイター

中国国営の新華社は4日、国家発展改革委員会がレアアースの専門家と会合を開いたと報じた。輸出に至る生産から加工までの全工程をさかのぼって審査するシステムを設けて輸出管理を強化すべきだと専門家が提言し、発改委は提言を盛り込んだ措置を早期に打ち出す方針を示した。

米商務省は4日、レアアースを含む重要鉱物の安定供給を確保するための戦略を示した。報告書はトランプ大統領が2017年12月に出した大統領令を受けて作成したものだが、いま公表することで中国をけん制する狙いがあるとみられる。

報告書では米国が重要鉱物の輸入に著しく依存していると指摘した。そのうえで「もし中国やロシアが米国や同盟国への輸出を長期間止めれば、長期の供給中断が米国や外国の重要鉱物のサプライチェーン(供給網)に深刻な衝撃を与えるだろう」と危機感を表した。

報告書はレアアースなど重要鉱物の国内生産を増やすため許認可手続きを簡素化するなどの提言を盛り込んだ。代替品の開発や調達先の分散で日本など同盟国と協力を拡大すべきだとした。ロス商務長官は声明で「米国が重要な鉱物から遮断されないようにするため連邦政府は前例のない行動を取る」と述べた。

                      (日本経済新聞 2019/6/5 7:58)

 

 

昨日、アメリカの高官が天安門事件を『虐殺』と非難まではしてなかったようですが、中国は、本気でレアアース砲を打つ気になっていますね。

昨日書きましたように、中国には残された対抗策はレアアース砲しかないので、この引き締めには来るでしょう。そうでなくても、レアアースを巡って違法操業や闇採掘が横行していますので、環境問題、労働者の健康問題、違法操業問題、賄賂横行問題を大義名分として生産規制をかけてくるでしょう。

                   (2019年6月5日午前9時40分)

 

 

 

日本政府は、30年を迎えた天安門事件への直接的な非難を控え、現在の中国の人権状況に対する懸念を表明するにとどめている。日中関係改善を優先していることが背景にあり、事件に過敏な中国を刺激しないよう抑制的な対応を取っている。

 中国共産党政権は現在も、民主化を求める学生らを武力で弾圧した同事件を正当化している。河野太郎外相は4日の記者会見で、事件への見解を問われたのに対し、「自由、基本的人権、法の支配は国際的に共有されるべき価値観だ」などと一般論を述べるにとどめ、「政治体制が違う中でも普遍的な、共有できる価値観についてはこれからも日中の間で議論していきたい」と語った。
 日本政府は同事件を「武力弾圧」「虐殺」などと表現することも意図的に避けている。こうした対応について、首相官邸幹部は「日中関係が改善傾向にあり、経済的なつながりも深まっている」と指摘し、対中関係への配慮をにじませた。
 今月下旬には、大阪市で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせた中国の習近平国家主席の来日を控え、中国とのあつれきを避ける狙いもあるとみられる。
 政府を支える与党も事件への発言には慎重だ。中国に人脈を持つ自民党二階俊博幹事長は4日の記者会見で「重大な事件であっただけに、思いを新たにして当時のことを思い巡らしている。十分関心を持っていきたい」と指摘。公明党山口那津男代表も会見で「中国国内で(事件を)どう振り返るかは内政の問題でもあるので日本側から言及するのは控えるべき部分もある」と述べるにとどめた。

                 (時事ドットコム 2019年06月05日11時02分)

 

 

本当に日本の対応は情けないですね。

与党の公明党もひどいコメントです。

中国政府が言うような『内政の問題』だと言ってますね。

人権を尊重せず自国民を虐殺する国との交流をどうするか、あるいは日本としてどういう態度を取るべきかという問題なのに他人事ですね。

自民党も中国擦り寄りの経団連の意向を受けて何も言わないですし、野党の旧民主党共産党はもっとひどいので、選挙があっても、日本には票を入れる党が全くないです。

                (2019年6月5日16時)

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

トランプ大統領来日

youtu.be

 

天皇のスピーチもよかったですね。

なにか、ホッとしました。

 

 

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ショーシャンクさん、 こんばんは。 動画をありがとうございます。 新たな皇室、『未来』を感じさせてくれる良いスピーチでしたね。 また、上皇上皇后両陛下の戦争犠牲者への慰霊の旅が、過去のこととなり、ひとつ乗り越えられたような気にもさせてくれました。本当に良かったですね。
 
owlさん、おはようございます。
正直、かなりひやひやしながら見ていました。
天皇に即位して最初の国賓が猛獣トランプですからね。
背広のボタンもとめないなどマナーもなってない人ですから最初にはきついかなとは思っていました。
最初の国賓はメイ首相あたりがいいかなと思ってました。
英国は歴史ある王室がありますからマナーは完璧ですし、即位して初めて会う外国首脳には一番とは思いましたがやめてしまいましたし、国賓で招く理由はないのは確かですが。
 
しかし、あのトランプ相手にも気後れせずに対処されてましたし、まずはホッとしてます。
 
 
id:mariy22  
ショーシャンクさん こんばんは 動画ありがとうございます。 令和天皇とてもいい感じに頑張っておられますね。 平成天皇も素敵なお人柄を感じておりましたが、新天皇 皇后 も穏やかな人柄が忍ばれて国の象徴として相応しい方だと思いました。
 
 
まりさん、おはようございます。
やはり、新天皇、皇后とも、英語がペラペラというのがいいですね。新時代の天皇皇后にふさわしいですね。
平成時代は雅子さんも猛烈なバッシングにあいましたし、私も、はたして雅子さんが皇后としての務めができるか非常に不安に思っていました。しかし、今回、皇后となられてこの調子で自信を取り戻していけば、素晴らしい皇后になる可能性が見えてきましたね。少なくともそれを期待させる今回の振舞だったと思います。
 
逆に秋篠宮家には大きな逆風が吹きまくっています。
紀子さんの悪評が広まっていったことが大きいとは思いますが、決定的なのが小室圭なる胡散臭い人物の登場ですね。経済的な自立も出来てなくて他人に金を出してもらって留学して何がしたいのかさっぱりわからない、こんな人物を引き寄せたのも長女の精神です。秋篠宮家はこれから先も大変だろうと思います。
 
天皇、皇后が終始明るい表情をされていたのに比べ、秋篠宮家は全員暗い表情だったように見えるのは気のせいでしょうか。

メイ首相辞任会見

youtu.be

 

メイ首相の辞任会見は素晴らしかったですね。

辞任のときにこのようなことが言える政治家は日本にはいないですね。

 

自分の意に沿わない判断であっても、国民投票で出た国民の意思を実現することが民主主義の根幹であるという信念に従って苦痛に満ちた交渉を粘り強くしてきたメイ首相は本当に尊敬に値します。

メイ首相はもともとは残留派ですから、そのEU寄りの方向性には私は応援しませんでしたが、真摯な姿勢は素晴らしかったです。

これで合意なき離脱の方向に向きそうですが、離脱派はファラージといい、ボリス・ジョンソンといい、人格的に尊敬できない人間ばかりなのが難点ですね。まあ、離脱派を応援はしていますが。

 

 

id:owl22  

ショーシャンクさん、おはようございます。 メイ首相の辞任会見、私も拝見しました。自分の意見と反対でも民主主義を守る姿勢に、その行動に私も大きく感銘を受けました。素晴らしい会見で最後は胸を打たれました。 トランプにも言えることですが、約束を守ろうとすることは、当たり前の国家と、そうでない国家(中国)の意識の差は大きいですね。 何度も約束を中国は守らない、破棄しているとトランプは警告していました。 トランプの娘婿クシュナーは、ユダヤ人ですね。ユダヤ人、金貸しといえば、「ヴェニスの商人」の「金貸しシャイロック」をついつい思いだしてしまいます。 今回の米中の関税の件は、中国の酷さを見せつけてくれましたし、スパイ行為も見逃せませんね。 世界情勢、たくさん教えてくださってありがとうございます。、世界って映画のよう、それ以上?で、今まで知らなかったことばかりです。 今週も「好日」でありますように。
 
owlさん、おはようございます。
メイ首相には哲学や信念が感じられて素晴らしい政治家だと思います。日本にもこのような政治家が欲しいところです。
日本では国民投票をやり直したらいいじゃないかという人が多くいましたが、それは民主主義の根幹が分かってない人のいうことですね。
国民投票は国民の意思を決定する最終手段であって、不正投票がない限りこれを打ち消して再投票するのは民主主義そのものの崩壊となります。
それを最も理解してその責任を果たそうと必死になっていたのがメイ首相ですね。
ファラージもボリス・ジョンソン国民投票で離脱が決まった途端、逃げ出しましたからね。とんでもないです。
そもそも、国民投票を実施したのはキャメロンですから、実施した以上、キャメロンが責任を持たなければいけないとは思いますが。
 
トランプは大統領になって以来、ことあるごとに非難の嵐に遭っていますが、公約をここまで実行していっている大統領はいません。
貧乏で遅れている中国が、経済的に豊かになれば民主的な国家にあるだろうと期待して世界中が支援してきましたが、経済力を持った途端、軍事を増強して周辺国を脅しにかかり、赤い舌を伸ばしてきました。盗聴やハッキングなどありとあらゆる手を使って先進国から技術を盗み出してきました。オバマの8年間で、中国は極端に傲慢、横暴になっていきました。トランプの登場が少し遅れていれば間に合わないところでした。
 
日本にはいまだに中国びいきが多く、トランプ嫌いも大多数です。
経団連も一帯一路で自社を儲けさせたいということで中国に擦り寄っていっています。
中国の覇権への野望が明らかになった今こそ、日本は企業も含めて脱中国し、そしてインドへとシフトしていくべきですね。
インドはあと数年で中国を抜いて世界一の人口になります。年齢層も若いです。そしてインド人は世界の中でも頭がいい。アメリカの医者や科学者にはインド人が多いようです。
中国のファーウェイにしても韓国のサムスンにしても、日本やアメリカの部品をかき集めて安い人件費で組み立てて安くスマホを提供しただけで大きくなったのであって自分たちで作ったものがありません。日本の高度成長期はどの製造業も世界一の品質にしようと必死になって、部品もなにも自分たちで作っていきました。
中国や韓国はどのように会社が大きくなろうとも、日本やアメリカの部品や技術を供給ストップするととたんに潰れていくのです。
日本やアメリカの優秀な部品さえあれば、組み立てるのはどの国でもいいのです。
人件費が安ければ安いほど有利なので、日本の部品メーカーがインドシフトしていけば、インドで世界一のスマホメーカーが生まれるはずです。
 
 
 
id:mariy22  
ショーシャンクさん こんばんは 5月なのに暑いですね。 メイ首相残念だったでしょうね。 政治というのは本当に難しいと思います。 辞任会見最期泣いてらした、、ジーンと心に 迫る寂しさを感じました。 白い巨塔のドラマを5夜連続で観てました。 私ドラマ殆ど観ないのですが山崎豊子さんの 作品なのでお付き合いも お断りして9時から テレビの前に。。笑 治療の巡る医師の熱意と人間性 大学病院の医師達の野望 医師の傲慢 その事にいたたまれず大学病院を去って行く医師 もしかしたら これは現実なのかもしれません。 最期は野心的は財前教授は膵臓癌で死ぬのですが友人の里見医師の一言、どうして気がつかなかったのだろう? 優秀な財前教授も裁判とか忙しさに奔走され自分の病は分からなかったのでしょうね。 いろいろ考えさせられたドラマで 私好みのドラマでした。 トランプさん日本訪問満面に笑みですね。
 
 
イギリス、やはり大きく動きましたね。
私はこのブログの『ブレグジットについて』で4月20日にこう書きました。
 
世間では、もうブレグジットは10月末まで延長されて穏やかに移行すると安心しきっているようです。

しかし、私はますます合意なき離脱に向かっていると感じています。

来月5月には大きな動きがあるはずです。

日本ではみんな安心しきっていますが、イギリスはこれから今まで以上の大混乱になっていくと思います。         (2019年4月20日16時)

 

今日は5月27日ですが、その通り大きく動いてきました。これから、合意なき離脱に向かって行くでしょう。

しかし、EUと腐れ縁を切って合意なき離脱したほうが、イギリスは大復活すると思います。

アメリカーイギリスーインドー日本ーオーストラリアというように結ばれれば

世界の理想形が生まれます。

自由で人権を尊重する価値観どうしで連携することができます。

 

白い巨塔』はいろいろリメイクされていますね。

確か、原作のモデルは大阪大医学部ではなかったですかね。まりさんは特に弟さんも医師でご自分も医療保健関連ですからあのドラマは身近に感じられる部分があるでしょうね。